早くも本格的な霧氷を楽しんだ寒風山、その7、下山後は温泉で暖まる
岩場で寒そうな景色を撮影している間に、岡山の団体さんはどんどん下られて、姿があまり見えなくなってしまいました。
↑梯子場付近を下っていると、眼下にはまさに一面の霧氷の花。
その中を赤いウエアの男性が1人下って行かれるのが良く見えます。
冬場はやはり男性でもこういう派手な色のものを身に着けるのが良いですね。
男性の周囲をトリミングしてみました。
岡山のグループの方ではなさそうですね。
岡山のグループは最後尾を緑のウエアの方がいつも歩いていたようですから・・・
岩場辺りは稜線の北側から時折冷たい風が吹き付ける場所がありますが、そうでなければ先ほどの西峰のような寒さはもう感じません。
とはいえ、下りは登りよりもまだ汗をかきませんから、私たちはみな山頂からずっとダウンを着たまま下っているのです。これほど山歩きの最中にダウンを着たまま歩いたのも珍しいです。
それほど、この日は寒かったということなんでしょうね。
桑瀬方面が見渡せる場所まで下ってきましたが、標高1500m以上は完全にガスの中です。
そして、霧氷がついているのもほぼ同じラインから上なんですね。
どうやら霧氷が見られたのも標高1500m以上だったようです。
14時前で本来なら一日でいちばん気温が上がる時間帯ですが、霧氷は登りの時と比べてもほとんど落ちた気配がありません。
帰りは行きよりもガスがかかったぶんだけ、ますます寒々とした眺めとなってしまいました。
良く見ると、同じように霧氷がついていても微妙に色合いが異なる場所があって、どうやらそこは紅葉した木に霧氷がついているようでした。
↑画像を自動修正してみると、紅葉の色がはっきりします。
いつもならすでに落葉した木々に着いた霧氷を見るのですが、こういうことは珍しいです。
13時57分、桑瀬峠で岡山のパーティーが休憩しているのが見えました。
この時期に四国の山にわざわざ登られるのは紅葉や陽だまりハイクが本来の目的だったんでしょうね。
そして、桑瀬峠で休憩されたらてっきりそのまま下山されるとばかり思っていたら、なんと伊予富士方面に登っているようです。
時刻はすでに14時前ですから、ピストンは無理でしょうね。
とすると、バスを瓶ヶ森林道沿いにある伊予富士の登山口に回してあるようです。
それなら、ぎりぎりで日没頃に下山できそうです。
遠い新見から来られたので、寒風山と伊予富士の2座を踏むようです。そういえば、寒風山の山頂でずいぶん感激されてリーダーらしき方と握手されている方もいました。
私たちも14時10分ごろ、桑瀬峠に着きました。
ここで最後の休憩を取ります。
14時18分、桑瀬峠を後にしました。
冠山方面に西日が射してきました。
南の方角には稲叢山も見えてきました。
今頃になって天候回復でしょうか?
木々の間から時折見える冠山を何とか撮影したのですが、よく考えたら、寒風茶屋から冠山が良く見えるので、何も無理して撮影することもなかったのでしいた(^_^;
ほぼ下ってきてところで、鮮やかに紅葉した木が1株ありました。
この時は何の木かわからなかったのですが、つい最近、ブログ仲間の方のところでアカシデの紅葉を見せていただいたのですが、どうやらこの木はアカシデのようです。
やはり植物関係のブログはとても参考になりますね。
結局、15時丁度に下山してきました。
花は咲いてなかったけど、霧氷が素晴らしかったので、花散策で登るのと時間的にはあまり変わらかったような?
案の定、ここからも冠山が良く見えていました。
そして、下山時には寒風山の主でいらっしゃるHさんに2年ぶりぐらいでお会いしました。
またどなたかが手を振ってくださたのですが、またもやお顔を忘れてしまい、しばらくしてOさん一家だと思い出しました。今年の筒上でお会いしてから半年ぶりです。
それに登りですれ違ったIさんもHさんと一緒でした。
Oさんが熱いコーヒーを淹れてくださって、思いがけなくも下山後のコーヒーブレークとなりました。
寒風山って山の社交場だとよく言われますが、ほんとにいろいろな方とお会いできる山なんですね。
驚きました。
下山後は木の香温泉に浸かる予定なので、寒風山トンネルまで下ったら少し南へと走ります。
トンネルのすぐ南側には、まだジュウガツザクラが綺麗に咲いていました。
今年は訪れるのが遅かったので、もう終わったかと思っていましたが・・・
モミジの紅葉をバックにジュウガツザクラです。
川沿いの桃時も良い塩梅に色づいて・・・
木の香温泉の桃時も見ごろでした。
そういえば、この季節の木の香温泉には初めてかも・・・
温泉にはいつもだと汗を流しに入るのですが、この時に限っては冷えた体を温めるのにちょうど良かったです。
まだ11月下旬にもならないというのに、厳冬期よりもすごい霧氷を見られたこの日は、寒い中を頑張って歩いた甲斐がありました。
急遽、冬タイヤに交換してくれたPさんに感謝ですね。
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