二泊三日で孫を見に上京を②自然教育園へ
翌10日はまだ休暇中の息子や孫と一緒に、前日とは違う道を歩いて自然教育園へと向かいます。
都心ですが坂が多いうえに、路地のような道も多いので、一人では地図でも見ないことにはなかなか歩けないですね。
いろいろな家を見ながら歩きます。きっと1坪何百万もするような土地なんでしょうが、住んでいる方にとっては家には変わりないですね。車庫にはさすがにベンツを始め、外国の車が駐車してある家が多くて物珍しく眺めます。
中に、こんなお宅が・・・

↑玄関横の何というかちょっとしたギャラリー的な場所に、昔の木製のワカンやたぶん山スキーの板、
登山靴だけは新しい靴でしたが、たぶん私などと同じ年代の方なんだろうなと思いました。
靴が新しいところを見るに、今でも歩かれている方のようですね。
木製のワカンがどこに行ったか見当たらなくなってしまった私は、ちょっと羨ましく眺めさせていただきました。

↑どこかのお宅ではこんな赤い実が実っていて…今まで見たことがないような木でしたが、果実はヤマボウシそっくりです。そういえば花仲間の方で常緑ヤマボウシというのを植えている方がいて、常緑なら今の季節も青々とした葉を繁らせていてもおかしくないですね。
この後、前日は休園日だった自然教育園に入りました。
65歳以上と高校生以下は無料なので、お金を払ったのは息子だけです(^^;)
敷地面積6万坪という広大なお庭です。

入ってすぐ目についたのがこのシロヨメナの白い花。
四国で私たちがよく見かけるのは、実はケシロヨメナと聞いていますが、見た限りではほぼ同じですね。

これはラベルはありませんでしたが、もちろんヌスビトハギです。

息子と孫はかなり先の方を歩いています。
彼らの目的は池のようです。
道端の植物にいちいち目を留め、撮影する私とは、たちまち距離が開きました。

「路傍植物園」と銘打ってあります。
確かに道の横の植物園ですね。

10月の皿ヶ嶺で見てきたばかりのチドリノキもあります。
これはカエデの仲間です。

↑葉は1枚葉なんですけどね。

今まで見たことがないと思う、イヌザクラもありましたが・・・
葉を確かめようとしたら・・・

樹高10m以上あって、どんな葉なのか確かめられませんでした。
ほかにもここは樹高20mほどの大木がいっぱいあって、地価が1坪辺り数百万という都心の一等地に欝蒼とした森が出来上がっているのです。

sシュウブンソウなどというごくごく地味な植物も植えられています。

さらに、これは雑草としか思えないイノコズチ。
いまだにうちの畑から駆除できてない草ですが・・・

ヤブマオの仲間も苦手なんですが、メヤブマオというのはこれなんですね。
勉強になります。
この手の植物は良く似ていて見分けが難しいのです。

赤い実が綺麗なセンリョウもありましたが、この週の週末に自生のセンリョウをたくさん徳島の山で見ることができたのでした。

ユウガギクはぜひ覚えたいノギクでした。
ノコンギクとヨメナの見分けぐらいはわかりますが、ユウガギクとなるともうわかりません。
分布が本州近畿以北なので目にする機会も少ないです。

花はほぼ終盤でした。

↑ユウガギクの草むらですが、ノコンギクに比べると草丈が高く粗野な感じがします。
ノギクの仲間はどれも好きですが、あまり綺麗とは言えないかな‥‥終盤だからかもしれません。

ムクロジの字がありました。
ムクロジは実は10年近く前に種をまいて育てています。

見上げてびっくり、樹高10mは軽く超えています。
我が家のムクロジは今は樹高2mほどですが、これは地植えにはできませんね。

ムクロジに次いで、やはり私が実生で育てているハクウンボクも出てきました。
ハクウンボクは息子の住んでいる社宅の近くの公園にもたくさん植えられていて東京では案外身近なんでしょうか。四国では結構高い山に行かないと見られない木ですが・・・。

土塁もありました。
江戸時代以前に住んでいた豪族によって築かれたとか・・・

季節季節に訪問すればいろいろな花や木の実が楽しめそうですが、イカリソウというのは何というイカリソウが植えられているんでしょう?

タチツボスミレというごくありふれたスミレも植えられているようです。

これはこの時期咲いていた数少ない花の一つ、チャノキの花です。

ビューポイントなる場所があって、ここはシイの大木が見られるポイントでした。

これがそのシイの大木です。

園内は都心にあっても人が少なく、コロナの心配もありません。
穴場らしいです。

この林の変遷をかいた説明板があって興味深く読ませてもらいました。

コメント