干支の山に絡め、五色台を周回する、その5、やぶ漕ぎを少し、そして下山
白峰寺から5分も歩けば根来寺方面への車道に出ます。
丁度ヘアピンカーブのところに出てきたのですが、カーブのところにあまり営業しているのを見たことなかったレストランが珍しくこの日は営業していて、その屋上が展望台になっていたので登って見ました。
瀬戸内海の手前に同じぐらいの高さの低山が2座見えていますが、これはまだ登ったことがない雄山と雌山というそうです。二つの山の間に丁度、浜街道という、幹線道路が走っていて、高松に行くにはもっぱらこの道を利用する私にはなじみ深い山となっています。
今まで城山の陰になって見えなかった飯野山がここまで来たら初めて見えました。
遠くには善通寺五岳や天霧山も見えて私にとっては身近な山です。
この後車道沿いに歩くとすぐに旧かんぽの宿、今ではニューサンピア坂出という宿泊施設が見えてきます。この敷地内から三角点を目指すのかなと思っていたら・・・
ニューサンピア坂出の敷地を少し過ぎたところに、踏み跡らしきものがあるようです。
時刻は15時3分。
Pさんが先頭を切って登っていくと・・・
すぐに「下乗」と書かれた大きな石がありました。
こんなところに?と一瞬思ったのですが・・・
遍路道の摩尼輪塔のところにあった説明ですが、↑白峰には南や西からも参道がついていたそうでやはり下乗石が設置されていたそうです。ここは白峰寺の南側に位置するのでここは南からの参道が通っていたに違いありません。
今は藪と化していますが、車道が通る前はこの藪が白峰寺への参道だったかと思うとちょっと感慨深いですね。
シダのちょっとした藪の中を歩くRさん・・といってもちゃんと踏み跡がありました。
15時9分、三角点に到着しました。
近くの木には〇米印の点標が・・・
点名は「東山」というようです。
久しぶりに見かけました。
もと来た道を引き返して、再び車道に出ます。
時刻は15時16分。
10分ちょっとでお手軽な三角点getでした。
車道をほんの少し東に歩くと鳥居が見えました。
ここは以前、山仲間の方に案内してもらってきたことがあるのですが・・・・
そして・・・
鳥居のところから道が見えていますが、これがもしかしたら白峰への南からの参道かもしれないな~などと思ったりしました。
↑国土地理院の二万五千図にも鞍谷池辺りまで続いている道が見えているようですが・・・これかな?
瀬戸内海をバックにして車道を歩いてくるPさんとRさん。
白峰寺からはずっと登りなので、速足で歩くと結構な有酸素運動です。
お次は白峰山山頂getらしいのですが・・・
車道に何か茶色いものが・・・・野ウサギが交通事故に遭ったらしいです。
タヌキはよく車にひかれているのを見ますが、敏捷な野ウサギもこんなことになるんですね。
15時24分、踏み跡らしきのがあるそうでPさんがまたまた先頭切って藪に突進します。
次はRさん・・・
ところがこれが藪また藪で、10分ちょっと東を目指して進みますが、あまりにひどいので車道に戻ることにします。私はお昼休憩以後ずっとダウンを着たままだったのですが、イバラにダウンを切り裂かれそうなので、ここでダウンをザックにしまい込みました。
車道に下りようとしても下りられなかったりで、結局、藪に突入して15分後ぐらいに何とか車道に下りました。
ちょっと早く藪に突入しすぎましたね。
山頂は車道のすぐ北側にあるので、車道沿いに歩いてできるだけ山頂近くまで行きます。
山頂すぐ横の車道は峠になっていて、金網などがあり近づけないので、峠から50mほどバックしたところで入り口を探します。
↑峠から入り口を見たところです。
結局、峠から50mほど西のところに踏み跡らしきのがあったのでこれを入りました。
時刻は15時46分。
薄い踏み跡があるので東へと辿っていくと15時51分、山頂標識らしきものがありました。
GPSで確認すると、少しずれているような感じですが、これで良しとします。
この程度の藪を漕いで車道へと戻りますが・・・
帰りは別の踏み跡があって・・・
ガードレールの切れ目に出てきました。
私たちが入った踏み跡よりほんの10m足らず西寄りの場所でした。
ともかくもお目当ての山頂も一応getできましたが、残る一つの三角点「吉田」は時間切れとなりました。車道から南にほんの少し行ったところらしいのですが・・・
あとは一本松の分岐まで車道を歩いて遍路転がしを下るだけですが、5時までの下山は無理かな?
