まるで早春の雰囲気だった皿ヶ嶺、その1、ヒナスミレも咲いてた
今年のGWは平成から令和に代替わりと言うことで、10日もの長期にわたる前代未聞の連休でした。
高速の渋滞も予想がつかず、普段は静かな四国の山ですが、さてどうなんでしょう?
いつもの3人で初日の27日にどこかへ行こうということになりましたが、行先を悩みます。
ほんとなら鋸山のカタクリがジャストのタイミングみたいですが、あそこは駐車場所が少なくカタクリの時期は大勢の人が押し掛けるので混雑しそう・・・岡山方面は帰りの渋滞が怖いし・・・皿ヶ嶺ならこの春はまだ行ってないし、駐車場も風穴の駐車場が広いので、大丈夫でしょう。
ということで、いつものように2~3日前に決まりました。
皿ヶ嶺なら学生時代の山仲間のS君の庭みたいなものなので、気が向いたら一緒にどうですか?と声をかけてあったところ、参加してくれるようです。
↑花も多い皿ヶ嶺ですが、この時期は何より新緑や芽吹きも素晴らしいです。
当日は大野原の某所に6時半集合、S君とは水ノ元に8時半に待ち合わせにしました。
4月も末と言うのに、気温が3月末並に低いという予報が出ていたので、長袖シャツの上から半袖ウエア、その上からちょっと厚手のウインドブレーカーを着込んでいましたが、それでもちょうどよいぐらいです。
おまけに皿ヶ嶺は標高の割には涼しい山なのです。
数年前にも4月下旬に来て山頂の気温が2℃だったということがあります。
川内インターを下りて車道から眺める皿ヶ嶺はとりあえず姿が見えているので、曇ってはいないようです。
水ノ元には8時15分ごろ到着したので、S君が来るまで直ぐ上のお花を偵察することにします。
石段の登りのところから、黄色のフウロケマンとピンクのジロボウエンゴサクのツーショットが良い雰囲気です。
思った通り、ヤマシャクはまだ蕾でしたが、早春の花がまだ綺麗に咲き残っていました。
もしかしたらこれが初見だったエイザンスミレ・・
今年の春は工石にも登ってないので、まだエイザンスミレを見ていませんでしたが、皿ヶ嶺のエイザンはまだ初々しそうです。
シロバナエンレイソウもまだ綺麗です。
8時半にはS君も到着して、結局、いつものコースを歩くことに1なりました。
気温が低くて寒いので、ウインドブレーカーが脱げず、暑がりのRさんすらフリースの上衣を着たままで歩き始めました。
坂道を登り始めた途端に、このジロボウエンゴサクの群生はどうしたことでしょう?
春の皿ヶ嶺には今まで20回は来ていると思いますが、こんなに咲いているのは見たのは初めてです。
いつも皿ヶ嶺で見ているチャルメルソウはもしかしたらトサノチャルメルソウ?なんて思っていたのですが皿ヶ嶺の主みたいなOさんのブログを拝見したらオオチャルメルソウと言うのだそうです。
白い花はこれも早春の花…セントウソウ
タチツボスミレも群落で咲いていて、雰囲気的には早春の雰囲気です。
去年も4月30日に来ていますが、去年とは辺りの雰囲気が違うような?
実際、今年の春は何度も戻り寒波がやってきて、季節がなかなか進まなかったようです。
S君は山菜好きなので、タラとかコシアブラに目が行くようですが、私のほうは言われて初めて気づく始末・・・
↑ちょっと育ち過ぎたタラの芽・・・
あれまぁ、ニッコウネコノメソウもまだ咲いていますね。
スミレやネコノメソウが咲いているということは、早春の山です。
これは?
ヒナスミレではありませんか。
今年は4月上旬に香川の山でたくさんのフイリヒナスミレを見られましたが、今年はヒナスミレに縁があるのかも・・・
このコースはここ数年、毎年歩いてますが、ヒナスミレを見たのは初めてのような気がします。
色の淡いヤマルリソウ・・・
てんでに好きな方向を向いているミツバテンナンショウ
私たちののろのろ散策に付き合ってくれたS君
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