湿原の花…カキラン、モウセンゴケ、トウカイモウセンゴケ
天気さえ良ければ、春から秋にかけてはたいていは高い山に登りますが、あまり天気が良くなさそうなときは花散策をしたりします。
今年は2年ぶりで湿原の花を見てきましたが、雨が多いせいか例年より度のの花もよく咲いていて、良い時に訪れたようです。
↑カキランも今年は見事に咲いていました。
中には周囲の草に負けまいと1mほども伸びた個体もあって驚きました。
カキランといえば、私は一番最初に見たのが東赤石の標高1600m付近で見たもので、高山の花というイメージがあったのですが、その後恋ヶ窪湿原で見て認識が変わりました。
今年はいつもより遅い訪問だったのが幸いしたようで、株数も多く見られました。
緑色の地味な色のランが多い中、まさに果物のカキのような色合いは目を引きます。
唇弁には鮮やかなピンクの模様もあって、自然の作る造形の美しさに目を見張らずにはおれません。
花が大きくて撮影しやすいカキランに比べ、小さな花を咲かせるモウセンゴケの仲間の撮影には苦労します。
↑ピンクの花を咲かせるのは最近認められた種だというトウカイモウセンゴケです。
この日はラッキーなことにピンクの花を咲かせるトウカイモウセンゴケも7白い花を咲かせるモウセンゴケも見ることができました。
↑この画像もピントが合ってませんね。
マクロレンズでないと、やはり難しいです。
モウセンゴケもあちこちで咲いていました。
サソリ型花序なんですね。
高い山でも株は時々見かけますが、花が咲いているのがなかなか見られないので、この日は両方の花が見られ、出来すぎの一日でした。
ちょっと白飛び気味ですが、1株に2輪仲良く咲いています。
こんにちは。モウセンゴケは当地では見られず一度見たいと思っている花です。ピンクもあるのですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-07-12 09:17
多摩NTの住人様、こんばんは。
モウセンゴケはそちらでは見られないのですか?
あらためて分布を調べてみると一応、北海道、本州、四国、九州となって
ますから、ほぼ全国工なわけですね。
標高の高い場所でも見かけるように思いますが、低いところでも見かけますね。
ピンクの花がさいているのは、トウカイモウセンゴケだそうで、これはどこででも
見られるというわけではないようですから、同時に見られた私はラッキーなんでしょうね。
投稿: keitann | 2018-07-12 22:47
keitann様 こんにちは
モウセンゴケの咲く場所と言いますと、日当たりの良さは必須ですね。
そうなると日陰のない水際や・湿原になりますので、今の時期にそこに出かけるのに、覚悟が要りますね。
それだけの覚悟を固めて、出掛けるならば、それだけの.収穫にもありつけるようで、タイミングよくカキランの新鮮な姿がありましたね。
モウセンゴケは昼頃から咲き出す花でしたね。
暑い中をお疲れさまでした。
投稿: ぶちょうほう | 2018-07-14 16:58
ぶちょうほう様、こんばんは。
この日は登山靴ではなく、長靴持参で歩いてきました。
仰る通り足元も悪いし、この時期はマムシなどもいるので、長靴だと安心です。
それほど欲張った気持ちで訪れたわけでもなかったですが、無欲で行ったのが
幸いしたのか湿原に咲く花があれこれ見られました。
数年前にこの場所でお会いした花好き夫婦の方は4日間も通ったけど、トウカイ
モウセンゴケの開花が見られなかったと仰っていたのですが、この日は運よく
モウセンゴケ、トウカイモウセンゴケの両方とも見られました。
カキランも訪れる時期が良いと、ずいぶん咲いているものだと感心しました。
そうですか、モウセンゴケは昼から咲くんですね。
確か午前中だとか、午後だとかいろいろ説があったような気がしたのですが、たまたま
お昼ごろに行ったので、見られたんですね。
投稿: keitann | 2018-07-14 22:58