白鳥アルプスへ、その6、最後の下山は鉄塔巡視路で、そして車道歩き
帰来山で休憩したら、いよいよ下山です。
いくつもの小さな峰を越えてきましたが、最後に地図をちらっと見ると死後も少し登り返しがあるような?
13時46分、下山開始です。
↑とはいっても、歩き始めはコシダのプチ藪でしょっぱなからうんざりしますが…(^_^;
それでも歩き始めてすぐに、普通の道になったのでほっとしました。
この後しばらくは急下りです。
急坂の途中から眺める香川と徳島の県境方面です。
こちら側の県境はあまり意識したことがないので、初めて意識して眺めましたが、県境ってやっぱり低くても山なみになってるんですね。
視線をもっと北にやると瀬戸内海と引けたの与治山が見えています。
愛宕山辺りからだとかなり遠くに見えたのが、もうすぐそこに見えるようになってきました。
急坂をしばらく下ったら、急坂は一段落して鞍部状のところに下ってきました。そしてそこで踏み跡が南側と東側に分かれています。
南側に行けば、帰来山の南麓に出るような感じですが、プリントアウトして持参したログ図を見ると、ここは登り返して東に行くほうが正解のようです。
踏み跡を辿ってちょっとしたコブへと登り返します。
少し登ったところで、草刈りのされた綺麗な道に出合いました。
その出合った道を北側に行ってみると、先ほど帰来山の北麓に公園のようなものが見えていたのですが、そちら方面に下るようです。
後で調べてみると、その公園は白鳥中央公園というものでした。
どちらにしても帰来山の北側に下ってしまうと、車道歩きが長くなるのでこれはまずいですね。
出合った道を今度は反対側に進みます。
Pさんがこのときスマホの地形図を見て鉄塔があるみたいというので、急いで私も見てみるとなるほど鉄塔があります。ということはこれは四国電力の鉄塔巡視路?
道理で綺麗な道のはずです。
巡視路を下るなら、後は高速道路に乗ったようなもの。
すいすい歩きます。
今までのプチ藪道とは全然違い、歩きやすいです。
なおも巡視路を進みます。
行く手に鉄塔が見えてきました。
鉄塔の基部はもう、ほぼ平野なのかと思いましたが、それは甘かったです。
先ほども眺めた鳴門の大麻山がますますよく見えますね。
目の前にヤシャブシの木があって、良く見ると綺麗です。
そしてもうちょっとで平野に下りられそうです。
最後は階段状の道になっていました。
目の前に高速と鉄塔・・
14時26分、鉄塔の下までやってきました。
高速の引田インターが見えてきたので、そちら方面に歩きます。
高速の金網までやってきたらあとは金網沿いに下っていきます。
すぐ下にインターが見えています。登る前にネット検索した時に登山口は引田インターすぐそばとありましたが、なるほどほんとにすぐ近くなんですね。
階段をどんどん下りたら、車道が見えました。
車道との境にはイノシシ避けの柵が張られていて、柵を出たら元通りに柵を閉じておきます。
最近は山登りでこの柵を開けてから入山するところがずいぶん多くなりましたが、それだけイノシシが増えてきたということですね。
下山は14時40分でした。
車道に下りてから柵を見上げたところです。
ここにも特に帰来山登山口とは書かれてなかったので、最初に登るときはちょっとわかりにくそうです。
何より、登り始めからずっと階段が続くのでうんざりしそうです。
やはり愛宕山から登って正解だったと思いました。
下ってから、今まで歩いてきた山と鉄塔を眺めました。
これから長い車道歩きが始まりますが、その前にちょっと休憩することに・・・
田んぼの中にこんなものが見えました。
何だろうと見てみたら天照大神などと書かれています。
どうやらお祭りのお神輿の御旅所なのではないかと思います。
この御旅所近くのコンクリートに腰かけてお茶を飲み、行動食残りを頂きました。
これで後1時間弱の車道歩きのエネルギー補給ができました。
車道を歩いても良いのですがどうせならということで、一部、畦道を選んで歩いてみました。
正面に見えるのは阿讃山脈なんでしょうね。
この辺りの水路は珍しく昔の儘の石積みの水路でした。
最近は田んぼの畦も水路もすっかりコンクリートになってしまったので、こういう光景はほんと見かけなくなってしまいました。
子供の頃、メダカやドジョウをすくって遊んだ見には懐かしいです。
道すがらにオオイヌノフグリも見かけて撮影します。
タンポポも今年は寒いので、冬に咲いているのを見かけませんでした。
かなり久しぶりで見かけたタンポポです。
後は古いお宅の塀の趣のある様子など眺めながら車道に出ます。
このお宅の板塀も綺麗ですね。
瓦ウオッチングもしてみたり・・・
中には以前はさざお立派なお宅だったろうと思われる旧家が棲む人もなく荒れ果てているのも見かけました。
朝は車で走った車道に出たら、後は車道沿いに歩きますが、お食事中のチュウサギが私たちに驚いて飛び立ちました。気の毒な事をしました。
麹屋さんも道沿いにはあって、今は麹が再び脚光を浴びていますね。
田んぼのあぜ道のツグミを撮影したり・・・・
峠に差し掛かると、ここが白鳥と引田殿境でしょうか。
峠を越えると駐車させてもらった神社も近いですね。
15時57分、愛宕山への入り口になっていた四国のみちまで帰ってきました。
これで周回完了ですね。
16時丁度には駐車地点に帰ってきました。
後はすぐに車に乗って引田インターへと向かいましたが、1時間余りかけて歩いた車道を車だと5分で走ってしまうんですね。文明の利器とはすごいものです。
車道歩きの途中はあまり見えなかった白鳥アププスの稜線でしたが、帰りは高速から白鳥アルプスが良く見えました。
どうやら稜線は北側に位置しているようで、南麓からは尾根や前山が邪魔して見えにくいようです。
急に思い立って登ろうと思った白鳥アルプスですが、快く同行してくれたPさんのおかげで無事に歩き通すことができて良かったです。また、なじみの薄い東讃の山々でしたが、なかなか魅力的な山容の山が多かったので、機会があれば登ってみたいものです。
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