まるで早春の雰囲気だった皿ヶ嶺、その4、風を避けて休憩
ここ数年、毎年のように通っている道ですが、途中に馬頭観音があるとS君が言います。
え?去年もこの道を通っているけど、馬頭観音があれば記憶に残っているはず。
でも、祠か何かを見たような気はします。それが馬頭観音だったとは思ってもいませんでしたが・・・
↑これがその馬頭観音だそうです。
三面になったお顔の上に馬の頭ははっきりとは見えませんでしたが、馬頭観音は三面八臂や三面六臂の像が多いので、それでわかるとのことです。
馬を連れて通行中に行き倒れた馬を供養するために馬主が建てたものだそう・・・
↑去年、皿ヶ嶺を訪れた時に、祠の中を覗き込んで初めて祠の中に石仏があるのを知りました。
これが馬頭観音だったとはその時は知る由もなかったのですが・・・
馬頭観音と言えば、岡山の鬼ノ城山で見たものが記憶に新しいです。
↑これははっきりと、頭の上に馬の頭が確認できますからね。
鬼ノ城のは三面八臂のお姿のようです。
話は戻って、上林峠は昔からよく歩かれた峠道だったということなんでしょうね。
今では山登りする人ぐらいしか歩かない道となっていますが・・・
そしてこの道沿いにもヒナスミレが時折咲いています。
道は上から石などが崩落していて、荒れていますが、山歩きに慣れた人なら歩ける範囲です。
安全な場所に出てから、崩れ落ちてきた石を眺めます。
去年はこんなにはなってなかったので、6月末~7月初めのあの豪雨のせいでしょうか。
四国の山は、あの豪雨で、どこも少なからず被害があったようです。
上林峠への出口もロープで通行止めをしています。
いつも休憩場所にしている峠のベンチはこの日は風が冷たくてとても休憩出来そうもありません。
するとS君が少し下って、法華塔で休憩しようというので、ついていきます。
これが上林峠からほんの1~2分南に下ったところの法華塔。
ここまで来ると、風が吹いてなくて、安心して休憩できます。
道の横にはこれまた石仏。
法華塔ですから親鸞さんとか?
ここで、ヤマザクラを見ました。
ここは陽だまりで暖かいので、イチゴを皆に食べてもらいます。
峠の近くで咲いていた、まだ初々しいエイザンスミレ。
上林峠付近はブナの多いところですが、芽吹きもまだほとんど始まっていませんでした。
さて休憩が終わると、いよいよこの日のいちばんきつい登りである階段登りです。
途中で咲いているフイリシハイスミレに元気をもらいながら、何とか階段を登っていきます。
後ちょっとかな?
きつかった階段登りもようやく終わって平坦な道になると、クロフネサイシンの花が待っていてくれました。
去年はこの辺りミツバツツジの色鮮やかな花が咲いていたけど、今年は全然咲いてませんね。
竜神平まではほぼ平坦な道で、こういう道ならいくらでも歩けます(^^;)
皆で花探しもしましたが、まだ季節が早かったようで、咲いていませんでした。
竜神平辺りのブナもまだ冬姿ですね。
愛大小屋の周辺は若い人がたくさん来られているようですね。
私たちも最初は外でお昼にしようとしましたが、風があまりにも冷たくてとてもゆっくりと座ってられないので、愛大小屋の中で休憩させてもらいました。
小屋の中ではでこの日は新人歓迎ハイクだそうで、この日は愛大のワンゲルの方たちがカレーを作っていました。
私たちもロフトのようなところに上がって、お昼にします。
この日のお昼は暖かいカップヌードルが体が温まって良かったです。
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