恒例の皿ヶ嶺花散策へ、その4、山頂は珍しく誰もいない
去年は5月というのに寒くて、愛大小屋の中に入りお昼を食べたのですが、今回は外で食べてもちょうどよいぐらいの気温です。
もう12時近いことだし、この日もやはり朝は早めだったので、愛大小屋の前でお昼にします。
食べながら辺りを見回すと、ほとんどが女性ばかりですね。
皿ヶ嶺は歩きは優しいし、花は多いし、森は綺麗だしで、女性に人気があるんですね。
そういう私たちもYさんのご主人を除けば皆、女性なのでした(^^;)
のんびりとお昼を食べたら、山頂へ向かうとしましょうか。
この頃には愛大小屋周辺の人たちもほぼいなくなり、静かなものです。
連休中とは思えないほどです。
最近は竜神平から山頂にはブナ林経由で行くことが多いです。
最初は緩やかなブナ林の道を登っていきます。
足元にシハイスミレが一輪・・・
コミヤマカタバミの葉も見えてますが、この辺りでは咲いてないようです。
タチツボスミレはまだ咲いているようです。
去年はこんな光景は見なかったんですが、今年は登山道にブナの倒木があって驚きました。
それでも倒木の下を腰を屈めながらなんとかやり過ごします。
ここにきて、可憐に咲いているコミヤマカタバミを発見。
お気に入りの花なので、見つけると嬉しいです。
ショウジョウバカマはすでに花が終わっているものが多かったです。
ブナ林の中にミツバツツジのピンクがちらりと見えて、よい雰囲気ですね。
これは?
ウリハダカエデの花のようです。
ブナ林の中にミツバツツジが点々と・・・
登山道を挟むように大きなブナが2本立っています。
確かこの辺りに・・・
と思って確かめると・・・ありました。
ブナの股に着生したクロフネサイシン。
私が知ってからでも5年以上は経ってますね。
大株になったのか葉が繁って花も咲いています。
山頂直下辺りに石鎚が見える場所があって、この日は雨がぱらついたぐらいなので展望はないだろうと思っていたら、どっこい、見えました。
ズームすると
位置的なもので、高さがわかりにくいですが、中央が石鎚でしょうね。
タチツボスミレが乱れ咲きしているのも見ながら、最後の登りを登ると・・・
12時35分、山頂に着きました。
皿ヶ嶺は冬場に登っても、山頂に誰かしらいらっしゃることが多いですが、この日は珍しくどなたもいらっしゃいません。こんなことは珍しいですね。
気温は17℃。
暑くも寒くもなく適温です。
山頂のベンチで寛いでいると、ほかのパーティーの方たちが登ってこられました。
その後は次々と登ってこられ、さすがに人気の山ですね。
山頂のヤマナシの花も咲き始めていました。
去年は5月四日に訪れましたが,ヤマナシの花はまだ蕾でした。
去年は冬は暖かだったけど、3月~4月が寒くて春の訪れが遅かったのです。
逆に今年は冬は寒かったけど、3月以降急に暖かくなったので春の花の開花が早いんですね。
毎年同じように山に来ていても、季節の訪れは年によって違うものです。
因みにこのヤマナシの果実ですが、今のナシのルーツだそうですが、ナシの踏みは感じられるものの、硬くて渋くてとても食べられたものではありません(^^;)
山頂に次々と人が来られたので、私たちもそろそろ出発します。
下りは十字峠経由で下ります。
下る最中に、ブナの枝が折れたのが目の前にありました。
ブナの花がちょうど咲いていて、目の前で見られることはなかなかないので、ラッキーでした。
これは雄しべが見えるので雄花みたいですね。
薬研谷でもブナの花が咲いていたし、今年はやっぱりブナの当たり年?
登山道わきにある三角点もゲットします。
山頂から十字峠に下る道沿いのすさまじい変わりように皆さんびっくりでした。
去年も伐採されていたのですが、今年は強風で根こそぎ倒れた株が目立ちます。
こんなになって、これから先、どうなるんでしょう?
↑因みに去年はまだこんな風だったのですが・・・
伐採によって風が強く当たるようになってほかの木も倒れたのだと思われます。
カラマツもこの辺りに少し見られますが、すでに芽吹きが始まっていました。
いつ見てもカラマツの芽吹きは綺麗な色ですね。
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