初めての蒜山三座縦走、その2、雲海とリンドウ
登山口からすぐは平坦な道になっています。
道沿いにはロープが張られていて、何か貴重な花でも咲くのかな?と思いながら歩いていると、ヤマラッキョウが咲いていました。
↑この後11月半ばに香川の里山ではヤマラッキョウをたくさん見かけましたが、今年の初見は蒜山で見ることになりました。
登山道は真っ黒な火山灰の道のようで、これがまたぬかるんでいて、すべりやすいです。
この後も、下蒜山の下りでは道が滑りやすくて悩まされました。
ここからがいよいよ登りとなっているようで、下蒜山山頂まで1時間40分の道標があります。
目の前にいきなり階段が現れました。
誰もが嫌な階段の登りですが、岡山の山は階段が多いんですよね。
見上げるとこの辺りでも、一応紅葉していますね。
カシワの幼木が目につきました。
以前登った三平山にもカシワがたくさん生えていました。
四国にはカシワは自生してないと思うのですが、そのせいか四国の柏餅はサルトリイバラの葉で代用しています。
この辺りまで登って後ろを振り返ると、なんと雲海が見えています。
登山口までガスの中を車で走っていたと思ったら、雲海の中を走っていたわけです。
まだ登りが続きますが、どうぞ、展望のある場所まで雲海が消えませんように・・・
ここから上も、またしても階段の登りです。
ヤブコウジの赤い実が可愛くて、もうそんな季節なんだな~と思いました。
岡山の山に多い、トキワイカリソウの葉も、ところどころで見るようになりました。
、
8時40分、三合目を通過します。
こういう道標がこの先もあるのかな?
ここで標高690mということは、まだ200mも登っていませんね。
あらまぁ、こんなところでキクバヤマボクチが咲いていました。
葉に切れ込みがあるので、すぐに同定できますが、以前香川の山で見たのはもっと大きかったのですが、これは草丈50センチほどとかなり小型です。
先ほどよりも標高が少し上がったので、雲海が良く見えるようになりました。
これは?
草刈に遭ったアキノキリンソウというところでしょうか。
オオバギボウシの葉も出てきましたが、すでに枯れこんできています。
シラヤマギクの花も出てきました。
このキクってこんなに遅くまで咲くものなんですね。
Rさん待望の美しい紅葉が出てきました。
ミネカエデの仲間かな?
色合いが美しいですね。
こちらは幹にも特徴があって、わかりやすいウリハダカエデ。
急な階段道も一段落して、ようやく平坦な道になってくれました。
8時58分、五合目の道標横を通過。
この辺りまで登ってきたら、樹林が途切れて、雲海が見渡せそうな予感・・・
案の定、雲海が一望できました。
もう少しで雲海を見渡せる場所ですよ・・・Pさん。
下蒜山山頂方面を望むと数人の人が立ったまま、北側を眺めているのが見えました。
ズームするとこんな感じ。
雲海がこんなに見事なのに、北側を眺めているということは日本海を眺めてるんでしょうか?
、私たちも早くあそこ迄行かなくっちゃ・・・
焦って歩いていると、足元にリンドウが咲いていました。
咲いている花はこの日はもう見られないだろうと覚悟してただけに嬉しかったです。
絶景を撮影するPさんとリンドウ撮影中のRさん・・・
この日も撮影枚数が多くなりそうな予感・・・
登っているうちに、日本海が見える場所がありました。
大山からは海がすぐ傍に見えますが、蒜山からも意外と近いですね。
野鳥の鳴き声がして、目で探したら、ホオジロが小さな木にとまっています。
この辺りまで登ってきたら、雲海が良く見えてきたので、撮影しないわけにはいきません。
二人とも日本海を撮影中でしょうか?
画像が斜めになってしまいましたが、山裾の集落も見えてきたようです。
ここでも景色を撮影するPさんとリンドウ撮影中のRさん・・
こんな可愛いリンドウが日差しを受けてぱっちりと咲いていました。
9時15分、雲井平に着きました。
先ほど、日本海を眺めていた人たちはここにいたんですね。
では私たちもここで休憩としましょうか。
keitann様 こんにちは
雲海の見渡せる場所が雲居平とはピッタンコのネーミングでしたね。
山に登って、海も雲海も紅葉も見ることが出来るなんてめったにないとこではないでしょうか。
でも、紅葉だけなら前回の凄いものを見ているので、まだまだこの程度では勝負にならないですね。
きっと「おあとが宜しいようで・・・」となりそうな予感がしますが如何でしょうか?
ヤマラッキョウ、リンドウ、シラヤマギク、アキノキリンソウと出て来ましたが、どれも花の終盤戦の姿でしたね。
季節の移り変わりがこの記事からも実感できました。
投稿: ぶちょうほう | 2018-11-24 08:00
ぶちょうほう様、こんばんは。
ほんとですね・・・雲井平ということは、普段でもここからよく雲海が
見渡せるということなんでしょうか。
何も気づかずに通り過ぎるなんて、察しが悪すぎました。
この日は紅葉はどこかで見らえるだろうとは思いましたが、雲海だけは
予想してなかったので、あまりの出来すぎに大喜びでした。
蒜山は草原だけの山かと思っていたら、ところどころに樹林があって紅葉も
楽しめるようです。道理であの日は登山者が多かったはずですね。
蒜山辺りは四国の山よりも緯度が高いので、秋の花も早く終盤になると思いますが
その代わり標高が低いので、まだ咲いている花を見られただけでも良かったです。
何しろRさんは秋の花もほとんど見ずじまいでしたから・・。
次回見るのは霧氷の花でしょうか。
投稿: keitann | 2018-11-24 21:56