今年二度目の東赤石へ、その4、山頂と三角点
早く分岐に着かないかな~という気持ちは、一つには分岐のところで前回見かけた見事なシコクギボウシが咲いているに違いないという気持ちがあったからです。
何やら見覚えのある風景になってきたと思ったら、咲いてましたよ・・・・
↑思った通り、シコクギボウシが豪勢に咲いています。
ここの株はどういう訳か、いやに花つきが良いですね。
山頂への直登道分岐は12時22分に通過です。
丁度道標の真下にシコクギボウシの株がいっぱいあって、豪勢にさいているのです。
エントツ山さんが大喜びでした。
ここからは久しぶりに山頂へのちょっときつい登りを登ります。
初夏に来れば、キバナノコマノツメやユキワリソウが咲いていて、楽しい道でもあります。
二年前にPさんご夫妻と来た時は、山荘から先に八巻山に登り、山頂へとやってきたので、この道を下ったのでした。
↑きつい登りの道沿いには、今の時期はオトメシャジンやらホソバシュロソウが咲いています。
この季節ならシラヒゲソウも気の早い株が咲いてますが、今回は一輪も咲いていませんでした。
その代わりに、今までこんな場所で見たことがなかったヤマツツジがまだ咲いていました。
今年はあちこちでヤマツツジもよく見ました。
12時39分、赤石越に出ました。ここからは稜線歩きです。
以前咲いてたか実があったと思う、アカイシヒョウタンボクを今年は見かけませんでした。
山頂直下の橄欖岩をバックにタカネシュロソウが何本も固まって咲いています。
今回の山行は自分でも驚くほど、花の画像しか撮ってませんね(^^;)
山登りの記録には全然なっていません。自分では飽きるほど来ているので、つい撮影せずに済ませてしまうようです。
これも山頂直下のコウスユキソウ群落。
見ごたえがありました。
山頂着は12時50分。
展望はありません。
とりあえず撮影を済ませてから、三角点方面にも向かいます。
雨が降らずに済んでやれやれです。
三角点の最後の登りを登っていたら、ガスが晴れて思いがけず展望が得られました。
ラッキー・・・
寒風山で嫌というほど見たイワキンバイが三角点でも咲いています。
タカネバラを見に来た時も、そういえばいつもこの辺りでイワキンバイを撮影してます。
そして三角点からは赤星方面がガスの切れ間に見えてきました。
エントツ山さんに尋ねると、尖っているのが黒岳でその右がエビラ山ということです。
いちばん奥はもちろん赤星ですね。
赤星方面を撮影されるエントツ山さん
山じいさんとエントツ山さんのツーショットも記念に撮ります。
病気をするまでは山で自分の姿なんて撮影しませんでしたが、病気後は考えが変わりました。
7月2日にはトラバース道から眺めた東光森方面も、ガスがあるものの、何とか姿を現してくれました。
途中でぱらっと来たので、本降りにさえならなければ良いとだけ願っていたのですが、これは出来すぎですねぇ。
そうこうするうちに、ガスが再び上がってきたようです。
エントツ山さんは八巻にも行かれるので、早く山頂に戻って、お昼ご飯にするとしますか。
山頂に戻ってくると、着いた時にはまったく見えなかった八巻山も何とか姿を見せてくれました。
向こうには尖った前赤石も見えていて、ガスが湧くこの光景がいちばん東赤石らしい眺めですね。
こんな風景を見ると、無理かもしれないけど、来年はまた縦走したいなと思いました。
陽射しも出てきて、暑くなったので、お昼ご飯は樹林に入って木陰でいただきました。
山の天気はほんとに気まぐれですね。
お昼も食べ終えて、山頂を後にしたのは14時ぐらいだったでしょうか。
14時10分、再び赤石越まで帰ってきました。
ここからは2年ぶりの岩稜歩きとなります。
早速、この日初めてのタカネマツムシソウが出てきましたよ。
いつ見てもいい色ですね。
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