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2020-08-11

今年のキレンゲショウマは剣山で、その2、西島から行場へ

西島駅には、結局、9時43分に着きました。

丁度1時間ほど歩いたので、ここで休憩します。

展望の良い場所まで行ってみましたが、生憎の空模様で展望はイマイチでしたが、その代わりいろいろな花が咲き乱れていました。

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ナンゴククガイソウとツルギハナウドがリフトの下で咲き乱れています。

リフトに乗るお客様のためにリフトが運航するコースの下にはキレンゲショウマを始めとしてユウスゲやニッコウキスゲ、シコクフウロなどいろいろな花が植えられているのです。

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向こうの方にはちょっと色の濃いニッコウキスゲみたいな花が咲いてますが、〇〇カンゾウかな?

カンゾウの仲間はたくさんあって、植栽物だと種類がわかりません。

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奥の方の草むらにも淡い紫の花があって、ナンゴククガイソウとよく似ていますがちょっと弱々しい?

近寄れればわかるのですが・・・

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次郎笈はかろうじて見えています。

天気がいいと、ここからは三嶺も見えたと思うのですが・・・

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肉眼でも次郎笈山頂に人らしきのが立っているのが見えたので、ズームします。

帰宅してモニターでトリミングして確認したら、やはり人がいました。

水分補給もして、しばらく花撮影をしたら、行場へ向かうことにします。

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リフト乗り場から山頂方面への登山道に行こうとしたら、ここにもお花畑。

もちろん、植栽されているもので、ここには昔からこんな風に花が植えられていました。

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西島の標高は1750m。

意外とありますね。

見ノ越の標高は1410mだそうですが、300m以上も登った気がしません。登山道がずっと緩やかだったので、あまり登った気がしませんが、1時間でおおむね300mを登りますから、これで普通なのかな?

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このお花畑には白いシコクフウロも咲いていました。初めて見ましたから、以前はなかったのかも?

P8027341ピンクと白のシコクフウロが仲良くツーショットで咲いていて、これはたまたまくっついて咲いてました。やらせではありません(^^;)

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ナンゴククガイソウも咲いていて、この日はクガイソウはあちこちで見ごろでした。

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登山道に踏み出す前にリフト方面を撮影します。

これはニッコウキスゲかな?

今年は北アルプスには行けそうもないので、これで我慢です。

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9時55分、登山道を歩き始めた時に、足元で見かけたミミナグサ。

これ、平地ではほとんど消えてしまいましたが、高い山に行くと結構見かけます。

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イヌトウバナかな?

あちこちで見かけますが、そのためか意外と撮影をさぼる花です(^^;)

よく見ると可愛い花なのですが・・・

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ノリウツギはやはり好きな花ですね。

この花を見ると、夏のいろいろな思い出が思い出されます。

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登山道沿いにはびっくりするほどのテンニンソウの大群生です。

徳島の山はどこに行っても、テンニンソウが大群生しています。

花期はもうちょっと先で、キレンゲショウマと入れ替わるように咲くと思いました。

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登山道周辺の様子です。

この道沿いは20年近く前に歩いていたときは、花の道でした。

クガイソウやイブキトラノオのお花畑越しに三嶺が見えたのを思い出します。

キレンゲショウマの自生地だけはネットで保護されて以前のように復活しましたが、そうでない場所はすっかり様変わりしてしまいました。

昔を知らないほうが良いのかもしれません。

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わずかに咲き残っていたイブキトラノオも草丈30センチほどでずいぶん貧弱な株でした。

今年は蒜山などで立派な株をみているだけに、複雑な気持ちです。

シカが入っている場所では草花は食べられるのか、育っても大きくはなりませんね。

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10時11分、刀掛けの松までやってきました。

西島からはすぐです。

ここからまっすぐ登れば山頂ですが、先にキレンゲショウマを見るので、ここで行場方面に行きます。

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行場への道に入った途端、辺りはガスが立ち込めています。

ここはたいてい、こんな感じです。

キレンゲショウマは、ガスが立ち込めるような場所が好きなんですね。

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登山道右手の斜面には早速、カニコウモリが現われました。

カニコウモリは毒があるらしく、シカが食べないので、これも剣山委は大群生しています。

花はまだ開いてないようです。

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苔生した大木とこれまた苔生した山肌。

緑一色で、癒しの光景です。

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振り返ると、立ち込めるガスの中を歩いてくる山仲間たち。

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これは?

