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2020-08-25

夏のカルスト散策、その6、ヒナノキンチャクとシオデ

丁度、ヒナノキンチャクの咲いている時期だったので、見に行きました。

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8月に入ってから猛暑と雨不足で、ほかの株も干からびそうな感じで、綺麗な株が少なかったですが、何とか咲いていてくれました。

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ヒナノキンチャクを見ると、亡くなった山仲間のTさんを思い出します。

この8月31日で亡くなってからちょうど5年になりますが、亡くなる前の7月に彼女のお宅に遊びに行ったのでした。もう余命いくばくというときでしたが「死ぬ前に一度、ヒナノキンチャクを見てみたかった」とポツリと話してました。

どういう巡り合わせなのか、それからほどなくして私のほうがヒナノキンチャクを見る機会に恵まれました。彼女に見せてあげたかった・・・・

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いつ頃から咲いていたのでしょうね。

もうきんちゃく袋がかなり出来上がっているので、7月下旬には咲いていたのだと思います。

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その辺りを散策していると、奇妙な花を発見。

というか、葉っぱや花の形からシオデの仲間とすぐにわかったのですが、6月にも蒜山で見ていたし、何年も前に高知の低山で見かけたのは5月のことでした。

いくら何でも花の時期が遅いので、シオデの仲間の何かだろうと思ったのでした。

それにしても、これほど花つきが良く、綺麗な状態で見たのは初めてです。

ほかの仲間も呼んで、皆で撮影したり観察したりでした。

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↑こちらは雌花のようで、初めて見ました。

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↑こちらが雄花です。

なかなか精巧な細工物のようで見ごたえがあります。

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葉脈が独特で、すぐに覚えられる葉っぱ。

四国では高知でしか見ていませんが、岡山の山に行くと割合よく見かけます。

花仲間が集まると、ああでもない、こうでもないといろいろな話が出て、それもまた面白いです。

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珍しくはないですが、ボタンヅルの花ももう咲いていました。

コメント

こんにちは。ヒナノキンチャクは見たことがありません。可愛い花ですね。

多摩NTの住人様、こんばんは。

ヒナノキンチャクはとても小さい花ですよ。
それにどこにでも咲いてるという訳ではないので、ご覧になるのは
なかなか難しいと思いますが、そのうちに出会いがあるといいですね。

keitann様 こんにちは
ヒナノキンチャクは絶滅危惧種になっていましたね。
それもかなり高いレベルの希少種ということでした、たしか。
小生はこの花を伊吹山で何度か見ていますが、それはいつも同じ場所のものでした。
もしかするとその一か所だけで生育していたのかもしれません。
姿が小さいので写真に撮りにくいですね。
この記事の写真を見て、その鮮明さにびっくりしました。
そろそろ涼しくなって欲しいですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

ヒナノキンチャク・…絶滅危惧種になってるところが多いようですね。
香川にはもともと自生がないようですが、ほかの四国の三県には咲くようです。

伊吹山にも咲くということ、以前、伺ったことがありましたね。
石灰岩地に多いということでしょうか。

この花は小さいけれど、明るい場所で咲くし、色合いが鮮やかなので、まだ撮影
しやすいと思いました。先日、見に行ったコオロギランはもっと小さくて地味なので
それこそマクロレンズがないと難しいです。

↑のヒナノキンチャクは6月に今までのカメラが動かなくなって仕方なく、ワンランク
下の機種を買い求めたときにセットになっていたレンズで撮影しました。
パンケーキレンズというようです。
来月7日に最後の手術を受けるために入院しますので、また山と少し遠ざかることに
なりそうですが、なるべく早く復帰したいです。

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