岩場の花を見に寒風山へ、その2、ウスノキの果実
桑瀬峠では汗をかいた後なので水分補給をします。
凍らせたアクエリアスの溶け始めの甘いのが美味しい・・・
家ではアクエリやポカリなんて絶対に飲まないのに、山に来ると妙においしいですね。
お腹はさすがにまだ空いてないので、前回の山の行動食のドライマンゴーが残っていたので、二人にも食べていただきました。
8時57分、笹原の中を歩き始めました。

寒風山って標高1451mなんですね。
今まで何気なく、1500mぐらいかなと思っていました。
道標の後ろに笹ヶ峰方面が見えてますが、雲が多いです。

歩きだしてすぐに、ヒナノウスツボの花。
もう咲いてるかな?と思っていたのですが、今年はちょっと遅れてるのかも・・・
これもコンデジではなかなかピントが合わず、私が一眼に変えるきっかけとなった花の一つです。

ピンボケですが、この日もコナスビの花が咲いていました。
今年はコナスビの年かな?

同じく黄色い花ですが、今度はサワオトギリです。
オトギリソウの仲間が咲きだしたら、正真正銘、夏山ですね。

Pさんの後ろに伊予富士の手前にある鷹ノ巣山が見えてきました。
稜線がガスっているようですが、朝のあの青空は何だったのでしょう?
車窓から真っ青な空と稜線が見えたのですが・・・

伊予富士山頂も少しガスに巻かれていますが、見え始めましたよ。
天気はやはり良くなりそうです。
それにしても先日登った東赤石と違い、寒風山のササは元気で、トップを歩いてくれた山じいさんが露払いをしてくれるのですが、トレッキングパンツが少し濡れます。
まぁ、それでも、足が濡れてもササが元気な方がずっといいよねとPさんと話しながら・・・

ここでもブナの果実。
豊作ですね。

これはシロモジの丸い果実。

北側にも青空が覗き始めました。

いつもこの辺りで見かけるピンクのヒヨドリバナ。

緑をバックに真っ白なモリイバラの花も素敵・・・

行く手に西峰が見えてきました。
寒風山の本峰はまだガスってるようですが・・・

第何展望台でしょうか?
ちょうどその上でヤマツツジが咲き誇っています。
良いところで咲いてるものですね。

この辺りではノリウツギが咲き初めでした。

ブナの果実の様子を確認している山じいさん。
まだすごく元気な方なので、ちょっとHNがそぐいませんが・…(^^;)
この辺りからは寒風山本峰も見えてきました。

ほんと美味しそうなブナの実。
以前、鍵掛峠で落ちているブナの実を少し食べて見たことがありますが、小さなクルミというような味がしました。その残りのブナの実を播いておいたのが我が家で育っています。

丁度ブナ林に突入しました。
苔生した樹肌も良いですが、ドウダンやらヤマシグレ?だの、いろいろなものが着生しているのが素晴らしい・・・
風格ありますね。

ブルーのヤマアジサイが一輪。
そういえば、寒風山のヤマアジサイは大株というのはあまりありませんでした。
やはり岩場が多いので、大きくなれないのかも・・・

ヤマシグレも寒風山には多いです。
白いしべが見えているので開花しているようです。

アップで撮ったら、虫が蜜を舐めに来ている?
あまり見かけない虫でした。

シモツケもちょうど見ごろです。
庭植えにすると、繁りまわるので刈り込んでばかりいますが、山のは一輪だけ咲いて風情があります。

岩から花を咲かせているイワキンバイ・・・

青空を垣間見ることもできます。

真っ赤なウスノキの果実・・・・久しぶりかな、見かけたのは。

トリミングしてみます。
稜のある果実は同じく稜のある花を思い出させてくれます。

↑因みにこちらがウスノキの花。
2015年5月20日にここ寒風山で撮影したものです。
寒風山にはウスノキも多いです。
この果実は酸味が少しあって、汗をかいた時など口に入れると爽やかな味がするので、1粒だけ久々にお味見しました。Pさんや山じいさんも美味しと言いながら食べます。
でも、お味見は1粒だけにしときましょうね。
アルプスではサンカヨウの実もたまに口にしますが、こちらも酸味があって口の中がさっぱりします。

ホツツジの花芽も上がってますね。
そういえばホツツジを初めて見たのは、ここ寒風山でした。

↑前回の東赤石でも見かけたミヤマガンピ。

このぐしゃぐしゃした白い花は?と思ったら、葉を見て納得。
ミヤマカラマツそうなんですね。
カラマツソウの仲間は雨に濡れると、花糸の部分がくっついてあまり綺麗ではないのです。

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