3月23日のルリイチゲ散策にて、フサザクラ、アブラチャン、ヤブツバキ
もう10日以上も前のことになってしまい、アップするのは気が引けますが、何しろこの時期は自宅の庭仕事もいっぱいあり、おまけに年度末に娘と孫が1週間も居候していたので、忙しさは半端ではなく、パソコンに向かう時間が取れませんでした。ようやく庭仕事も8割がた片付き、今日は半月ぶりの雨となっているので、昼間にパソコンに向かう時間が取れました。
3月23日は県境の沢沿いのコースをちょっとだけユキワリイチゲを見に行ってきました。
前々日まで雨が降り続き、沢の渡渉が少し気になりましたが、ストックも持たず出かけます。今までの経験では雨が降った後も、このコースでそれほど渡渉に困ったという経験はなかったのですが・・・
結果的に言うと、この日はユキワリイチゲを見るには気温が少し低かったようです。
雨が3日も降り続いた後で、沢筋は10℃ちょっとという気温だったようで、ウエアの上からパーカー、その上に薄手のダウンを重ねていましたがそれでも肌寒かったほどでした。
↑ユキワリイチゲはここのものはルリイチゲと呼ばれているほど紫色が濃い花が咲くので有名です。
ユキワリイチゲが全開するには気温13度以上は欲しいところですが、この日は13℃に届かず少し控えめな咲き方でした。
それでも沢に沿って歩き始めると、今年初見のフサザクラが見ごろで咲いていて嬉しくなりました。
以前は3月にドライブ散策で徳島をよく走っていて、道沿いにどこででも目にしましたが、今年はドライブ散策をほとんどしてないので、きちんと見ていませんでした。
望遠で花を狙います。
検索すると「雌雄同株、両性花で、3~4月に葉に先駆けて咲く。花弁が無く、暗紅色の葯をつける雄しべが10本以上垂れ下がる」とあります。
花弁がない花としてはほかにはカツラやヤマグルマがあるそうですが、カツラは知っていましたが、ヤマグルマも花弁がなかったというのは初耳でした。
カツラといえば、この日の帰り道でカツラの大木を見ています。
我が家にもシダレカツラの木を鉢植えで植えている株があり、↑シダレカツラの花が3月下旬に咲いた時の画像です。
花だけ見るとフサザクラとよく似てますね。
この日帰り道で撮影したカツラの大木の花。
バックにカツラの幹も入れてみました。
この木は三角のカツラとして知られており、香川の保存木にもなっています。
樹高30mもあります。
車道手前から撮影しました。
木の大きさがわかると思います。
この日はアブラチャンの花も見ごろで、見入ってしまいました。
早春にアブラチャンの黄色い小花が咲くさまを見られるのは、渓流沿いを歩く楽しみの一つですね。
渓流をバックに撮影したつもりですが、あまりうまく雰囲気が出ていません。
この日は水量が多く絶好のチャンスだったのですが・・・
ヤブツバキもこの日はまだまだきれいで、赤いヤブツバキを一輪入れてみました。
これもヤブツバキとのツーショットです。
春先に咲くクスノキ科の木の黄色い花はどれも大好きで、10年以上前は見分けがつきませんでしたが、今では咲いている環境や花の大きさ、咲き方、樹肌などで見分けがつきます。
キブシはここでもまだ咲き初めでした。
この時点で我が家の庭植えのモミジは芽吹きが始まってなかったのですが、山のモミジは日当たりの良い場所では芽吹きが始まっていて驚きました。
冬の寒さで2月までは咲いてなかったヤブツバキも3月に入ると咲きだしたようです。
ややピンク色を帯びたヤブツバキの落花。
今年初見だったテングチョウも、この日に見ることができました。
成虫で越冬するんですね。
道理でいつも春先によく見るはずです。
去年3月24日に訪れた時の記録はこちらです。
去年は2月までが暖かく3月に入ってから寒い日が続いたと記憶しています。
今年は逆に2月まで寒く、3月以降が暖かい日が多く、その後も記録的な暖かさで桜の開花が例年になく早かったのでした。
春は毎年やってきますが、その年によって春の訪れは一様ではなく、興味深いですね。
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