まるで早春の雰囲気だった皿ヶ嶺、その5、石鎚方面はうっすら白い
食事も済ませコーヒーも飲んだら、あとはやっぱり山頂を目指さないとね。
この日の竜神平は若者でにぎわっていました。
外は風が冷たいのですが、若い人はやっぱり元気ですね。
山頂に向けての道を歩き始めてしばらすすると、倒れたブナの木のところで、何やら整備されている方。
去年もこのブナが倒れていたというのですが、最近、記憶力がさっぱりの私は思い出せません(^^;)
勾配も緩やかだし、最後はブナが出てくるし、山頂に行くときはたいていこのルートを使います。
それにこのルート沿いにはショウジョウバカマも咲いてるんですよね。
ブナの大木の間をすり抜けて登っていきます。
今年もブナに着生していたクロフネサイシン
ちゃんと花が咲いています。
反対側に回り込んだらこちらでもちゃんと花を咲かせていました。
サービス精神旺盛なクロフネサイシンです。
近くにはガマズミの仲間の花芽?
花が咲いてないので、樹種まではちょっとわかりませんが・・・
後から、先ほど竜神平の小屋にいた愛大ワンゲルの団体さんたちが登ってきますので、先に行ってもらいます。
新人は足元もスニーカーだし服装などですぐにわかりますね。
40人はいようかという団体で、速いグループ、中間ぐらいのグループ、ちょっと遅いグループの3つのグループにすでに分かれていました。
この日の新人さんのうち、いったい何割が残るんでしょうか?
私が昔、大学の山岳同好会に入った時は2泊3日の歩きでしたが、一年生のうちの半分がやめました。
石鎚展望ポイントまでやってきました。
途中、もしかすると展望が望めないかもと心配しましたが、見えましたよ。
中央の黒っぽいのが石鎚で、石鎚の向かって左のうっすら白くなっているのが西冠、右が二ノ森だとか・・・
それにしても四国の山で4月末に雪とは・・・
雪が全然なかった1月~2月のことを考えると、やっぱり今年は変な気候でした。
山頂の気温は8℃で、思ったほど寒くはないと言っても、やはり冬ですね。この気温は。
ただ、山頂は冷たい風が吹いてなくて、長い時間いても体が冷えるということがなくて助かりました。
目の前の島に格好の良い山が見えるのは、伊予小富士?
S君がたぶん今日は見えるんじゃないかと言ってましたが・・・
でも、この時期に10度以上は皿ヶ嶺山頂に登っている私ですが、山頂からこんなにはっきりと瀬戸内海や島々が見えたのは初めてです。
風が強い日だったので、余計なほこりを吹き飛ばしてくれたようです。
南方面に目をやると、まずはレーダーがあってすぐにわかる中津明神山。
白く輝くのは鳥形山。
去年は石鎚から鳥形が見えて感激しましたが、皿ヶ嶺から見えたのは初めてです。
アセビの花の向こうのなだらかな山は大川嶺のようですが、私はまだ未踏なので先ずはそのうちに行かなくては・・・
うんと遠くに、あれはもしかしたら九州の山?と思いましたが、それは違いますとS君の言葉。(^^;)
山頂のヤマナシは今年はまだ固い蕾でしたが花がいっぱい咲きそうな気配。
山頂からの尾根道の下りも、ますます様変わりしていて驚きました。
ここは薄暗い樹林だったのに、今では瀬戸内海を眺めながらの下り道です。
去年は少しは残っていた杉も、今年は一本残らず伐採していました。
この場所はこれからどんな風になっていくんでしょうね。
明るいのだけど、気温が低いせいか充分咲ききらないコミヤマカタバミ。
この場所は十文字峠でしたっけ・・・
ここは引地山方面に歩きます。
ササの陰でシハイスミレがひっそりと咲きます。
気温が低いせいか、これも十分に咲ききってないミツバコンロンソウ。
早春の花…ハルトラノオがまだぽつぽつと咲いていました。
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