徳島のマイナーな山、大茶山へ、その4、山頂を踏む、そして下山
Pさんは苔の生した岩がごろごろとした方へと歩いていきます。
登りやすそうなところを適当に登っていきましょうとのこと。
Pさんたちは右手に振って行ったけど、私は少しでも山頂が近いようにと左手へと・・・
10分余り経った12時54分、尾根に出ました。
尾根は自然林で、やっぱり徳島の山らしい尾根です。
尾根を東へと登って行けば、山頂らしいです。
少し登ったところで、晴れていればさぞかし剣山系が綺麗に見えるんだろうなと言う場所へ。
生憎と標高1500m以上は対面の剣山系もガスっています。
尾根の真ん中に大きなブナが生えているのも、徳島の山らしい光景・・・
途中、佐川急便と言う字が見えました。
後の書いてある字がこの時はわからなかったのですが、佐川急便の社有林らしいです。
以前、北アルプスの双六小屋に泊まった時、同室の方が日本の山が中国人に買い占められているという話を聞いて驚きました。何でも中国は公害などに無神経なので、水や空気の汚染が深刻らしく、日本の山の水源を買っているとか・・・
もちろん、日本の企業である佐川急便が山を買うのはそれとは関係がないと思いますが・・・
自然保護?
13時9分、山頂に着きました。
去年は↑の木に山頂標識がつけられていたそうですが、取り外した跡がありました。
ここは標高1419.4mで国土地理院の地図には山名がありません。
それでも地元の方たちが呼びならわしてきた名前があるならその名で呼びたいものです。
山頂には三等三角点もあって、三角点ハンターのRさんは満足げでした。
思ったより時間も遅くなりましたが、ここでお昼ご飯とします。
登り始めは暑かったけど、山頂まで来ると曇っているし、気温も低いようで、ザックに入れてきたウインドブレーカーを出して羽織りました。冷たいおやつなども出てきましたが、とても冷たいものを食べるような気分ではなく、出来たらホットコーヒーでも欲しいぐらい・・・と言ってもお湯は持参してないので、仕方ありません。
そのうち、弱い雨がぼつぼつと落ちてきたので、早く下ることにします。
この日は夕方から雨予報でしたが、早まったのかな?
13時37分、下山開始です。
私は寒いので、ウインドブレーカーを着たまま下ります。
苔生したごろごろ岩を滑らないように注意して下ります。
ここをやり過ごせば、あとは林道下りですから、どうってことないです。
13時52分、林道まで下ってきました。
思った通り、アサガラの花を見てなかった二人に、アサガラが咲いていることなど教えながら下ります。
これは登りでは気づかなかったノバラ。
フジイバラ?
ノバラも種類が多く、種類まではなかなかわかりません。
アサガラは全部で4~5株ほど見かけたようです。
15時49分、滝下の天狗への分岐まで下ってきました。
ここで、水分補給と私が持参したパイナップルを出します。
ここまで下ってきたら、さすがに寒くはないのでウインドブレーカーは畳んでザックの中へ。
ちょっと咲き草臥れていますが、これはコガクウツギではなくガクウツギのようでした。
花がコガクウツギより大きめで、標高の低い場所で見かけるように思います。
16時30分。長かった林道歩きもようやく終わり駐車地点まで帰ってきました。
やれやれ・…結局8時間も林道を歩いたんですね。
次回はもう少し早めの季節に滝下の天狗を周回するコースで歩きたいですね。
丸見林道入り口すぐ傍に落合峠への道があります。
この辺り、紅葉が綺麗なので、機会があったらもう一度歩いてみたいけど、もうそんな体力が残ってないんでしょうね。
帰りの道沿いではテイカカズラが綺麗に咲いていたので、車を停めてもらいました。
この日見た樹木の花は、ほとんどが白い花ばかりでしたね。
ついでに、これも車道沿いでたくさん咲いていたホタルブクロを撮影です。
ログを見てみたら、歩いた距離は13キロ近くもありました。
林道歩きもばかにできないですね。
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