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2018-01-23

小豆島の洞雲山と飯神山へ、その1、一心寺まで車で登る

年明け早々に石鎚と飯野山に登った後は週末ごとに何かしら用事があって、2週間、山から遠ざかっていました。

この間も一人で里山にでも登ろうと思えば登れるのですが、何しろ、生け垣の剪定を始めてしまったので、それが一段落するまでは山にも行けません。

20日と21日は予定のない週末だったのですが、山仲間のPさんとRさんは前の週に三嶺のロングコースを10時間も歩いてきたそうで、今度は軽めの歩きにするようです。私は行き先はどこでも良かったのですが、島歩きなら小豆島もしばらく行ってないので、良いかな~と思っていたところ、PさんもRさんも小豆島で良いとのこと。小豆島ならお昼も島のお店でランチすれば良いですね。しばらくご一緒してなかった岡山のYさんも今回は同行されるとのことです。小豆島なら岡山からでも船が出ているので土庄で集合にしても良いかななどと思っていたら、岡山からは便数が少なくて不便なのだそう。ならば、坂出までマリンライナーで来てもらえたら高松港に行く途中にYさんを坂出駅で拾えばちょうど良いかな~。

4人で船に乗るなら車を出したほうがバスの時間など気にしなくても良いので気楽だし・・・。

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↑最初に登った洞雲山山頂から小豆島の最高峰である星ヶ城方面を眺めたところです。

小豆島の山は岩場の山が多く、寒霞渓に行けば奇岩があちこちにありますが、ここにでまた奇岩が見られました。

さて、当日は坂出の某所に7時ごろにまずPさんと私が集合、その後、私の車で坂出駅に向かいYさんと合流します。最初はPさんのジムニーを出してもらおうかと思っていたのですが、フェリーの代金は車の長さで決まるらしく4m未満の私の車だと軽自動車と料金が変わりません。

高松港には予定通り8時前には着いたので、私がまとめてチケット類を買い込み4人で割り勘します。今回は池田港行きのフェリーを利用しましたが、私は池田港行きには初めて乗りました。池田港だと8時32分出航の便があり、ちょうど良いみたいです。

高松のRさんは港まで電車利用です。

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この日は暖かかったので、海の上は靄っていて眺めがイマイチなのが残念。

車の中にカメラを置いてきたので、スマホで高松港の白灯台を撮影します。

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赤灯台も写しますが、辺りは霞んでいてまるで3月ごろの雰囲気ですね。

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船の中に売店があるので、朝ご飯は船で調達すればよいとRさんに教えられていたので、まだ暖かい焼きそばとコーヒーで朝ご飯にします。

焼きそばの下に見えているのがRさんが用意してくれてた地図類です。分県ガイドもコピーしてくれてありありがたかったです。この日はランチの予約をRさんがしてくれていたのですが、人気のお店らしく1時の予約しか取れなかったとのこと。船の到着時刻から逆算すると洞雲山から碁石山までの縦走は無理かもしれません。とりあえず、午前中に洞雲山に登りましょうということになりました。

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船はエレベーターも完備していて、船内も綺麗で新しい船のようです。

池田港行きのフェリーに乗ることなど今まで考えてもなかった私としては、選択肢が一つ増えて良かったです。

フェリーは予定通り9時半ごろに池田港に着きました。池田港はちょうど土庄港と草壁港の中間ぐらいに位置しています。途中、ランチするお店のだいたいの場所など頭に入れながら坂手港方面に車を走らせます。

今から登る洞雲山は、私がいつも草壁港行きのフェリーに乗っているとき気になっていた、島のいちばん東寄りに見える山々の一つなのです。

ナビは特に入れませんでしたが、一度、洞雲山に登っているというRさんが助手席で道を教えてくれます。坂手港近くの観音寺というお寺で左折し、後はどんどん登っていきます。Rさんは坂手港から歩いて登ったらしいですが、この日は軽めの登山ということで、車で行けるところまで行きます。

かなり急で狭い道を登ること10分ほどでしょうか、一心寺のすぐ下まで来たら、駐車できる場所があったので、ここに車を駐車します。

用意をして(と言っても山用のソックスに履き替えただけ)歩き始めたのは10時15分でした。靴は里山用の軽い靴利用で、これだと運転もできるので靴を履き替える必要はありません。

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歩き始めてすぐに、一心寺の建物が見えてきました。

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周囲に石仏でぐるりと囲まれた空間があって、石仏の向うには海が見えますが・・・

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生憎とこの日は霞んでいます。

その代わり、ダウンも何も着ず山用のウエア一枚というのに寒くなくて、気温も何もかもがまるで3月の陽気ですね。

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奥に本堂があるようなので、お参りしていくことにします。

本堂の裏手には岩場が聳えていて、愛媛の岩屋寺を思い出しました。

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そして、途中の道沿いに見えている岩の上にツメレンゲの咲いた跡が・・・

小豆島は岩場が多く寒霞渓の麓の民家のすぐ近くにもツメレンゲが無造作に生えています。

高知の足摺付近だと12月でも結構綺麗に咲いてますが、小豆島のものはさすがに11月初めが見頃で、真冬は花も終わっています。

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山門の御大師様の像の足元に、ミニ御大師様の仏像がたくさん置いてあって、こんなことを書くと不遜ですが可愛いかったです。

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建物のがれきの上にはボタンヅルの綿毛がいっぱい・・・。

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本堂の前まで行くと、何やら常緑樹が植えてあって「イスノキ」とありました。

私はイスノキの名前は知っていましたが、実物を見たのは初めてなので、良かったです。

株もとには小石みたいなのが落ちていてRさんがそれを拾っています。

小石を拾ってどうするのかと思ったら、それは小石ではなくイスノキの果実なのでした。

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↑見上げてみると、大きな果実が一杯見えますが、これは虫こぶができているそうです。

また虫こぶのできた果実を拾ってみると、中が空洞で穴が開いていて笛になるということですが、吹いてみてもうまく音がしませんでした。

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↑一心寺の本堂でしょうか。

奥は岩穴になっているようでした。

今年に入ってまだ石鎚の成就社にしかお参りしてなかったので、きちんとお参りをします。

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本堂の屋根を見上げると、その上に岩場がそそり立っています。

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帰りは、「ヤブツバキがもう咲いてるんだね」などと言いながら歩いているとPさんが「花の咲き方がどうもツバキとは違うみたい」と。ほんと、良く見ればサザンカなのでした。

小豆島みたいに暖かい場所でも、今年はヤブツバキがまだ咲かないんですね。

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一心寺の入り口にある道標には「洞雲山」「碁石山」と書かれていて、山へ行く道標とつい錯覚しますが、これはお寺のことなんですね。

実際は洞雲山山頂に至る道標は一つもありませんでした。

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1200年とあるので、四国の遍路道と歴史が同じということでしょうか。

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洞雲山に至る道はまずはコンクリーと道でした。

入り口には車止めのようなものがありましたし、道は狭いので、ここは車は入れません。

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道沿いに石仏が祀ってあります。

途中、右手の岩場の上のほうに祠が見えましたが、それが夏至観音の見える祠だったようです。

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10時37分、讃岐十景と書かれた場所までやってきました。

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