毛無山~金ヶ谷山紅葉縦走、その2、五合目からブナ出現
毛無山への道は最初はほとんど傾斜のない道を15分ほど歩きます。
久々の山歩きなので、これがほどよいウオーミングアップとなってくれます。
↑ちょうど朝日が射していたこともあって、目もくらむばかりに輝くカエデです、
小川に沿って道がカーブしていて、まだしばらく車が通れそうな幅がある平坦な道を歩いていきます。
雪の時期はワカンやスノーシューズで歩くのにちょうど良い道となります。
道沿いには草丈2mはありそうなオオウバユリの花の咲いた跡が見えています。
雪の多い山でよく見かけますが、四国では見かけません。
先ほどのとは葉の形が違うカエデですがこれも黄葉していました。
道はやがて鬱蒼とした植林帯に入っていきます。
目の前を歩かれているご夫婦連れの方たちとは、山頂まで後になり先になりしながら、登りました。
8時47分、白馬山との分岐を通過します。
白馬方面への道は、今年の冬に初めて下ってきましたが、結構、急な道ですね。
花はすっかり終わっていると思いましたが、何やら黄色い小さな花が・・・
ナガミノツルキケマンの花ですね。
この花は花期が長いようで検索すると8月~10月となっています。ミヤマキケマンなどが春に咲くのとは対照的に秋に咲くんですね。花の上のほうに、名前の由来にもなっている長い果実も見えています。
ナガミノツルキケマンを撮影している間に後ろから来ていた10人ほどの団体さんに追い越されました。私たちは撮影回数と時間が長いので、たいてい追い越されることが多いです。
9時2分、三合目の道標を通過しました。
毛無山は一合目ごとに道標が立っているので、歩くペースを知る上でもありがたいですね。
そして、三合目を過ぎたあたりから、ようやく山道らしい道になります。
山道のすぐわきに雰囲気の良いせせらぎも流れています。
雨のせいなのか赤い果実をつけたテンナンショウヶ倒れ込んでいました。
ヒノキの中に黄色く染まった木が見え、シロモジ?と思いましたが・・・
葉の形を良く見ると、モミジですね。
四国では標高1000m付近ではシロモジがずいぶん多く(昨日の愛媛の山でもシロモジが多かったです)黄葉した木を見ると、すぐにシロモジかと思ってしまいますが、岡山の山にはシロモジが少ないようでした。
小川を渡渉した後から、次第に登り坂になってきます。
道沿いに今度はツルリンドウの赤い実・・・
9時13分に四合目を通過し・・・
9時19分に五合目を通過します。
四合目から五合目の区間は、ずいぶんあっさりと通過しました。
雪の時期だと、五合目ぐらいからブナが出てくるんだけど?と思いながら歩いていると・・・
見えました、見えました。
斜面の上に黄葉したブナの木が見えてきました。
中国地方のブナらしくすんなりと格好の良いブナの木です。
先ほど追い抜いて行った団体さんがここで早くも立ち止まって休憩されているようです。
ブナの紅葉を鑑賞されているんでしょうか。
私たちはまだ休憩するには早いので、先に行かせていただきます。
9時25分、六合目を通過します。
中の果実がほとんど落ちたようなこの木はツリバナかな?
この姿ではちょっと自信がないですね。
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