45年ぶりに苗場山へ、その3、紅葉に見とれて
ゴンドライブは標高1500mぐらいまで上がっていくらしいのですが、途中から紅葉真っ盛りの木々の上を通過するようになりました。
↑まだブナの木が見えていますね。
ブナ独特の紅葉の色合いです。
北アルプスでは四国よりも緯度が高く寒冷な気候なので、ブナは標高の高いところでは見られません。
見えてきたのはゴンドライブの最終の駅のようで「栂の森駅」というようです。
ここからロープウエイに乗り換えます。
ロープウエイ駅までは歩いて5分ぐらいでした。
目の前を山ガールの方たちが歩いていきますが、この日は天気が良く暖かだったので、半袖の方もいらっしゃるようです。帽子は必須ですね。
ナナカマドの実が真っ赤に色づいています。
10月というのにまだ咲き残っている黄色い大型の花はキオン?
これは夏の終わりの北アルプスでも見ています。
すっかり果実になってしまったサラシナショウマ・・・
タマガワホトトギスも果実の姿です。
青空なので、赤く染まったカエデが鮮やか・・・
見えてきたのがロープウエイの駅ですね。
黄葉したカエデに真っ赤なナナカマドの果実がゴージャスで思わず歓声が上がります。
こういう光景は四国の山では見たことがないような?
葉も真っ赤なら果実も真っ赤です。
四国ではあまり綺麗に紅葉しないナナカマドですが、さすがにアルプスだとこんな風に色づくんですね。
ロープウエイ駅に着きました。
ここで標高1560m。
この日は平日にもかかわらず、快晴につられてたくさんの人が栂池に来ていましたが、この日の最終のロープウエイは16時40分とありました。乗り遅れると,約2時間余りの山道を下るそうです。
ロープウエイが動き出す前に撮影したのは白馬方面です。
撮影しておいて良かったと後で思いました。
この後、稜線はガスがかかってしまったからです。
行く手に見えるなだらかな稜線は新潟の最高峰である小蓮華山かな?
ここは白馬に登る際に歩いてますから・・・
やがてロープウエイの発車時刻のサイレンが鳴りましたが、遊歩道?にはまだ歩いてくる初老の女性二人・・・
この日は70代と思しき方たちがとても多かったです。
ロープウエイの中で案内のアナウンスをしてくださる方が「今年はオオシラビソの実が豊作です」と仰るので、思わずパチリ。
針葉樹には疎くてさっぱり覚えられないのですが、おかげでオオシラビソ=アオモリトドマツということだけは覚えられました。
そして、この辺りでは栂の木と呼ばれているそうで、栂の木が多いせいでこの辺りは栂池と呼ばれるようになったとか・・
紫色をしているのがオオシラビソの新しい果実です。
ほんとにたくさん生ってますね。
登っていくにつれ、白馬の稜線辺りにガスが出てきました。
せめてあと1時間ぐらいガスるのは待ってほしい・・・・
手前の紅葉が落ち着いた色で、なんとも素敵・・・
下を見下ろすと沢が流れていて、沢沿いの紅葉も綺麗・・・
結局、ロープウエイを下りたのは12時をちょっと過ぎていました。
道沿いにこんな花が咲いていて、トゲが見えないのでボクチの仲間?と思ったら、タテヤマアザミのようです。普通の葉っぱをしてますよね。
真っ赤に染まったカエデは葉の形を調べたら、どうやらオガラバナのようです。
オガラバナは四国には分布してないので、初めて撮影したかも・・・
鮮やかに染まるんですね。
これは四国でも見かけるヤマハハコですが、四国のはホソバノヤマハハコで、栂池のは何もつかないヤマハハコでいいようです。
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