3年ぶりの北アルプスへ、その16、クモマスミレ、咲いてた
登山道を歩いていると、稜線の南側はところどころでザレたようになっています。
よく見るとクモマスミレの葉が見えるではないですか。
そういえば、7月に歩いた時に、西鎌尾根の後半ではクモマスミレをたくさん見ていました。
目を凝らして注意していると、今回も咲いている花がありました。
↑まさかクモマスミレにまで会えるとは思っていなかったので、大喜びでした。
スミレと言うと、春の花ですから・・・・
こういう荒涼とした場所に咲いているのがクモマスミレです。
丁度、岩の上にイワヒバリもとまってくれました。
何を食べて生きているんでしょう?
ここでもエゾムカシヨモギの花・・・
登山道はおおむね稜線の南側を巻いています。
斜面に何やら赤いものが見えたので、驚いて撮影しましたが、この時はこれが何なのかわかっていません。
よく見ると、葉っぱがベンケイソウの葉ですね。
イワベンケイの花後が赤く変色しているんでしょうか?
初めて見ましたけど、綺麗ですね。
因みに7月に歩いた時に西鎌尾根で見ているイワベンケイです。
普通は黄色い花です。
この後もハイマツ越しに槍の姿を見ながら歩きます。
ミネウスユキソウとイブキジャコウソウの可憐なツーショットもまたまた見られました。
足元の花と、周囲の山々…どちらも撮影するので、結構忙しいです。
シナノオトギリがまた可愛く咲いている場所を通過しました。
下りに差し掛かったら、なんとまあ、タカネマツムシソウまで咲いていました。
これは東赤石の夏の花ですが、ここ西鎌尾根を7月に歩いた時には見てないと思いました。
クモマスミレも、また咲いていて、西鎌尾根の花の多さに驚いてばかりです。
なんと、カワラナデシコも咲いていました。それも1輪や2輪ではなくかなり咲いているのですが、そんなに撮影ばかりしておれませんから・・・
↑のような下り道でカワラナデシコがたくさん咲いていました。
南を見ると、乗鞍が見え、手前には2日前に歩いてきた左股の沢が見えています。
あそこまでは標高差1500mはあるでしょう。
奥丸山も見えていますね。
眼下に、またまた道標が見えてきました。
千丈沢乗越ではなさそうだし??
道標にはほぼ消えかかっていましたが「左股乗越」と書かれてありました。
ということは先ほど越えてきたのが左俣岳だったのかしらん?
風になびく草の後ろにイワヒバリ・・・
まだトラバースが続きます。
チシマギキョウがまだ綺麗に咲いていました。
黄色いザックを背負われているのは、初老のご夫婦で、この後私たちはこのご夫婦の後を歩くことになりました。
この日の西鎌尾根は単独の方や2人連れの方ばかりで、団体さんは見かけませんでした。
以前歩いた時もそうでしたが、個人で楽しみながら歩きたいコースですよね。
私たちもかなり軽装でしたが、向かい側からもっと軽装の単独男性が来られました。
半袖に短パン姿です。半分走っているような姿だったので、トレランの方かと思ったらそうではないと仰っていましたが、槍から薬師、うまくいけば折立までと仰ってましたから、これはもうトレランもどきですね。
こんにちは。今頃、スミレが見られるのですか。良かったですね。イワベンケイも見たことがありませんが、花後も見てみたいですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2017-09-19 08:01
多摩NTの住人様、こんばんは。
ぶちょうほう様もキバナノコマノツメをご覧になっていましたね、。
私のほうも一日目にオオバkスミレが見られなかったので、スミレは諦めていましたが
西鎌尾根は雪解けが遅かったのかまだ咲いていてくれました。
イワベンケイの紅葉、鮮やかでしたよ。
投稿: keitann | 2017-09-19 22:25
こんにちは。久々に訪れてみると、秋もスミレでしたね。
そして、槍ヶ岳の美しい画像を何枚も見せて頂き、うれしいです。
常念岳の方から?
投稿: 宮迫日記 | 2017-09-23 15:42
宮迫日記様、こんにちは。
コメント頂いたのは初めてだと思うのですが、時々ご覧になって下さっているようで
ありがとうございます。
そうですね、今回は8月も終わりと言う時期だったので、さすがにスミレはもう見られない
と思っていたのに、クモマスミレを思いのほかたくさん見られました。逞しいスミレですね。
前回は西鎌尾根からの槍の姿を見られなかったので、今回はこれでもかというほどアップしました。(^_^;
表銀座方面は学生時代以来歩いてないです。
四国からだと、どうしても新穂高のほうがアクセスが良いので、岐阜側から登ることになります。それに、人もどちらかというと少なくて静かな歩きが楽しめますね。
投稿: keitann | 2017-09-24 09:44