ファガスの森から緑陰の道を歩き、高城山へ、その2、ブナの新緑に感動
20日前に訪れた時はまだ芽吹きが始まったか始まってないという早春の時期に訪れたのですが、今回はすっかり初夏の様相です。
↑日に照らされたブナの若葉の色がとても綺麗で、この日いちばんの感動でした。
5月下旬と言うと、ふつうはもっと気温も低めで、同じブナの若葉を眺めてもまた感じるものが違ったと思いますが、とにかくこの日は気温が高めなので、木陰を作ってくれるブナの若葉はとても好ましく見えました。
木が途切れたところで、高城山のレーダーが再び見えてきましたが、相変わらず目の高さよりかなり高い
あと200m以上は登らないといけなさそう・・・
その後の尾根道でもシャクナゲはあちこちで咲いていて、目を楽しませてくれました。
9時50分ごろ、ちょっとしたブナ林の中の登りになりました。
行く手に青空が見えているので、あそこまで登ったら向こう側の展望が期待できそう・・・
それにしても、ブナの新緑がすごいことになってますね。
こんな見事なブナ林が続く道も珍しいです。
9時53分、フーフー言いながらなんとか登ってきました。
一挙に西側の展望が開けました。
剣山スーパー林道が西へと伸びているのが見えています。
そして、林道のすぐ横に見えている山は樫戸丸なのだとか・・・
私は行ったことはないのですが、オオヤマレンゲが咲く山でスーパー林道から登ればお手軽にオオヤマレンゲが楽しめるそうです。とはいっても、登山口に来るまでに3時間はかかりそう・・
いちばん奥に見えているのは剣山方面??
PさんとRさんも懐かしそうに樫戸丸方面を眺めます。
でも眼下に目をやれば、崩落がものすごく、恐ろしいばかりです。
私たちがいる、近くも崩落していて、まだ草も映えてないということは、去年の大雨による崩落なのかも・・
この辺で一度休憩でも?とPさんに言ったのですが、もうすぐ山頂だと思いますとのこと。
でも、私の感じではまだ標高差150mほどの登りがあるはずなので、一気に山頂までは無理なような気がします。
とりあえず、もうしばらく歩くことに・・・
この後も、尾根道を進んでいきますが、色の淡いシャクナゲも登山道すぐ横で咲いていてくれました。
シャクナゲが思ったより多いですね。
痩せ尾根で、谷のほうに傾いている大きなブナがありました。
株もとにはウスバサイシンか何かの葉が着生していますが、花が咲いてないので、種類は特定できませんでした。
コミヤマカタバミもひっそりと咲いています。
10時25分ごろ、やっぱり一度休憩を取ることにしました。
何しろ、朝食を早朝4時半ごろ食べたので、お腹が空いてしまい、これからの登りに耐えられそうもないし・・・・
風のある涼しい場所で、水分補給をし、私が持参していたプリンでお昼までをしのぐことにします。
休憩中、女性ばかり3人のパーティーが登って行かれましたが、私たちより少し年上とお見受けしました。やはりゴヨウツツジヶ咲いている山は女性に人気なんですね。
プリンを食べた後、こんな木の根道とでもお言おうか、木の根っこが階段状になった道を登っていきます。急なので、アキレス腱が伸びて痛いこと…(^^;)
でも見上げる場所辺りはもう稜線っぽいですね。
足元に、今回もブナの芽生えが見えました。
急登ですがあとちょっと・・・
上を見ると、ウリハダカエデの花も咲いています。
keitann様 こんにちは
ファガスとはブナのことでしたか? ブナの木の多い山ということなんでしょうか。
そういう山はこの季節はきれいな緑の山になりますね。
秋の黄葉もきっときれいなんでしょうね。
シャクナゲにも出会えて、静かな山を歩くのは贅沢なことです。
投稿: ぶちょうほう | 2019-06-11 09:29
ぶちょうほう様、こんばんは。
ファガスの意味を深く考えもせず、この施設を利用させてもらってましたが
あらためて検索すると、ブナを意味するラテン語だそうです。
植物名の学名はラテン語を使うことが多いので、そういう意味では良いネーミングですね。
この地域は間違いなく、私が歩いた山域の中でもブナの素晴らしさでは1~2を争う
山域だと思いました。
秋の黄葉は砥石権現の苞には行きましたが、ブナの黄葉も季節が合えば、このコースは
とても素晴らしいと思われます。
何といってもここまで来るのが時間がかかるので、普通の週末なら静かな山歩きができる
のも良いところです。
投稿: keitann | 2019-06-11 22:21