湿原の花・・・ノハナショウブ、コバノトンボソウ、トキソウ
今日は夏の北アルプスのことで、久しぶりに大学時代の友人に電話したのですが、その彼女が7月初めに知床方面に行ったそうです。もちろんお目当ては羅臼岳登山だったらしいのですが、梅雨のない北海道のはずなのに、毎日のように雨が降り、結局、羅臼岳には登れなかったそうです。
その代わり、羅臼湖に散策に行ってきたそうです。
羅臼岳や羅臼湖というとや大学3年の時の夏合宿で訪れた場所です。当時は知床峠横断道はまだ工事中でできてなく、羅臼の町から30kgのキスリングを背負って、ひたすら自分の足ばかりを見ながら歩きました。最初に行った羅臼湖はまだ道がなく、ハイマツのやぶ漕ぎなどしながら苦労してたどり着きました。
当時の記録を見ると昭和49年8月12日に上野駅出発、羅臼の町に着いたのが8月14日、羅臼湖には翌15日着。稜線の北側にある無名湖湖畔に16日に幕営。17日には知西別岳に登っています。
その無名湖のほとりで咲いていたのがアヤメみたいな花でした。その頃は花の名前には疎く、今思えばヒオウギアヤメだったのでしょうが、写真も撮っています。その後もガスや小雨で羅臼岳に登れたのが8月20日。毎日、寒くてtrんちょの中ではラジウスを焚いていました。
今では知床峠にも車で簡単に行けるそうですが、私の頭の中の知床のイメージを壊したくなくて、今の知床には行きたくないという気持ちがあります。
↑前置きが長くなりましたが、そんなこんなで野生のアヤメやショウブの花を見ると、いつも知床の無名湖を思い出してしまいます。
前回、湿原に行ったときは一輪も咲いているのを見られなかったノハナショウブが今回はあちこちで咲いていて、嬉しく思いました。
たぶん、この花を改良して園芸種の様々なハナショウブを作り出したんでしょうね。
花は一日でしぼみますが、日本人好みの咲き方と色合いです。
コバノトンボソウも今回は花がよく咲いていました。
前に来た時はランとはわかりましたが、花もあまり咲いてなかったし、株数もあまり多くなかったです。
トリミングして、何とか花の作りがわかるようにしました。
この手のランの花は同定が難しくて、以前は図鑑とにらめっこしても名前がわからず苦労しました。
最近はなんとなくわかるようになりましたが、それでも怪しいものです(^^;)
コバノトンボソウの咲いている環境です。
最後にトキソウです。
これはピンク色をしているので、間違うことはありませんね。
茎が倒れてしまって、途中でまた起き上がって咲いています。
今年は雨が順調に降ったのが良かったのか(というかその後は降りすぎましたが)湿原の花たちは度の花も花数が多く、よい時に行けたものだと思います。
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