西尾根から登る寒峰、その3、鞍部から登山道に合流
西寒峰に着いたはいいのですが、地図では西寒峰のすぐ東側を登山道が通っているので、ここまで来たらすぐにでも登山道に合流できるのかとおもっていたら、これが甘かった・・・。
東側を眺めても急な斜面になっていて、登山道らしきものは一向に見えません。
急斜面を無理やり下っても危なそうだし・・・・思案しているとYさんのご主人が西寒峰の北側が緩やかな斜面になっているので、こちらを下れば鞍部で登山道に合流するのでは?と・・・。
なるほど、そのほうが無難そうですね。
テンニンソウの群落の中、歩きやすそうな場所を選んで歩いていくPさん。
周囲を撮影するFさん。
西寒峰の北側はなだらかな斜面になっていて歩きやすいです。
途中からちょっとした斜面を下りますが、岩場でも何でもない斜面なので問題はありません。
この辺りはYさんのご主人がトップを歩いてくださいました。
ある程度下りきったところで、東に向いて歩けばそこが鞍部になっているというわけです。
鞍部近くには見覚えのある葉がありました。
ルイヨウボタンですね。
こちらはヤマシャクとトリカブト。
キンバイのような黄色い花が咲いていましたが、あまりじっくりと見てなかったので、なんという花なのかは不明です。
10時40分、直ぐ近くに「寒峰」と書かれた道標が見えました。
登山道に合流です。
それにしても、この鞍部は2年ほど前の春にフクジュソウを見に来た時には一面雪に埋もれていたのに、ずいぶんその時とは印象が変わりました。
雪があるのとないのとでは、山の印象もずいぶん違いますね。
↑因みに2015年3月28日に訪れたときの画像で、↑画像と同じ場所です。
残雪期と初夏とではこうも違うものですね。
ここからは一度歩いた道なので、少しは記憶が残っていることでしょう。
ブナが出てきました。
そうそう、大きなブナのあったのはこの場所だったんですね。
あのときは木々がすべて裸木でした。
↑2015年3月28日撮影の大ブナ。
大ブナの傍にはギンリョウソウも見られました。
おせりこ状態で咲いているギンリョウソウ・・・。
見上げた斜面にも結構な大ブナがあったことを憶えていました。
今は、どれも葉を青々と茂らせています。
振り替えると、皆さん等間隔を開けて歩かれてますね。
トラバース道をトップで歩くPさん。
ここも3月末は日当たりの良い道でしたが・・・。
やがて、トラバース気味の道から登り道に変わってきました。
後一登りで、山頂ですね。
ガマズミの仲間かな~?
それともミズキだったのでしょうか。
丁寧に見ていませんでした。
最後の一登りは展望も素晴らしいので、時々、眺めを楽しみながら登ります。
この日のPさんは良いペースで登っていきますので、ついていくのがやっとです。
嬉しいことに、山頂直下でドウダンの花。
九重で見たのでもういいかと思っていましたが、四国で見られるとやっぱりうれしい。
珍しくメギの花も咲いていましたが、撮影失敗でした。
行く手に、剣山と次郎笈が見えてきましたが、これは2015年に登った時も見た記憶がありました。
草現状の寒峰の山頂が見えてきました。
前を歩くPさん。
後ろを振り返ると、皆の視線の先にあるのはやっぱり剣山かな?
谷底を通じている道や集落も見えています。
後ろの方たちもまずまずのペースで歩かれているようです。
Pさんは早くも山頂に着いた様子のようです。
11時20分に寒峰山頂に着きました。
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