綱繰山アケボノ山行、その4、急な尾根をアケボノを見ながら
ようやく稜線に近い場所を歩くようになったので、道に沿って花が見えるようになってきました。
↓まずはオオカメノキの白い花
↑岡山では嫌というほどオオカメノキの花を見ましたが、四国の山ではやっぱり深山の花という雰囲気があります。そうそう楽に見られる花ではないように思います。
そして、Pさん待望の登山道わきで咲いていたアケボノ。
数は少ないですが、このピンクは貴重ですね。
ミツバツツジも色を添えます。
正面に山の斜面が見えてきましたが、道はこれをトラバースします。
東斜面はほぼ断崖絶壁みたいで登れないので、東側の尾根まで巻くようです。
トラバース道の途中で咲いていたマルバコンロンソウ。
ミツバテンナンショウもところどころで咲いています。
香川では見ないのですが、愛媛や徳島には多いですね。
もうちょっとで北側の尾根の基部に着くという直前で、ショートカットの道があったので、Rさんと私はそちらを登りますが、かなり急で足元もあまりよくないので、膝の具合が悪いPさんは正規の道を歩きます。
10時49分、東尾根に乗りました。
後はこの尾根を登れば山頂のはず。
少し遅れてPさんがやってきました。
下に道標が見えていますから、正規の道はここから尾根を登るのです。
尾根を登り始めると、途端にアケボノのピンクがあちこちに見えてきました。
丁度見ごろのアケボノですが、残念なことに尾根に生えているヒノキ?か針葉樹に邪魔されて全体を見られないのが、ちとつらいです。
↑道はこんな木の根道を登っていて、かなりの急登です。
Rさんも四駆で登ってきます。
手前の針葉樹がなければ、石鎚山系もよく見えるのに・・・・
上から単独の男性が下ってこられて、上は花が傷んでいてこの辺りがいちばん綺麗ですよと仰るので、この辺でしっかり撮影したいですね。
辺りを見回すと、ちょっとした岩のテラスがあって、踏み跡がありました。あそこだと思い、岩に下りていきました。
↑すると、空中に張り出した岩のテラスのおかげで、邪魔になる木が入らずアケボノがよく見えました。
↑今回のアケボノの画像の中で自分ではいちばん気に入っている画像です。
花も傷んでおらず、まさに見ごろ。
Pさんもゆっくりと撮影しながら登ってきます。
今日はお花見山行なので、ここはゆっくりで正解ですね。
ようやく前の方が緩やかな登りになってきてさすがの急登もこれで一段落なのかな?
マツが間に入ってしまうのですが、5月だというのに雪のあるチチ山方面です。
深い谷をバックに咲くアケボノ。
この花はいつ見ても、てんでんばらばらの方向を向いて咲くのが、なんともおかしいです。
アケボノのピンクを背景に、ミツバツツジの紫色。
この辺りでお昼を食べるのがいいかな~?
アケボノの花の下でお昼を食べられれば最高の贅沢ですね。
keitann様 こんにちは
綱繰山が小生の地図上で位置を確定できませんでしたが、大永山トンネルは確認できましたから、その辺を類推しながら、この記事に読み進んで来ました。
アケボノツツジはツツジとは言え相当高くなるようですね。
幹も曲がりくねっているみたいでごつごつしてもいるようです。なかなか貫禄のある木みたいに感じました。
花の向こうに青空のある構図は絢爛豪華だと思いました。
満開の花の下で食べる食事はたしかに平地では味わえないような贅沢な時空ではないでしょうか。
投稿: ぶちょうほう | 2021-05-25 11:11
ぶちょうほう様、こちらの記事にもコメントをいただきまして、ありがとう
ございます。
綱繰山は二万五千図には名前が記載されてないようですが、大永山トンネルの
北東にある1466Mの山です。
アケボノツツジやゴヨウツツジは樹高5Mを超すものをよく見ます。
本州ではアカヤシオというよく似たツツジがあるそうですね。
アケボノツツジは幹も黒々として風格があります。
今年は当たり年だったようで、一つの株で咲く花も多かったようです。
シャクナゲも2週続けて見事な花景色を見られましたし、今年はいったいに
ツツジ類の当たり年のようです。
我が家のツツジも今年はひじょうに良かったですよ。
サクラのお花見は簡単にできますが、アケボノツツジの下で花を見ながら
お昼休憩するというのは、そうどこででもできるものではないと思います。
投稿: keitann | 2021-05-25 22:18