ササユリを見に初夏の蒜山へ、その2、濃いブルーのヤマアジサイ
歩き始めてすぐに、Aさんがしゃがみこんで何かを撮影されています。
近寄ると、イチヤクソウなのでした。
イチヤクソウは株や蕾は結構見かけますが、花が咲いている時期に見るのはなかなか難しい花です。
↑イチヤクソウは草丈も低いし、何より下向きに咲くので撮影が難しい花です。
全体を写せればよいのですが、なかなか花と葉を一緒に写すのが難しい・・・
数分は3人で撮影会してました(^^;)
何しろ3人とも花が好きで、撮影も好きというメンバーなのです。
再び歩きはじめたら、嫌にでかい木がありました。
何の木かな?と思っていたら名札がついていてポプラとありました。
ポプラって名前は子供のころから知ってるような気がして、懐かしいな~と思いました。
でも意外とポプラがどんな木なのかというとそれは知らなかったです。
こんなにでかくなる木ならおいそれとは植えられませんよね。
葉っぱはそれでも見覚えがあるような?
樹林を抜けて、草っ原のような場所を横切ります。
行く手に見えているのは中蒜山かな?それとも上蒜山?
道標がありました。
道沿いに今年初めて見るナガバノモミジイチゴの果実。
もちろんお味見します。
甘酸っぱくて。野生のイチゴではこれがいちばん美味しい。
数年前に今は亡き山仲間のYさんと寒峰に登った時、Yさんがモミジイチゴの実を初めて食べたと言って、美味しいと言ってたのを思い出しました。あんなにお菓子作りも上手だったYさんがモミジイチゴの果実を食べたことがなかったなんて、と驚きましたっけ。Pさんと思い出話にしんみりしました。
8時53分、一合目の道標を通過します。
どの辺を登っているかわかって良いですね。
一合目は標高562m。
山頂が1200ほどですから、登山口も四国の高山よりはかなり低いです。
足元にツルアリドオシの白い花。
10日ほど前に登った滋賀の赤坂山でもたくさん咲いていたのを思い出します。
少し歩いたところで、沢の渡渉がありました。
渡渉点のちょっと右手でヤマアジサイがたくさん咲いていたので、渡渉する前にまたまた撮影会。
↑これは色の淡いアジサイですが、花数が多かったです。
渡渉点の様子ですが、渡る前にヤマアジサイの画像をいっぱい撮りました(^^;)
ぱっと目を惹いたのがこのブルーの濃いヤマアジサイでした。
これほど濃い色のヤマアジサイは四国では見たことがないように思いました。
沢の岩をバックに。
こちらは色が淡いです。
同じ場所に咲いていても、色の濃淡があるのは不思議ですね。
渡渉されるPさん。
水量は少ないので、どうということもありません。
渡渉した後すぐに、上の方を見上げたら、なんとササユリらしきのがさいています。
色白のササユリですが、終盤という訳ではなさそうです。
Pさんが「こんなところで咲いているのだったら、もっと高い場所ではまだ咲いてないかも」と心配そうに言います。「咲いてなくても別にいいんじゃないの、こんな気持ちの良い日に稜線歩きが出来るだけでも十分だよ」と、Pさんに言いました。
Aさんがカンアオイの仲間の花が咲いているのを見つけてくれました。
葉っぱを撮影しそこなったので、種類はわかりません。
アカショウマかな?
6月からはショウマの季節ですね。
9時8分二合目を通過します。
え?一合目とでは13mしか標高が上がってないって、どういうこと?
確かにあまり登ってる気はしませんでしたが・・・
ササユリの色白の子が道沿いに咲ていました。
花は綺麗ですが、もう少しピンクだといいのにね、なんて、おばさんは勝手なことばかり言います(^^;)
ほどなく、尾根道らしくなってきたようです。
トップを歩かれるAさんはぐんぐん登っていますが、あまりの傾斜に私は恐れをなしました(^^;)
去年登ったPさんの話では中蒜山の登りはきついとか。
東赤石みたいなものかな?と思っていましたが、ここは木の根道なんですね。
そういえば、下りも難儀したとかいう話を聞いたような??
登っていくAさんのすぐ上に三合目の道標が見えてます。
三合目は標高645m。
三合目通過は9時20分。
なおも木の根道の厳しい登りが続きます。
道の真ん中は凸凹が激しくて歩きにくいので、端っこの方のなだらかなところを選んで登ります。
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