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2018-12-14

初めての中津山に初冬に登る、その3、嬉しい出会い

崩落地を眺めた後も、わかりやすい尾根道を登っていきます。

やがて、木々の株もとには丈の低いササが見えるようになりました。

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ササに混じってお約束のブナの木も出てきたようです。

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ついこの前まで、綺麗な黄葉を見せてくれたブナも、12月ともなれば落葉していて残った葉もすっかり茶色です。

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11時42分、祠の跡らしきところに出てきました。

ご神体は見えません。

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祠の横には「中ツ山」の道標がここにも・・・

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祠の近くで数人の方が休憩されていましたので、お尋ねするとすでに山頂に登ってきて下りの途中だそうです。

田ノ内集落にもう一台駐車されていた方たちのようです。

「ここから急坂ですよ」と言われ、いよいよ始まるのかなと思いました。

遠くから眺めてもピラミダルな形をした中津山に登るのですから、最後は急登でないわけがないですね。

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全体に若木が多いブナの中で、こんな大きな木もありました。

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何とか青空がまだ出ているので、山頂までもってほしいです。

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聞いていた通りの急登を頑張って登ります。

でも、道があるだけまだ良しとしましょうか。

道がないと、自分で登る道を考えないといけないので、余裕のない頭と体で考えるのもしんどいのですが・・・

この後、野鳥にさえずる声が聞こえて、ヒガラらしき小鳥が木々の間を飛び回るのが肉眼では見えたのですが、ちっともじっとしてくれず撮影失敗・・・

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裸木の中では赤い花芽を上げたアセビがよく目立ちます。

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葉っぱのある時はさぞ鬱陶しいだろうなと思われる藪っぽい道を登っていくと、上のほうかな何やら人声が・・・・

集落に駐車してある登山者の方たちとはもう先ほどお会いしたし、ほかに車はなかったし・・・・

もしや、中津山には車道が通じているそうなので、車で上がってきた人が物好きにもこんなところまで下ってきた??あれこれと頭の中で推測するうち、だんだん話し声が大きくなってきて。何やら聞き覚えのある声です。あの声はMさん?

朝の車の中で、Pさんが今日はPさんのご主人のMさんが高知の山仲間のご夫婦とこの界隈を歩かれているはずで、中津山山頂にも立ち寄る予定だと話してましたっけ。Mさんたちは中津山唐東へ伸びる尾根を登っているはずでそこは道なき道のはず。よもや私たちより早く山頂に着かれていたとは・・・

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12時3分,山頂直下で、下ってくるBさん、Mさん、Gさんにばったりとお会いしました。

私たちはまだPさんからこのことを聞いていたけど、MさんやBさんは私たちが中津山に来ているとは思ってもなかったようで、ほんとに驚かれた様子・・・

Photoまさかの出会いの後はもちろん記念写真を・・・

Mさんたちはほんとなら、もう少し上にある南東に伸びた尾根を下るつもりが、つい下りすぎたそうで、そのおかげで思いもかけずお会いできたというのが真相のようです。

そういえば、登ってくる最中に針葉樹が映えた尾根が見えていましたがどうやらその尾根を下るようです。と言ってもその尾根も道はないのですけどね。(^^;)

Mさんのお話では山頂から下ったところにある盤ノ岩が面白かったそう・・・・と聞いたからには、ぜひ行ってみなくては・・・

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そんなわけで、Mさん一行は私たちと一緒にほんの少しだけ、山頂方面へと登り返した後は藪尾根へと突入されました。

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すぐに姿が見えなくなった3人を見送るPさん・・・

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一方、私たちはなだらかになって足に優しい道を山頂へと向かいます。

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これは八方ブナ?

古木のようで、樹肌には苔が青々と生しています。

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八方ブナのすぐあとに、行く手に何か赤い建物らしきのが見えてきました。

あそこが山頂ですね。

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12時19分、山頂の一画に到着し、まずは建物の裏手へと回ります。

すでにお昼なので、ベンチでお昼休憩を先に取ることにしました。

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朝方ははっきりと見えていた国見山も霞んできてますね。

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それでもなんとか天狗塚や牛ノ背方面が見えています。

この後、磐ノ岩などに行ってきた後、再び山頂に帰ってきたときには何も見えなくなっていたので、この時に眺めておいて良かったです。

山頂はさすがに風がちょっと冷たいので、ダウンを着込んでお昼と食後のコーヒーをいただきます。

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お昼休憩が済んだら、山頂散策・・・

↑これが有名な池ですね。

麓の方の話では昔から比べると、この池もかなり小さくなったとか・・・

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池にはこれも有名なジュンサイが生えていて、なぜか登ったこともないのに、食い意地の張った私は中津山と言えばジュンサイというのがインプットされていました。(^^;)

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先ほどの赤屋根の建物はお寺かと思っていたら、中津大権現の本殿でした。

昔は伸仏混淆だったので、仏様が日本では神として現れたというのが権現なのだそうです。

どちらにしても、ここ中津山は信仰のお山だったようですね。

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池の裏手にはなぜか弘法大師様の像も・・・

高越山のお大師様を思い出しました。

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そして、お大師様の像の裏手に一等三角点が・・・

前の週の忘年山行でも一等三角点を久々で見ましたが、二週続けで一等三角点を見られるというのも珍しいかな?

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ここから、そのまま中津神社方面や盤ノ岩方面に下ることにします。

盤ノ岩にはきつい登り返しがあるそうなので、ザックはベンチに置いて空身で下ります。

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山頂裏手に車道が見えてきました。12時54分。

ここを下るとよいみたいです。

途中でショートカットの道らしきのが見えましたが、違うといけないので、一応、車道を道なりに下ります。

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少し下ったところで、中津神社への道標がありました。

時刻は12時57分。

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簡単な地図がありましたが、ここから樹林の中を下って行けば良さそうです。

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行き止まりの手前に道標らしきのが見えています。

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この辺りは道はまだまだなだらかで、なんということもないのですが・・・・

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行き当たりの道標から左に行けば中津神社、右が盤ノ岩です。

中津神社のほうは、左のほうに30mほど下に見えていてすぐに行けそうなので、帰りに寄ることにして、まずは盤ノ岩を目指しました。

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しばらくは,なだらかなブナの木々の間を下っていきますが、やがて、えらく劇下りになってきました。「え、これを下るの?」大丈夫かな?と思いますが、これしか道らしきのはありません。先ほどの道標から後は道標らしきのもないし・・・

ストックで体を支えながら転がらないように注意して下ります。

それにしても、こんな急坂をどんどん下ると後の登り返しがきつそう・・・どこまで下るんだろう?

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↑あまりの急坂に最初から低い体勢で下るRさん・・・

この日はカメラの設定で数日前からデジタルテレコンをオンにしていたのを忘れてしまい、なぜか広角気味の画像が撮れず、被写体が大きく映りすぎてますね(^^;)


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13時15分、下のほうに何やら石碑らしきのが見えてきました。

結局、中津神社の分岐から13分も下ったことになります。

山頂からだと150mほどは下った勘定??



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