自衛隊演習場を右手に見ながら退屈な車道歩きをしていると、嬉しいことにオドリコソウが咲いていました。
それまでにも株は何度も見かけましたが、まだ時期が早いせいか咲いてなかったのですが、ここは車道で日当たりが良いので咲いたようです。
慌ててPさんたちに声をかけて知らせます。
全部で3株ほどが開花していました。
この株など終わった花もあるので、年内から咲いていたようですね。
数年前に青海神社からお正月早々に登った時もオドリコソウが咲いていたので、今回も淡い期待はあったのですが、期待通りになりました。
この後すぐに、私のスマホが電池切れとなってしまい慌ててモバイルバッテリーを取り出し繋いだりしたので、二人には先に行ってもらいました。
長かった車道歩きも終わりに差し掛かったようで、一本松でPさんたちが待ってくれているのが見えました。
16時34分、一本松から遍路転がしを下り始めますが・・・
すぐ下にある東屋で、最後の休憩を取ることに・・・
久々に良く歩いたので、少しカロリー補給です(^^;)
大きめのポット持参だったので二杯目のコーヒーも飲むことができました。
↑これがこの日最後の画像です。
駐車場に下山したのは17時19分でした。
新年早々から思いがけずセミロング歩きで、翌日は珍しく軽い筋肉痛が出ましたが、お正月の食べ過ぎを解消する良い機会になりました。
何度も行ってるようでもまだまだ知らない場所や知らないことがある五色台界隈。
歴史を勉強して歩いたらもっと面白くなりそうです。
keitannさん、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしく!
トリオの皆さんで干支の山・猪尻山へ~ブログ楽しくも居させていただきました~やはり目線の付け所が違うのと知ってる山なので内容が良く分かりますよ~(^^)/
年始でもよく歩きましたね~ヤブ漕ぎもして・・内容が濃い1日でしたね!
オドリコソウ・・あの道路沿いに早くも咲いていましたか~下の神谷神社では咲いていますが・・!
今年も花散策に頑張りますよ~(^_^)/
投稿: え~ちゃん | 2019-01-12 12:09
keitann さん
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
猪尻山から根来寺方面まで周回されたのですね。お疲れさまでした。
昨年は犬返しでお世話になりました。
桜の咲く頃にでも猪尻山方面へも行ってみたいと思っていますが遍路ころがし駐車場が良く分かりません?ナビで行くには白峯寺方面へ行けばいいのでしょうか?
地理に不安があり投稿してみました。
今年は4日に下灘の水仙が咲く丘へ5日に皿ヶ嶺へ行って来ました。水仙は登り始めるといい香りがしてきます。皿ヶ嶺は霧氷の無い山でした。
今年もいい山行きや花散策等できると良いですね。
投稿: takahama | 2019-01-12 16:48
え~ちゃん、こんばんは。
新年のご挨拶はもう済ませたように思っていましたが、勘違いだといけないので
「あけましておめでとうございます」
先週末はお天気がイマイチで初歩きは里山になりましたが、エントツ山さんが登山道
英日してくださったばかりの猪尻山にタイムリーな歩きとなりました。
自分一人だと、切れ切れにしか歩かないので、なかなか全容がわかってないのですが
通して歩くといろいろと見えてきますね。
特に五色台は八十八か所の札所でもあり、崇徳上皇の御陵がある場所でもあります。
歴史好きの人が歩かれたらさぞ楽しいところだろうと思います。
10年ほど前は遍路道を歩いている人はほとんど見かけませんでしたが、よく整備
されているので、機会があったら根来寺まで歩いてみようと思います、
神谷神社もまだ訪れたことがないですが、崇徳上皇ゆかりの神社らしいですね。
また行ってみます。
本年もよろしくお願いします。
投稿: keitann | 2019-01-12 22:10
takahamaさん、明けましておめでとうございます。
今もご夫婦であちこち歩かれているのですね。
猪尻からは根来寺ではなく、白峰寺のほうに行ってきました。
あのあたり車道あり、登山道あり、遍路道ありで地図をよく見てないと、いけませんね。
