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2020-08-05

今年二度目の東赤石へ、その3、オトメシャジン

案の定、天狗の庭のロックガーデン迄やってきたら、第一オトメシャジンの姿が見えました。

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ちょっとふっくらした花冠を持ったオトメシャジンです。

オトメシャジンはほっそりとした花やらふっくらした花やら、フォルムは結構いろいろです。

共通しているのは花柱が長く突き出ていること。

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コウスユキソウも、もうすぐ咲きそうになっています。

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花冠の縁がくるりと反り返っているのも良いですね。

10年以上前には東赤石を代表する花と言えば、オトメシャジンだったと思います。

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↑瀬場橋にもオトメシャジンの絵が描かれているほどです。

私自身も関東の花仲間の方から東赤石のオトメシャジンの話を聞き、四国の人間としてはぜひとも見ておきたいと思い、2002年ぐらいに子供2人を連れて初めて登りました。今、36になる息子が大学一年だったと思いますから、18年前ですね。

その後、タカネバラに魅了され、毎年のようにタカネバラの宣伝をしたせいか、最近ではタカネバラ目当てに登る方のほうが多いようです。それでもタカネバラは北アルプスやその他の山でも咲きますが、オトメシャジンは東赤石の固有種ですから・・・

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イヨノミツバイワガサの株の中からは寒風山ではまだ咲いてなかったシモツケソウが咲いています。

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そして、シモツケのほうも終盤ながらまだ咲いていました。

シモツケとシモツケソウは花がよく似ている上に、同じ時期に咲くので、紛らわしいです。

シモツケは木本、シモツケソウは草本ですね。

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先ほどから「もっとわっさりと咲いたオトメシャジンが見たい」と言っていたエントツ山さんの望みに近い株が、赤石山荘の手前で出てきました。

葉っぱも見えていますが、細いでしょう?

赤石山荘では休憩するというよりも、お二人は水場のチエックなどされてました。

裏手の水場は、もう水が流れていませんでした。

小屋番の方がいらっしゃったときは裏手に水場があるので、水を少なめにしか持たない時でも、補給できて心強かったのですが・・・

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そんな訳で、11時40分ごろに山荘を出発し、トラバース道を辿っていると、クモキリソウの貧相な株が1株ありました。

↑槍ヶ岳に新穂高から槍平経由で登った時に、穂高平辺りでも見ていますが、標高1500付近で見たのは初めてかも・・・意外と環境に適応する花なんですね。

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ほっそらしたオトメシャジンも・・・

花の色も白に近いです。

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トラバース堂から少し離れたところに見えたコオニユリの蕾。

派手な花が咲いているときに、ここを歩いたこともありました。

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サワオトギリかな?

咲いたばかりで初々しいですね。

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7月2日に歩いた時にも咲いていたピンクのヤマアジサイもまだ咲いています。

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タカネバラのほうは果実になっていましたが・・・

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よく見ると、まだ咲いている花もあったり・・・

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↑トラバース道歩きは植物散策するものには楽しい道です。

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下の方で見かけたコウツギがまた出てきましたが、標高を上げてきたので、花がまだ綺麗ですね。

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橄欖岩をバックに燃えているのはクロヅル。

赤い翼花も見えています。

白い花より、こちらの翼花が目立ちます。

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東赤石には多いウバタケニンジン。

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ピンクのアジサイも、この後、結構見かけました。

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ギボウシも咲いていたのですが、生憎と葉っぱなどを確認し忘れたので、スダレギボウシなのかシコクギボウシなのか?

東赤石の直登道への分岐のところに、見事なシコクギボウシがあったはずですが、それを見るのを楽しみに歩きます。

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ここでもシモツケソウが艶やかなピンクで咲いていました。

コメント

keitann様 こんにちは
どうやらこの乙女さんとの出会いが今山行の狙い目だったようですね。
体形?的には太った乙女や、ほっそりした乙女さんまで様々な姿がありましたね。
他にも沢山の種類の花を見るには少しだけ遅かったかもしれませんが、それでも随分豊かな花模様ですね。

私も行ってきました。暑くてもう何度もやめようとおもいました・・・
オトメシャジンたくさん咲いていましたが、上から下りてきた男女は、花には興味がないようで「このピンクの花はなんというんですか」とシモツケソウを聞かれたので、オトメシャジンがここの固有ですよ、というとやっと写真を撮られていました( ´艸`)
私も目的の花を何とか探すことができましたよ。(撮影がかなりむつかしくてピンボケになりましたが( ´艸`))今度はバラのころに行ってみます。

ぶちょうほう様、こんばんは。

夏の東赤石と言えばオトメシャジンというほど、この花は東赤石の主のような
花です。
一昔前には県外から訪れる方もたいていはオトメシャジン狙いだったように思い
ますが、派手さと華やかさで最近はタカネバラに主役を譲っているような気がします。

外見はスリムなのや、太っちょさんや、色白のや紫の濃いのやいろいろあります。
東赤石は5月ごろのキバナノコマノツメやユキワリソウを始めとして、次々と
いろいろな花が咲く山で、10年ほど前は5月~10月まで毎月登った年がありました。

来年は春先のスミレが咲く時期に一度登って見たいものです。

どんぐりさん、こんばんは。

最近、東赤石に行かれたのですか?
それはご苦労様です。
私が行ったときは、幸い、涼しい日で助かりましたが、2年前に登った時は
同じ時期でも蒸し風呂に入ったような暑さで、あんな暑い山登りは初めてでした。
山に登る目的はいろいろですから、花に興味のない方もたまにいらっしゃいますね。
皿ヶ嶺でシコクカッコソウを撮影しているときも、「この花は何ですか?」と訊かれ
こんな派手な花でもご存じない方がいるんだなと思ったことでした。
オトメシャジンはどちらかというと地味目な花ですから、ツリガネニンジンだろう
ぐらいに考えている人もいるかも・・・
目的の花・・・まだ咲いてましたか。
小さいので、撮影は難しいですね。
タカネバラは派手だし、株がたくさんあるので、圧倒されますよ。
しんどい山ですが、いろいろなお花が咲くので、何度でも足を運びたいですね。

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