イワタバコ散策のついでに、オオキツネノカミソリ、マツカゼソウ、
イワタバコを見に行くと、その季節の野草も見ることができます。
今回はオオキツネノカミソリが咲いていて、この場所で見たのは、結構久しぶりだったような?
今年はすでに高知の牧野公園で見ていたので、初見ではなかったのですが、自生のものを見られるのはなんといっても嬉しいものです。
↑いちばん最初にイワタバコを見に来た時にも咲いていたのですが、その後は時期が合わなかったのか咲いてないときも多く、時によると草刈されてしまうようです。実際、昨日も草刈の方と遭遇したので驚きました。ウバユリなども咲いている花もほとんどすべて株もとから刈り飛ばされていて、ちょっとかわいそうでしたが、この暑い中を草刈されている方から見ると、ウバユリだけを避けて刈るというのも大変なのかもしれません。
オオキツネノカミソリは咲いているときれいな花だし目立つので、これだけはさすがに刈らずに残してくれたようです。
私がこのオオキツネノカミソリを初めて見たのは、たぶん東赤石に登る途中の豊後集落跡だと思うのですが、今からもう15年も前の話です。今ではその場所にはもう咲かなくなったようです。
その後もオオキツネノカミソリはあちこちで見かけていたのですが、キツネノカミソリのほうは九州にドライブするまで見たことがありませんでした。
どこが違うんだろう?とキツネノカミソリを見るまでは思ったりしていたのですが、実際に見るとキツネノカミソリのほうは個体そのものも小さいですが、シベが花より突き出ているのがオオキツネノカミソリなので、簡単に見分け出来ます。
↑因みにこちらは2009年に南予で見かけたキツネノカミソリです。
シベが短くて花より外に出ていません。
↑こちらは2016年に岡山で見かけたキツネノカミソリ。
私の印象ではキツネノカミソリのほうが人里近くにあり、大群落を作るような印象があります。
マツカゼソウは以前見かけた場所に今年も群生していました。
シカが出没するような山でもマツカゼソウはよく見かけることがあるので、シカが苦手な植物なのかな?と思ったりしていますが、正確なところはわかりません。
花姿に風情があり、秋を感じさせるような気がします。
マツカゼソウという名前のせいかな?
こんにちは。キツネノカミソリは当地でもたくさん見られますが、オオキツネノカミソリは見られません。実物を一度見てみたいものです。マツカゼソウは小さな花なのですね。これも当地では見られません。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-08-09 08:34
keitann様 こんにちは
この記事のお陰で、キツネノカミソリとオオキツネノカミソリの区別点が良く判りました。
小生は先月見に行って、未だ花には早くて空振りしてしまいましたが、もう少し後にもう一度確認しに行こうと思います。
マツカゼソウは確かに鹿に食べられずに残って、群生していますね。
その理由はそういうことなのかもしれませんね。
田中陽希さんの四国の通り抜けの録画を観かえしましたが、歩くスピードが速すぎて、道端の草まではカメラが追えていませんね。 時季が早いのもあって、アケボノツツジとミツバツツジしか印象に残っていませんでした。
しかし、彼は山上の草原の素晴らしさに大分テンションが上がっていましたね。
投稿: ぶちょうほう | 2018-08-09 09:10
多摩NTの住人様、こんばんは。
私のほうはそちらとは逆で、香川ではオオキツネノカミソリが咲く場所は数か所
知っていますが、キツネノカミソリは他県に行かないと見られません。(私の知る範囲では)
高尾山には咲きそうな雰囲気ですけどね・・・
マツカゼソウもそちらではご覧になれませんか?
この花は書きそびれましたが、ミカン科の花です。
ミカン科といえば、以前、御ブログでとりあげられていたルー(ヘンルーダ)もミカン科
ですが、我が家には植わっていて、切ると独特な香りがします。
調べたらマツカゼソウも切ると嫌なにおいがあるそうで、それ故にシカに食べられずに
残ってるのかも…次回、見た時は切って試してみます。
投稿: keitann | 2018-08-09 22:08
ぶちょうほう様、こんばんは。
この時に行った場所は山の中にありますので、多分、通り雨などもよく降るのでは
ないかと思います。この日は少し下った車道わきでナツズイセンも見かけました。
どちらもヒガンバナ科ヒガンバナ属で、まとまった雨が降った後に花茎が伸びてきて
花を咲かせるようです。
次回いらっしゃるときは雨が降ってから一週間後ぐらいが良いかもしれませんね。
マツカゼソウ…今日調べたら独特のにおいがあるそうで、そんな花を食べたら、いくら
シカでも学習するのかもしれませんね。
田中陽希さんの縦走…アケボノツツジやミツバツツジの時期はショウジョウバカマなど
春の花の時期でもありますが、時間的に小さい花までは取り上げられなかったでしょうね。
だいたいの男の人は小さな花よりも見栄えのするツツジなどの樹木の花に気をとられる
ことが多いみたいです。
剣山系の笹原縦走と笹ヶ峰や伊予富士辺りの笹原・・・・確かに笹原の稜線は四国の山の
大きな魅力です。ほかにも天狗塚から牛ノ背にかけての稜線や土佐矢筈なども素晴らしい
笹原です。
投稿: keitann | 2018-08-09 22:19