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2020-08-07

今年二度目の東赤石へ、その5、岩稜のお花畑

赤石越を越えるとすぐに岩稜帯になり、いろいろな花が出てきます。

最初のうちはタカネマツムシソウの多いお花畑です。

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タカネマツムシソウや香油雪層が咲き乱れるミニお花畑です。

北アルプスのお花畑には負けますが、それでも四国でこういう雰囲気の味わえる場所はこの山域だけですね。

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コウスユキソウは特に今年は多かったような気がします。

株の上の方の葉っぱが白っぽくて、花はあまり目立ちませんが、葉っぱがなんとも素敵ですね。

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イワキンバイもここではたっぷり咲いています。

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稜線には数はそれほど多くなかったけど、オトメシャジンもぽつぽつと。

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橄欖岩の間から花を咲かせるタカネマツムシソウ。

橄欖岩の赤茶けた色合いが花を引き立てます。

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ここも素晴らしいロックガーデンでした。

これだけ咲いてたら北アルプスと張り合えるかも…(^^;)

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振り返ると、先ほどまでいた東赤石山が・・・・

東赤石のほうは岩場は少なくて、どちらかといと樹林帯。

植生も八巻とはちょっと違います。

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タカネマツムシソウとコウスユキソウのツーショット

まだ咲きはじめで、枯れた花がないので初々しいのです。

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タカネマツムシソウにハチがとまってますね。

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↑因みに、2017年8月に槍の西鎌尾根で撮影したタカネマツムシソウです。

タカネマツムシソウだけは東赤石のほうが数も多いし、ここで見るのがいちばんと思ってます。

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トラバース道でも少しだけ見かけたナヨナヨコゴメグサでしたが、画像が失敗でした。

でも、この稜線の岩場でプチ群生してました。

小さな小さな花ですが、まとまって咲いていると目につきやすかったです。

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赤茶けた岩がむき出しになった八巻山への稜線。

今は28歳になる末っ子が中一の時連れてきましたが、さすがに男の子、登山道を歩かず上の方の岩場を歩いていた男の人について八巻まで行っていたのを思い出します。

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何か小さな花を撮影中の山じいさん。

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エントツ山さんは山頂標識を立て直すから先に行ってきますと言い、小走りで八巻へと登られて行きました。

さすがにあっという間に姿が見えなくなります。

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私たちは相変わらず花を楽しみながら歩きますが、ストックがやっぱり岩場では邪魔ですね。

↑細い葉っぱが見えているのはオトメシャジンの葉なので、この辺りももうちょっとしたらオトメシャジンが多くなるのかも…オトメシャジンは山荘付近でもごく咲きはじめでしたから。

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このコウスユキソウも見ごたえ満点。

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ちょっと向こうの方では白い花が咲いていて、ツルギハナウドなのかウバタケニンジンなのか、離れているので見分けがつきませんでした。

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そのうち、山じいさんも前を登っていきました。

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八巻山が近くなるにつれ、シコクギボウシも見かけるようになってきました。

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あらまぁ、こんなところにヤマトキソウ。

小さな花なのに、一度シャッターを押したきりだったので、画像がピンボケでした。残念。

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こちらも東赤石には多い、シコクママコナ。

こちらは、香川の山でも見られるので、それほど珍しくはないですが・・

それに時期も今からです。

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14時40分、八巻山頂に着きました。

エントツ山さんは風で飛ばされた山頂標識をすでにきちんと立て終えていました。

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設置しなおした山頂標識の後ろで記念撮影です。

この銅板の山頂標識はエントツ山さんが設置されたもので、赤石山系のいろいろな山頂に立っていて、私たちにはなじみ深いものです。

逆光ですよと言いましたが、「それで顔がはっきり見えんから、ちょうどええんや」「とエントツ山さん。まぁお二人ともサングラスをかけているので、顔は隠れますが・・・

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記念撮影が終わったら、最後に東赤石を撮影してから下山にかかります。

コメント

こんにちは。楽しそうなお花畑ですね。あんな岩を登られるのですか。若い頃は高いところは全く平気でしたが、歳を取ってからはやや高所恐怖症気味です。

多摩NTの住人様、こんばんは。

四国ではここのお花畑はぴか一だと思います。
岩場歩きは結構爽快感があって、楽しいものですよ。
ただ、若い時と違い、バランスが悪くなっているので、気をつけないと・・・。
ここは大したことないですが、槍ヶ岳の穂先は普通の方はちょっと怖いかも
しれませんね。

私は子供のころから、屋根に登ったり、木に登ったり、おてんばでしたから(^^;)

keitann様 こんにちは
かんらん岩ですか、赤茶けた岩肌があって、そこに草の緑と、七色の花模様ですから、それは映えますね。
そこにエントツ山さんや山じいさんというユニークな名前を持つ人たちがまるで我が庭のように訪れるのですから、この山も、「山冥利に尽きる」のではないでしょうか。
背丈の低いタカネマツムシソウが何度も出てきますね。
その他にもこの山でのお約束の花であろうものたちが続々と出て来て、とても魅力のあるところだと思いました。

ぶちょうほう様、こんにちは。

早池峰山もここと同じく橄欖岩だったと思います。
アポイ岳、至仏山なども同じ地質ですね。
ほかの山とはちょっと違う花が咲きます。

エントツ山さんは50を過ぎてから山歩きを始められた方ですが、四国中の
山を歩きつくされ、北アルプスや南アルプスも何度も登られている方です。
山じいさんは大学時代からの山仲間で、こちらもベテランの山男と言えます。
その中で私は、今ではそれほど早く歩けるわけでもなんでもないのですが、
お二人ともゆっくりペースの私に付き合ってくださって感謝しています。
まぁ、花に関しては私がちょっとだけ先輩かも・・・

この山は標高差1100mを登りますので、北アルプスなどに登る前のトレーニング
の山としても良く登ります。標高が低いので耐暑訓練にもなりますし・・・
おまけに夏場はいろいろな花が咲くので、四国では貴重な山です。

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