遍路転がしの駐車場は坂出方面から県道33号線を東に進み、三叉路の信号を左折します。
左折すると、右側に派手なラブホテルが道沿いに見えます。
道は細めですが、山に向かって走っていくと、要所要所に遍路道とか何とか書いた小さな
道標があると思います。
5分も登れば(車で)右手にお墓が見えますので、道なりに登って行けば駐車場ですよ。
白峰寺方面は車ですぐに行けますが、そうすると猪尻山の登山口には出ませんので。
今年の冬は皿が嶺も雪が少なそうですね。
またお花の季節には行ってみたいものです。
投稿: keitann | 2019-01-12 22:36
takahamaさん、県道33号を左折する信号は国分寺を過ぎてすぐのところです。
投稿: keitann | 2019-01-12 22:39
こんにちは
四国の里山は瀬戸内海を眺められて山歩きも俯瞰風景も楽しみもいっぱいですね
遍路道はあのような山道や険しい山を歩くのが本来のお遍路なのでしょうね
屋島の平らな山 尖った五剣山を遠く観られた画像がありましたね
一人旅で小豆島を訪ねたとき 土庄港から帰りのフェリーを新岡山港への予定を急に高松港行きに変更して 進路方向に海からの小さく五剣山 檀の浦 屋島を確認し 近付いてはだんだん大きくなり 形と位置関係の変わる時系列を観られて感激の時間を想い出しました
そこにお住まいの人たちには身近で当たり前の風景も旅で出会えると感激の記憶に残ります
また今年も keitannさんの脚で写した貴重な山風景 花風景を観せていただけるのを楽しみにしていますね
投稿: あかね雲 | 2019-01-13 11:55
keitannさん こんにちは~
イロイロ教えてくださりありがとうございます。
最近はほとんど二人で歩いています。亀歩きですが。。。^^
昨晩気になり県別に置いてある地図とか冊子を探していましたら紅葉の時期に根来寺へ行った際に取っておいた冊子がでできました。”さぬき五色台ガイドブック” が出てきました。大まかですが皆さんのgpsと照らし合わせよく読んでみます。なんとか行けるかな?
白峯寺方面へ行かれたのですね。根来寺方面に行ったのは他の方たちでした。
ありがとうございました。
投稿: takahama | 2019-01-13 15:07
あかね雲さん、こんばんは。
遍路道は山道もあれば,平坦な街道歩きもあったりで、いろいろな場所を歩くようです。
五色台界隈は山の少ない香川の中では山道の多い場所となっています。
香川の里山は形に特徴のある山が多く、屋島や五剣山は高松方面のランドマークになって
ますね。下から眺める形も場所によって形を変えるので面白いです。
船から眺めると、邪魔するものがないので特に顕著ですね。
世界で見るべき風景に瀬戸内の島々が選ばれたとかTVでしていました。
私たちそこに住むものにとっては当たり前の風景ですが、よそから来られた方たちは
こんなきれいな場所はないと皆さん仰います。
アートな島も良いですが、眠ったような静かな島も良いです。
投稿: keitann | 2019-01-13 22:01
takahamaさん、こんばんは。
良い地図が出てきましたね。
五色台の地図なら遍路転がしの駐車場は出ていると思いますよ。
登山口さえわかれば讃岐の里山は標高も低いし安全ですよ。
どちらに下りてもたいていは人里へ出ますから・・・
亥年はまだ11か月以上もあるので、その間にのんびりと訪れてみてください。
投稿: keitann | 2019-01-13 22:04
こんにちは。すごい山道を進みましたね。夏だとヘビが出そうですが、今なら心配は要りませんね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2019-01-14 12:00
多摩NTの住人様、こんばんは。
山仲間の方が三角点ハンターなので、ときどきやぶ漕ぎにお付き合いしてます(^^;)
でも短時間ですからしれてますが・・・
ヘビぐらいならいいですが、ここは自衛隊の演習場が近いので、うっかり入ろうものなら
実弾が飛んできたりして(^^;)
投稿: keitann | 2019-01-15 21:43