一瞬、ヒメキリンソウかと思ったけど、ちょっと雰囲気が違います。

自宅に帰って調べると、ヒメレンゲのようです。

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葉が6枚輪生しているので、クルマムグラかな?それともオククルマムグラ?

この手の花は難しいです。

キクみたいな葉はヒメフウロの葉です。

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ミゾホオズキは今年の初見でした。

白い石は石灰岩。

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この白い花は?

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シオヤキフウロという別名があるように、変わった香りがあります。

見ノ越から西島まで、そして西島から刀掛けの松まではかなり人が歩いていたのですが、行場方面に入ると人はあまり歩いていません。

やはり剣山は百名山なので山頂を目z素hとの報が多いということかな?

それでも後ろからやってこられたグループがいたので、先に行っていただきました。

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この黄色いのはメタカラコウ。

オタカラコウとどっちが銅だったかすぐに忘れるのですが、Aさんに助けていただきました。

花らしい花が咲くほうがオタカラコウです。

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こんな高山なのに、なぜかアキノタムラソウ・・・

これなら、我が家の近くの讃岐富士にも咲くのですが・・・

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さっき、わからなかった白い花はシコクハタザオだったようです。

この姿ならすぐにわかります。

種のサヤがアブラナ科独特な形をしています。

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保護されてない場所ですが、シコクフウロも一輪。

保護されてない場所ではシカに食べられて、大きな株には育たないようです。

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しばらく歩くと、ネットで保護されたお花畑が見えてきました。

ネット内ではナンゴククガイソウが綺麗に咲いています。

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ネットがどうしても写りこむので、ネットを緑色もしくは無色にしてほしいなと思いましたが、それは贅沢な願いかな?

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シコクフウロもネット内ではわんさか咲いています。

シカがこんなに増える前は、剣山のあちこちでこんな風景が見られたんでしょうね・・・・

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トラバース道はまだ続いていて、こんな倒木もくぐります。

私は平日の空いた時しか来ないので、一方通行もあまり歩かなくて、ここの道は2度ほどしか歩いてないような?

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先を歩かれるAさん。

それにしても剣山の森は緑が豊富ですね。

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不動の岩屋の道標が見えますが、この岩場から下へと下ります。

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石灰岩の階段を下るので、滑らないように気をつけます。

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キツリフネとクガイソウが咲いていました。

キツリフネは寒風山に行くときに嫌というほど見たので、それほど熱心には撮影しませんでした。

それに以前は、見ノ越に着くまでの道沿いにもキツリフネぐらいはいくらでも咲いていたのですが、今ではそれもあまり見なくなりました。20年近く同じ山に通っていると、植生の変化も否応なく感じさせられますね。

コメント

keitann様 こんにちは
”シコク”〇〇という名前の花がたくさん出てきましたね。
それにしても凄い花の種類がどんどん出てきましたね。
こんなに花の種類が多いのになんでまた、もともとそこにはなかったヘメロカリスの仲間なんかを植えておくのか・・・・?
勿体ないことだと思いました。

ぶちょうほう様、こんばんは。

シコクフウロ、シコクブシ、シコクハタザオ・・・・シコクがつく花の名前は
結構ありますね。学名にshikokianaとつくのはユキモチソウやアサマリンドウ
でしょうか。

山に花を植栽する場合は、その山で咲くものを植栽してほしいですね。
できれば山にはあまり植栽しないでほしいと思います。

剣山にリフトができたのは30年ぐらい前なのか?私は知らないのですが、20年ほど
前に初めてリフトを利用した時にはすでにリフトの下にユウスゲやニッコウキスゲが
植えられていました。たぶん、リフトの乗ってる間に、乗客に楽しんでほしいという
サービスだったのでしょうね。数十年前は今みたいに環境の意識がそれほど高く
なかったのだと思います。
山小屋の周囲に、その山域には咲かない花を植えるのも考えものですね。

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