夏の寒峰へ、その1、11年ぶりに住吉神社から登る
前にも書きましたが、今年は7月下旬から娘と孫が東京から帰省していて、振り回されています。(^^;)
ほかにも仏事の行事などがあったりで、7月19日に東赤石山に登って以来、山から遠ざかっていました。娘たちが東京に帰る8月半ばまでは山に行けそうもないと諦めていたのですが、この11日に娘婿も帰省し、娘一家は二泊三日で娘婿の実家に泊りがけで行くことになりました。ということは12日と13日は自由時間ができそうです。急いで、山仲間のPさんにラインしておいたところ、Pさんも12日なら大丈夫ということで、どこへ登ろうと悩んだ挙句、徳島の寒峰に行くことに・・・
お盆休みということで、石鎚や剣山は人が多いかもしれないし、天狗高原の真夏の花も見てみたいのですが、高知方面は雨予報です。寒峰ならこの時期登っている人はいないはずだし、多分貸し切りでしょう。
↑この日は台風14号の影響で、瀬戸内側はまずまずですが、太平洋側は雨予報です。
予報の通り、寒峰山頂から南に眺める剣山系は稜線がガスに覆われていたのですが、北側の香川方面はすっきりと晴れています。山にはススキの穂が上がり始め、初秋の雰囲気でした。暑いには暑かったのですが、吹く風は涼しく、7月の東赤石ほどは水分も摂らずに済みました。
集合は財田の道の駅、5時半としましたので、自宅を4時45分に出発です。
自宅を出た時の気温はなんと29℃です。朝起きた時、蒸し暑いとは思いましたが・・・
↑祖谷の手前にあるコンビニは閉店してしまったので、途中の善通寺のコンビニでお昼調達をするときに眺めた讃岐富士です。
すでにこの時期になると日の出は5時以降なんですね。
朝焼けの中に讃岐富士が見えます。
財田の道の駅には5時20分に到着です。
財田の気温は24℃、我が家辺りとでは5℃も違うんですね。
熱帯夜しらずのこういう場所に住んでみたい・・・・
↑空には朝焼けに染まった雲・・・。
お盆休み真っただ中とあって、道の駅の駐車場には車中泊している車が多く駐車してあって、トイレをお借りしたら朝の洗面をしている女性を見かけました。
この日は寒峰登山口に向かう道路が狭いので、Pさんに車出しをお願いしました。
香川から祖谷方面の山に向かうときは高速には乗らず国道32号利用です。
Pさんがお昼調達がまだがだというので、池田のコンビニに立ち寄ります。
コンビニから出て外でPさんを待っていたら、頭の上にぽつぽつと雨粒が・・・
この日は台風の影響で、徳島でも山間部は雨かもしれないと思い、雨具も用意してきてあったので、やっぱりという思いです。事前に見ていたTVの雨雲レーダーでは午前7時までは雨雲がかかるようで、その後は大丈夫のようでしたが…まだ雨が残ってますね。
その後も、国道32号のところどころで雨が降っています。登山口に着くまでに止めばよいのですが・・・
やがて、吉野川を渡り祖谷方面へと走っていると、こちらは道路も乾いていて雨は大丈夫のようです。
祖谷方面は山の中なので、さすがに涼しいです。
お盆時期とあって、祖谷のホテルや宿はどこも車がたくさん泊まっています。
この日は汗をかくだろうということで、帰りに温泉に寄る予定でしたが、さて、混んでるかな?
↑車窓からオレンジ色のオオキツネノカミソリが1株咲いているのが目に飛び込んできました。
Pさんが撮影したいというので、車を停めます。
私はこれで今季3度目のオオキツネノカミソリです。
ふつうは群生しているのに1株だけで珍しいと思って眺めていたら、近くには咲き終わった株がいくつも…どうやらこれは最後に残った1株だったようです。
寒峰には毎年のように登っていますが、最近は普通の登山口から登ることが少なく、今回は久々に普通の登山口から登る予定でした。2015年にPさん、そのご主人のMさんと寒峰の上の登山口から登っていますが、今回もそこから登る予定です。登山口へと向かう林道入り口に、今回は間違わずに一度で入ることができました。たぶん道が狭くて、地元の方が登山者が押し掛けるのを迷惑に思ってるのだと思いますが、今回も標識には寒峰登山口という文字はなく、林道入り口には「八幡神社」と記されています。でも、ここで合ってるはず・・・
車でどんどん登っていると、あれ?住吉神社のすぐ向こうで通行止めになってます。
時刻は7時半です。
よく見ると、車道の下が陥没していて上のコンクリートだけが残っている状態です。
そうこうするうちに軽トラがやってきて、その場所を通過しましたが、工事関係者か地元関係者の方のようです。我々一般車は通行することはできないようなので、仕方なく住吉神社から登ることにします。地図を見ると登りで35分、下りで20分、余分に歩くようですが・・・
おまけに、この辺りまでやってきたら小雨が降っているので、しばらく様子見をすることにします。
蒸し暑い時期に雨具を着込んで歩くのは気が進みません。
林道沿いをちょこっと野草散策です。
↑クサアジサイのピンクの花。
これはヌスビトハギの果実ですね。
最近は郊外でアレチヌスビトハギの派手な花を見ることが多く、在来種のヌスビトハギは山地に行かないと見られないです。
アレチヌスビトハギの派手な花よりかなり小さくて地味なヌスビトハギの花。
これはガンクビソウだったかな?
葉っぱや全体像を撮影し忘れて、ちょっと同定が難しいです。
夏の終盤の花ですね。
マツカゼソウはここでもあちこちで見かけました。
標高が高いせいか、まだ咲き始めです。
住吉神社付近は標高800mちょいですが、展望の開けたところから眺める様子はガスが漂っています。
神社の駐車場には車は3台程度しか置けませんが、この日はほかに登る人はたぶんいないでしょう。
雨もかなり小止みになって、最初は樹林の中を歩くので、この程度の雨なら濡れることもないでしょう。
7時50分ごろ歩き始めます。
住吉神社の下にはこんな看板が立っています。
ここ寒峰は四国では有名なフクジュソウの山でフクジュソウの季節にはたくさんの登山者が訪れます。
そういう私も初めてフクジュソウを見に来たのはここ寒峰でした。
そのときも住吉神社から登っており、この時の山行で今は亡き山友達のTさんと知り合いました。
2007年2月末のことですから、11年前のことです。
11年ぶりに眺める住吉神社です。
神社の横手から登山道が出ています。
登山道を歩き始めてすぐに赤い実が・・・
もう真っ赤に熟したトチバニンジンの実です。
竹に「寒峰道」と書かれた道標がつけられていて安心します。
確か、神社からすぐは結構な急登だったような記憶があります。
こんにちは。讃岐富士の姿は、当地では讃岐うどんチェーン店の中のポスターになっています。面白い形ですね。マツカゼソウは先日、高尾山で初めて見ました。可愛い花ですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-08-14 08:28
多摩NTの住人様、こんばんは。
そうですか、東京では讃岐富士がうどん屋さんのポスターで見られるんですね。
丸亀製麺所かな?
この製麺所は丸亀とは全く関係ないそうで、確か香川からは丸亀製麺所は撤退したとか。
今日も「おか泉」とか「竹清」の前を車で走りましたが、どちらも80人ほど並んで
ましたよ(^^;)
マツカゼソウ…この日登った山ではたくさん咲いてました。
やはりシカが敬遠しているようです。
投稿: keitann | 2018-08-14 22:31