2021年のマドの天狗~寒峰周回、その4、道なき道を登る
Pさんの車に乗せてもらい、林道を走りだします。
↓この日は日曜だというのに、車の音なども聞こえ、作業中だったようです。
私たちの目の前をキャタピラ車のトラックが伐採した木を積んで走っていました。
山の斜面を走るので、キャタピラ車でないと走行が無理なんでしょうね。
↑12時27分、Pさんの車で寒峰登山口へと向かいます。
距離は短いですが、それでも歩くと30分以上はかかるので、ロング歩きの時は助かります。
3年前にはYさんのご主人がサポートしてくださったのでしたが、その3年の間にYさんは亡くなられ、PさんとPさんのご主人のMさんも膝を傷められて、山歩きがあまりできなくなりました。
私たちの世代の山歩きは、いつどんな事態になるやもしれず、歩けるうちに歩いておかなければと思います。
10分ほどで、寒峰登山口に着きました。
展望の良い場所があったので、皆で眺めます。
↑先ほど歩いてきたマドの天狗や下ってきた寒峰台地横の尾根などが見えます。
その後ろには中津山と国見山?
林道はここだけ広くなっていて、最初の周回の時はPさんのご主人のMさんがここに車をデポしてくださっていたのでした。
この周回の時はいろいろな方にお世話になっています。
ヤブヘビイチゴかな?
そしてやはり黄色い花のコナスビの花
石だらけの劣悪な環境でも可愛く咲いています。
登山口辺りはマタタビやサルナシ、ヤマブドウのちょっとしたツル植物の天国になっていますが、ヤマブドウは今年は豊作のようで、花がいっぱいでした。
ぶら下げられたドリンク剤のボトルが登山口の目印です。
12時43分、この登山口を出発します。
Pさんとは夕方までここでお別れです。
退屈したら、お昼寝でもしててねと言いながら、しばしのお別れでした。
最初はテンニンソウの大群生の中をかき分けて進みます。
マムシがいたら怖いので、Aさんにトップを歩いていただきました。(^^;)
歩いていると、Rさんがこの青い花は何?と・・・・
ああ、これはうちの芝生に生えてくる雑草のタチイヌノフグリよと・・・
これも帰化植物なんですね。
我が家の芝生の中から出てくるのは小さくて、花は撮影が難しいですが、ここの株は結構大きくて花もちゃんと写りました。
ちょっと歩いただけで、中津山がせりあがってきて良く見えるように・・・・
12時50分、樹林帯の中に入っていきます。
入ってすぐにトチの大木があります。
岩に着生したタニギキョウ・・・
珍しいキノコが…と思ったら、後で調べたらアミガサタケらしいです。
美味しいらしいです。
残念なことをしました。
ハシリドコロの株もあります。
ヤマシャクヤクの小さめの株もあちこちに見られます。
欝蒼とした森を歩かれるAさん
12時59分、渡渉地点までやってきました。
過去2度もこの場所で渡渉したと思います。
Aさんはもう渡渉を終えられて対岸に登ろうとしています。
後ろから渡渉を終えてやってくるRさん
右岸から左岸へと渡るとそこには踏み跡らしきのがあって、わりとスムーズに登れますが、問題はここからのコース取りです。
↑大きな木の幹に着生して咲いている可憐なタニギキョウの花。
この前も何かに着生してました。
林床でも点々と咲くタニギキョウ。
Aさんの足が止まり、どうやら行くべきルートに苦労されているようです。私もいちばん最初に来た時は、この上のほうの大木のある林の中で休憩した記憶がありますが、記憶が曖昧です。GPSを見ると、このまままっすぐ上に行くと最後に岩場に出てしまうようです。
なので、右手にトラバース気味に歩いて、尾根に乗ろうということになりました。
↑余裕がないので、一枚しか撮影してませんが、右上の方面にとトラバース気味に歩きますが、これが急斜面のこととてずり落ちそうで足場が悪いと言ったら・・・
13時34分、やっとのことで、Aさんがすでに到達されている尾根まで出てきたようです。
やれやれ・・・
渡渉してから30分もかかりました。
でも、尾根に乗れば後はこの尾根を辿るだけですね。
乗って仕舞えば、後は歩きやすい尾根道でした。
左下を覗き込むと、先ほど走った林道?らしき未舗装の林道が良く見えています。
なんだかんだで結構、登ってきたようです。
尾根は樹林だけなので、歩きやすいものです。
さて、登山口から1時間以上歩いたので、どこか適当なところで休憩しましょうか。
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