引田ひな祭りと白鳥の河津桜+東讃3座、その1、引田飾り
3月最初の週末は当初は天気が悪そうでしたが、だんだん良くなってきて2日はどうやら晴れるようです。3日は雨らしいので、2日に行くならどこにしましょう?四国の山は雪ももうなさそうだし、かといって、この時期のお花はもう見てしまったし・・・ちょうど引田のひな祭りの日なので、ひな祭り見物を絡めて、手ごろな里山に登るのはどうかな?とラインで流して置いたら、そうしましょうとのことです。幸い、前夜、ローカル番組をTVで見ていたら、白鳥の河畔に河津桜も見頃だそうです。これはぜひともお花見も予定に入れなくては・・・
3週間ぶりで3人が揃った山行です。
もう里山程度なら凍結もなさそうだし、東讃は道が狭そうなので、うちの軽を出すことにします。Pさんとは丸亀某所で8時に待ち合わせ、Rさんは前回同様、高速のバス停で拾うことになりました。
山登りの記事を期待されている方には申し訳ないですが、しばらくひな人形の派手な画像を並べます。
↑引田でもメインの会場になっている讃州井筒屋敷のお座敷に飾られた豪華な引田飾りです。
今まで何度か引田のひな祭りには来ていましたが、引田飾りの特色はあまり知りませんでした。
さて、当日2日はPさんから早朝に待ち合わせ場所変更のラインがあったので、高速インターに近い某所で予定通り8時に落ちあいます。車内でPさんと相談した結果、天気が良いのはお昼までで、桜を見るなら青空が良いし、引田のひな祭りも午後からでは駐車場がいっぱいかもしれないので、山登りの前にひな祭りに行こうという話になりました。そうこうするうちにRさんから連絡があり、高速バス停用の駐車場がいっぱいなので志度で落ち合うことにします。登る予定の山は志度界隈の山なのです。志度インターで一旦高速を下りて、Rさんと落ちあったら再びうちの軽で高速に乗って、一路、引田へ。
ひな祭りは10時からだそうで、私たちが着いた9時過ぎにはまだ駐車場も空いていて人も少なく、ゆっくり見ることができてよかったです。
以前来た時よりも、飾りつけも豪華になっていて、年々、賑やかになっているようです。
↑は駐車場直ぐ近くの神社内に飾られたお雛様。
氏子の方たちが飾りつけするんでしょうか?
↑真ん中あたりにお皿の上に青々としたネギのようなものが立っていますが、これは分葱で分葱の株もとにはハマグリが並べられています。これが引田飾りの特徴らしいです。
↑格子戸に飾られたのは押し雛かしらん?
吊るしびなやさるぼぼもあって、道中も派手ですね。
屋並みの間から山が見えたので「この前登った与治山かな?」なんて話していたら、地元の方が「あれは翼山だよ」と教えてくださいました。海から眺めると翼を広げた格好をしているのだそうです。次回はあそこにも登りましょうか。
手袋関係の建物にもたくさんのお雛様が・・・
↑、男の子の人形は珍しいと思いました。
豪華な市松人形が4体も飾られています。
これも引田飾りの特徴と聞きましたが・・・ふつうは市松人形は1体か精々2体ですよね。
我が家は確か、母が2体そろえてくれたような?
いちまさんの着ている着物が私が子供の頃に着ていた四つ身の着物によく似ていて、きっとその頃の流行なんでしょう。
座っているいちまさんは、どうやって飾り付けるんでしょう??という話になりました。
いちまさんの足はまっすぐで曲がらないはずです。
井筒屋敷は入場料300円ですが、払うだけのことはあるので、私は3度目ぐらいですが、中に入らせてもらいます。
受付のお嬢さんがアンティークの綺麗な着物を着ていたので、お尋ねするとやっぱりそうでした。
着物は好きなので、了承を得て、撮影させてもらいました。
お屋敷の中にもたくさんの人形が飾られています。
↑有職雛だそうです。
廊下の突き当りには木目込み人形?らしい、お雛様。
これなら飾り付けが簡単で出しやすいですね。
引田のお雛祭りの説明がありました。
引田飾りの分葱とハマグリです。
このほかにも渦巻というお菓子も付き物らしいです。
珍しいのは白髪のおじいさんとおばあさんのお内裏様。
これは白寿雛と言って、夫婦で米寿を迎えたのをお祝いして子供や孫が贈るらしいです。
今ならともかく、昔は50歳で亡くなるのが普通だったのですから、これを贈られる夫婦は滅多にいなかったでしょうね。
縮緬細工のお人形の可愛さもサルことながら、縮緬細工のお重の料理に驚いたのは私だけではないと思います。
ガラスの格子窓が無数にはめ込まれたお屋敷の廊下。
ガラス磨きが大変そうです。
屋根裏は確か使用人の寝る場所と記憶していましたが、そこにも御殿雛が飾られていました。
古い家並が残る通りでも家々にお雛様が飾られていて、中には梅の木の下の庭石の上にも・・・
雨の日は片付けるんでしょうね。
家の一階をすべて人形のための場所としているお宅も・・・
古いお雛様と共に出てきた五月人形だそうです。
珍しいですね。
ずいぶん大きな見事な古今雛でした。
古いお雛様が数多く残っているということは、引田の街はなかなか優雅な街だったということでしょうね。
道沿いで売っていたその名もハマグリ寿司をお花見の際に食べるために買い込んだら、次は河津桜を目指します。
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