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2020-11-25

2泊3日で孫を見に上京を③最後にアワコガネギクを

どうやら池の辺りまでやってきたようで、向こうに白いサギの姿が見えました。

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↑大砲のようなレンズをつけた中高年のカメラマンの方がかなりいらっしゃって、たった1羽のサギの姿を撮影されていました。

香川はため池が多いせいで、サギは珍しくなく、それどころかコウノトリまで見られる土地柄ですので、ちょっと東京のカメラマンの方が気の毒でしたが・・・・

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   これはラベルがなくともわかるノコンギク

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ススキに似てますが、水辺なのでオギでしょうね

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散策される方もまばらで、まさに都心の穴場ですね。

池のほとりのベンチでのんびりと読書をされる人もいました。

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赤いものが見えたので近づくと、久しぶりで見たビナンカズラの実です。

でも、あまり綺麗ではなかったですが・・・

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武蔵野植物園の字が見えたので、森の小径経由で行ってみます。

アワコガネギクはむさしに植物園に咲いてるとか・・・

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望遠で撮影したイイギリ。

愛媛の山地でかなり前に見ましたが・・・

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ほんとに小径です。

両側に欝蒼とした木が繁り、まるで山の中にいるのと変わりません。

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この辺りだけ、少し紅葉していました。

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シュロに着いても面白い考察。

我が家にもシュロは4~5本生えてきています。

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フユノハナワラビ?

オオフユノハナワラビ?

森の小径は倒木のため、途中から通行禁止となっていて仕方なく引き返してきます。

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池のところまで帰ってきたら、ゴンズイの実も見えました。

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ついでに池の方に行ってみました。

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向こうにビルがみえなかったら、都心ということを忘れそうな・・・・

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ナガボノシロワレモコウだけはまだ綺麗に咲いていました。

湿地の植物なんですね。

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もう少し早い時期なら、シロバナサクラタデも見られたみたい・・

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これはアキノウバギツカミでした。

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トンボも結構飛び交っていて。赤トンボ・・・

正確な名前は調べていません。

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イトトンボもいました。

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池を散策していたら、はぐれてしまった息子と孫のK君と会いました。

ここで、K君とはさよならしました。

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ムラサキシキブは園内の数か所で見かけたようです。

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そして、武蔵野植物園の奥の奥までやってきてようやく・・・

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待望のアワコガネギクです。

思ったより背の高いキクですね。

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風情という点からいえば、四国で見かけるシマカンギクやツルギカンギクの方が上のように思いました。

でも長い間見てみたかったノギクです。

隣で、すごいレンズをつけた方がいて、「何を撮られているんですか?」と尋ねるとイトトンボですとのことでした。

四国から来たことを話すと、「四国のどこから?」と尋ねられました、香川ですというと「この教育園は香川に縁が深いんですよ」と。そうなのです、自然教育園はもともとは高松藩の松平頼重公の下屋敷があった場所なのでした。

前日に続いて不思議な縁があるものだな~と思いました。

さて、見たかったアワコガネギクを見たら、そろそろ帰途に就くとしましょう。

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帰りは少しだけ違うコースで・・・

↑ゲンノショウコのミコシグサ状態

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サワシバという木は四国にはあまりないので、見ておきます。

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チドリノキとよく似ているそうで、なるほどほんとですね。

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これはいつも山で見ているシロモジ。

私も山で拾った実から育てています。

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↑アワブキの木

かなり以前にアワブキは植物の会の方に教えていただきましたが・・・

その方が亡くなられたことを上京直前に、偶然知ったばかりでした。

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園内では最後に撮影したセンニンソウの果実

綺麗でした。

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自然教育園を出て、目黒駅へと歩いているとイチョウの木が淡く色づき始めです。

コロナさえなければ、気持ちの良い秋の1日ですが・・・

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ギンナンの実がたくさん落ちていて、一人の女性の方が拾っていました。

これが東京で撮った最後の画像です。

慌ただしい3日間でしたが、植物散策の趣味があれば、どこの土地でも楽しく歩くことができるとあらためて感じました。

コメント

keitann様 こんにちは
地価のとんでもなく高値の東京の中で、これだけ広い場所を草木だけのために占有するということはとても「変なこと」なんでしょうね。
現在の世でこれだけのことを為そうとすると大変な抵抗勢力が出て来そうです。
その昔に高松藩の下屋敷があったとなればそういうものかと頷けますが・・・・。
その時代でしたら偉い身分の人なら、土地くらいのことは少ない元手でも分捕り放題だったのでしょうか。
さて、二記事にわたった園内紹介でしたが、私たち田舎モンには結構ありふれた草花が出てきましたね。
むしろ子供さんたちが喜ぶような小型昆虫が相当な種類生息しているのでは・・・?とも感じました。
確かに自然に近くはない都会では野鳥なども格好の撮影対象なんでしょうね。
名古屋市内の公園でも同じような光景がありました。その時はたくさんの”射撃手”たちがキビタキを切迫した様子で狙っていました。

ぶちょうほう様、こんばんは。

地価が高いというのもありますが、都心の一等地でこういう緑の空間が
楽しめるというのは「東京は成熟した街だよ」と友人が言ってました。
ニューヨークならばセントラルパークみたいなものなんでしょうか。

昔から大阪は公園や緑が少ないけど、東京は公園も緑も多く、私たちみたいに

家や建物ばかりを見ると息が詰まる人間でも東京は住みやすいかもしれないとは
よく言われてました。

確かに自然教育園の木々や草花はお金には代えがたい空間でした。

イノコズチをラベルを立てて植えてあるのも、普通の植物園ならきっと見ない光景
でしょうね。雑草ですら東京では見られないということなのかもしれません。
子供たちにそういう草も示すという方針なのかも・・・

イトトンボは我が家の庭にも生息していますが、たぶん農薬を使わない環境なら
住めるんではないでしょうかね。都心には畑などがないぶん、農薬と葉無縁でしょう
から。
キビタキと言えば、今日はやっとこさで、我が家の畑にもジョウビタキがやって
きましたよ。待ちかねていました。


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