山好き、花好き

↑車で標高１０００ｍ以上まで入れますので、登山口と言っても山頂から20分ほどのところです。

歩き始め早々からキバナアキギリが咲いていて、これもこの秋お初かな。

周囲の自然林は春に来るととても綺麗なのだそう・・・

ヤマシャクヤクの果実がはじけていました。

我が家ではかなり前に種採取しましたが、山での結実はかなり遅いですね。

ツクシクサボタンがここでも咲いていて、高知西部の山…天狗の森と植生が共通しているようです。

これはガマズミかな？

20分も歩いたら、山頂の祠に着きました。

こんなところにシオガマギクが一輪・・・

そういえば寒風山でもそろそろ咲いている頃だろうな。

祠から少し行ったら展望台があったので、もちろん登りました。

いつも四国カルストから眺めている、白く光っている石灰岩の広場？が間近から良く見えました。

ほんとに真っ白です。

なんでも２００ｍも削られたそうですから、標高もかなり低くなったようです。

重機の見えている辺りから視線を西に移すと天狗高原が見えます。

8月に登った黒滝山も見えていますね。

あの時は鳥形山が間近に見えたけど、ここから眺めても至近距離ですよね。

重機が見えている辺りをトリミングしました。

運動会ができそうなほど広々とした石灰岩の広場です。

香川でも実家辺りの爺神山は削られてしまい、私が子供の頃とはまるで別物みたいになってしまいました。

私有地の山と言うことで法的には何の問題もないのでしょうが、山が泣いているようにも思えます。

さきほどまで登っていた中津明神山は谷を隔てた向こう側にありますから、1時間かかるはずです。

展望台からどんぐりが見えたのでパチリ。

まだ青いですがミズナラのどんぐりみたいです。

眺めを楽しむ皆さん・・・

何とか明るいうちに鳥形山を楽しむことができました。

下りはキバナアキギリを近くから撮影しました。

車道まで下りてくると、草むらの上にツルニンジンが寝そべっています。

こういうのはどうやって撮影すればよいのか悩みますね。

皆さん、好きなものを見つけて思い思いに撮影中です。

花の撮影の好きな方ばかりですから、長い間撮影していても誰からも文句が出ないところが良いです（^_^；

駐車場まで下ってきたら、ここでもススキが主役でした。

黄色いのはコウゾリナだと思いましたが、ちゃんとした写真を撮っていません。

最後の休憩だというのに、こんなにたくさんのおやつが、まだ出ました。

Ａさん、Ｋさん、今日も一日中、私たちにお付き合いいただきほんとにありがとうございました。

帰りも439号をまっしぐら走って帰りましたが、さすがに池川で茶畑プリンを楽しむ余裕はなかったです。

とはいえ、沈下橋らしきのを見つけたので、撮影しました。

高知や徳島の橋は趣があって、見かけると通り過ぎることができませんね。

最後に鳥形山で見かけた植物を少し・・・

至る所でハンショウヅルらしきツルを見かけましたが、鳥形山と言えばトリガタハンショウヅルだろうか？と思っていたのですが・・・

果実を見かけましたので、シコクハンショウヅルのようです。

トリガタハンショウヅルの果実は香川でも見ますが花期が4月と早いので、果実も夏前に見かけます。

それに対して、シコクハンショウヅルは花期が6月と遅いので、果実は夏～秋に結実するようです。

鋸歯が荒い葉もシコクハンショウヅルの特徴ですが、花を見たわけではないので、次回は花の時期に来てみたいものですね。

8月の四国カルストでは今年は花が遅れていて見ることができなかったヒナシャジンもＡさんに教えていただいてみることができました。

位置的には四国カルストに近いので、植生も四国カルストと共通する部分がかなり多いと感じました。