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2018-12-14

初めての中津山に初冬に登る、その2、よく整備された道

ここ数年、寒峰や国見山にはちょくちょく登っていますが、寒峰は住吉神社からの登山道がずいぶん荒れてしまい、最近の尋常ではない豪雨の影響が大きいと思っていました。国見山にしても、伐採が進んでいるせいで作業道がやたら増えてしまい、かつての登山道の雰囲気がなくなっています。

が、ここ中津山の登山道は道もしっかりしていて、荒れたようなところも見当たりません。

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↑登山口からしばらくはよく手入れの行き届いた植林の中を歩きます。

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ところどころに「中ツ山」という道標が立っています。

この道は登山道でもありますが、もともとは山頂直下にある中津神社への参道なんでしょうね。

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寒峰でもたくさん見かけたマツカゼソウが12月というのに青々と茂っています。

この花は冬場でも枯れないのでしょうか?

シカが食べない毒草なので、徳島の山ではよく見かけます。

Pc020170↑間違い様のないような、しっかりした登山道です。

おまけにまっすぐにつけられた道は、ほぼ何も考えずとも歩けますが、ある意味単調な道かも・・・

まぁ、お寺や神社への参道ですので、老若男女が歩かれるという意味ではこういう道が理想なのかもしれません。

歩き始めてしばらくしたころ、Rさんから、途中に三角点があるようなので寄りましょうとのこと。

Pc020171「中ツ山」という道標が立っている辺りに来たら、どうやらここからちょっと登ったところに三角点があるようです。

進行方向左手を見上げると、登山道から標高にして30mほど上に尾根があって、そうやらその尾根上に三角点があるようです。

丁度その時、スマホに花友さんから電話がかかってきたので、PさんとRさんに「先に三角点に行ってて」と言い、少しだけ電話で話します。行程時間が短いので、こういうときも何となく焦らなくて良いのが嬉しい・・・

Pc020290三角点のすぐ下あたりに、古い鳥居が倒れているのがあって、往路では全然気づかなかったのですが、帰りは、Pさんが鳥居があるというのをどこかで読んだようで、木をつけて見ながら下っていると,↑ほんとにありました(^^;)

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二人に少し遅れて尾根に登っていくと、すぐに三角点がありました。

四等三角点「田ノ内」ということです。

Rさんも前回訪れた時には、ここは立ち寄ってないとか・・・

時刻は10時18分。

スマホのGPSを見ると破線の道は尾根上を通っているのですが、実際の登山道は尾根の少し下を通っているので、そちらを歩きます。

先ほどの鳥居はおそらく、当初は尾根についている道の途中に建っていたと思われます。

Pc020176ここからは道の下側が自然林、上側が植林になっていて、登山道は境界を通っているようです。

↑アブラチャンらしき花芽がもう上がっています。

Pc020179↑登山道を境に植林と自然林に分かれているのがわかります。

Pc020180

自然林のほうはすでに落葉していて、向こう側の山がうっすらと見えていますが、この日はどうやらPM2.5が飛んでいたようで、一枚膜がかかったような見え方です。

祖谷川をはさんで対岸の阿佐尻などの稜線が見えているのかな?

Pc020181まるで陽だまりハイクみたいで穏やかな歩きです。

カサコソと音を立てながら落ち葉の道を歩く季節が今年もやってきましたね。

10時38分、歩き始めから約1時間になるので、ここいらで休憩でもしましょうか。

この道はどこででも休憩や昼寝が出来そうですね。

時間に追われないゆったり歩きもこの季節ならではです。

Pc02018310分ほど休憩して、歩き始めたら、イチヤクソウの葉を発見です。

木々が落葉したこの季節は青いものが少ないので。イチヤクソウの葉がよく目立ちます。

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ちょっと前なら紅葉が見事だったであろう自然林の中を歩いたり、かと思えば欝蒼とした植林の中を歩いたりします。

方角的にはずっと北東の方角へと歩いている感じです。

Pc020186

だだっ広い場所へと出てきましたが、赤テープが随所にあるので、道ははっきりしています。

Pc020187上を見上げると、雲が適度に浮かんだ青空・・・

Pc020188この分だとまもなくブナも出てくることでしょう。

赤テープを追って登っていくと、どうやら尾根に乗りそうな感じ・・・

Pc020189行く手には稜線も見えてきました。

Pc02019011時20分、思った通り、尾根に出ました。

後はこの尾根をまっすぐ登るんでしょうか・・・・

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尾根に出てしばらくすると、進行方向左側が随分崩落していることに気づきました。

近付ける所があったので、近寄って見ると・・・かなり大規模な崩落があるようです。

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垂直距離にして100m以上も崩落していてうう王部分はこの夏の大雨で新しく崩落したのか草もまだてなくて、生々しいです。

香川の里山も、規模こそ小さいですが、この秋は崩落個所がかなり見受けられました。最近の大雨で山はかなりダメージがあったようです。

中津山も登山道こそ荒れていませんでしたが、こんなところで、やはり影響はあったようです。


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崩落した場所を眺めるPさん・・・

左上のほうに小さく岩場が見えていて、この後訪れた盤ノ岩が見えていたようです。

赤い丸で囲んだところがそうです。

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