ツガザクラ咲く銅山越へ、その3、アカモノ咲き始めてる
日浦から登ると10分も歩かないうちに最初のアカモノが出てくるはずですが・…さて、時期的に早いので咲いてるかな?と気になりながら歩いていると・・・・・
↑嬉しいことにアカモノが5~6輪咲いてました。
早速、一人で撮影大会の始まりです(^^;)
ああでもないこうでもないと、いろいろな角度から撮影し、もしここをだれか通りがかったら恥ずかしいのですが寝そべっての撮影も。
幸い、天気が良くて、寝そべっても服も汚れないのでラッキーでした・
同じ個体を縦画像で。
丁度日が当たっていて絶好のシャッターチャンスです。これで腕が良ければ言うことないのですが(^^;)」
5分以上は撮影していたでしょうか。
納得いくまで撮影したら、再び歩きはじめます。最初からこれでは後がおもいやられますね。
少し歩いたら沢の左岸から右岸へと橋を渡ります。
橋を渡るときに谷を覗いたら、倒木がいっぱい沢に落ち込んでいます。
4月末に皿ヶ嶺でアカマツがたくさん折れていたのを見かけましたが、あのときと同じ風にやられたのかな?
この後、登山口で後から来られた方たちが追いついてこられたので、先に行っていただきました。
ところが、この後、何かの説明板のところで、その方たちがゆっくりと説明板をご覧になっていたので、また先に行かせていただきました。
右岸沿いにしばらく歩いて、もうすぐトイレのある所だなと思っていたら、こんなところに「標高1000m」の立札が。前回登った時はなかったと思うので、去年ぐらいに立てられたのでしょうか?
まぁ、ここでも香川の最高地点ぐらいですから・・・・
直ぐにトイレの建物に出ました。
10時38分、ダイヤモンド水のところにやってきました。
なんと、日浦から70分もかかっています。私のすぐ後に、先ほど追い越した方たちがやってこられました。休憩にお茶を飲みクッキーを少し食べます。
後から来られた方たちは3人で私と同じぐらいの年配のご夫婦と若い女性が一人。
もしかしたらご夫婦と娘さん?
お尋ねしたらやっぱりそうでした。
新居浜から来られているそうで、娘さんはコロナ騒ぎが大きくなる直前に東京から引き揚げてこられたとか。我が家にも東京にまだ住んでいる娘一家がいるので、いろいろと話をさせてもらいました。それにしても一緒に登ってくれる娘さんがいてご両親もお幸せですね。
うちも娘一家が転勤でこちらに帰ってきたら、孫も一緒に銅山越ぐらいなら登れるかな?などと思ったことです。
ダイヤモンド水もコップにいっぱいいただきましたが美味しかったです。
ダイヤモンド水のところに植栽されているキレンゲショウマにも極小の蕾が上がっていました。
そういえばここのキレンゲショウマが咲いているのを一度も見たことありません。
7月末ぐらいでしょうか?その頃には西赤石に来てないということですね。
この時初めて気づいたのですが、ダイヤモンド水の対岸の岩壁に何か見えていたのでズームしてみます。
岩の間に取り付けられたこれ、何でしょう??
私は撮影しながらゆっくり歩くので、家族連れの方には先に行っていただきました。
トップをお父さん、中を娘さん、しんがりをお母さんが歩かれて微笑ましいです。
遺跡の説明なんかも丁寧に読みながら歩かれているようで、それで私と変わらないぐらいのゆっくり歩きのようです。
ダイヤモンド水を出発しようとしたら、ここにもツボスミレが・・・
登山口付近で見たのより初々しいので、またしても熱心に撮影してしまいました。
まだ結構な数が咲き残っていて嬉しかったです。
10時54分、やっとこさでダイヤモンド水を出発です。
行く手には真っ青な空と真っ白な雲。
いかにも夏の空ですね。
ダイヤモンド水から少し歩くと、今度は右岸から左岸へと渡ります。
橋のたもとにヤマヤナギの綿毛が見えていました。
もう一枚。
そういえば、銅山越というとヤマヤナギの綿毛が飛んでいる印象があります。
そういう時期にしか来てないということですね。
見上げるのはコハウチワカエデの若葉。
これだけはわかります。
いつのの頃からかおかれている江戸時代の杭木。
15年ほど前にはこんなものは見ませんでしたが・・・
あらまぁ、またまた低木から顔を出しているギンラン。
ちょっと行くと今度は2株並んでいました。
この辺りがいちばんギンランが多かった場所です。
道は緩やかに登っていて、銅山越までは脚力がない人でも登れますね。
5枚葉が輪生しているのはコシアブラの葉っぱです。
新芽はてんぷらにすると美味しいですが・・・
今度は花が少しだけ開いたギンランがありました。
ギンランの花って花が開いていることはまずないのですが・・・
緑陰の道とでもいうか、帽子も必要のない木陰の道です。
これはミヤマウズラの葉です。
赤石山系はランの仲間が多いですね。
見上げるとこれはサルナシの葉のようですが、蕾が見えません。
コタチツボスミレかな?
まだ咲き残っていました。
標高1200mの文字が見えてきました。
もうすぐ歓喜抗かなというところです。
200mを登るのにもずいぶんゆっくりと登ります。
11時44分、歓喜抗の横迄来ましたが、休憩は取らずに行くことにします。
撮影しながらののんびり歩きなので、休憩もあまり必要ないし、牛車道の雰囲気の良い場所で休憩しようと思っていたのもあります。
一足先に行かれた家族連れの方たちは私が着く直前に休憩を終えて再び歩き始められたようです。
そして、家族連れの方たちも牛車道の方へと歩かれるようです。
岩の横に白く咲いているのはツルカノコソウです。
4月初めの大江高山で見て以来かな?
歓喜抗のすぐ上にある分岐です。
ここをまっすぐ行くと銅山越への近道。
左に行けば牛車道です。
ツガザクラの時期はもちろん、牛車道ですよね。
牛車道は今までよりもまだ緩やかな登りの道になっています。
新緑の気持ち良い道です。
この辺りもアカモノが多いところですが、ちょっと日陰になる場所なので、まだ蕾の個体ばかりでした。
こんにちは。楽しい登山道ですね。標高1,000メートルを超えると、まだツボスミレやギンランが咲いているのですね。ツガザクラやアカモノは低山にはないのでなかなか見る機会がありません。
投稿: 多摩NTの住人 | 2020-06-10 11:04
多摩NTの住人様、こんばんは。
ここは住友銅山がかつて栄えていた山で、昔は5000人ほどの人が暮らしていたそうです。
それが閉山になって、今では昔の産業遺跡がひっそりと残っているだけです。
私が最初に行った20年近く前はまだ整備もされてませんでしたが、今は住友がある程度
整備をしてて、売り出そうとしているようです。
標高1000mほどだと5月末でもまだスミレが咲いてますよ。
またこの後高山性のスミレも見かけました。
ツガザクラやアカモノは、ここのは特別で、北アルプスに咲くものとはDNAが違うそうで
2019年に特別天然記念物に指定されました。南限のツガザクラです。
投稿: keitann | 2020-06-11 21:18