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2021-08-14

初めての白山、その17、ノビネチドリとセンジュガンピ

甚之助避難小屋から5分ばかり下ったところで、またまたピンクの花を見かけました。

最初はまたテガタチドリ?と思っていたのですが、よく見ると・・・・

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これは6月に伯耆大山でも見かけたノビネチドリではないですか!

白山と言えばハクサンチドリと思い込んでいたのですが、結局、白山に来て見られたのはテガタチドリとノビネチドリでした。

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↑そろそろ終盤のようでした。

ノビネチドリだけは四国の山でも咲くのですが、最近は盗掘に遭ったりで、まともに見ていません。

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↑因みにハクサンチドリは東北や北アルプスの山では良く見ていて、これは鹿島槍付近で2010年7月に撮影したものです。

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オオバミゾホオズキが群生で咲いていて可愛い・・・

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↑スマホの画像では撮影できませんが、キソチドリがこの周辺ではたくさん見かけました。

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まだ咲いているミズキの花・・・

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↑これも画像が悪いですが、クルマバツクバネソウのようです。

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Nさんが砂防新道にはセンジュガンピが咲きますと仰っていたのですが、ほんとにセンジュガンピが次から次へと咲いています。

しまいにはもう見飽きたというほど咲いてました。

今までに見たのは槍ヶ岳から槍沢を下った時だけですから、私としては珍しい花だったのですが、これだけ咲いているとね。

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この頃には空はガスってしまいましたが、朝があれだけ青空に恵まれたので、文句は言えませんね。

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観光新津で見かけたミヤママタタビは花が咲いてなかったですが、砂防新道のミヤマママタビは花が咲いていました。

この花がすごくいい香りがすると、学生時代の後輩が言うのですが・・・・

検索すると「花は上品な香りがある」とありました。

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ミソガワソウがまた少し咲いています。

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↑センジュガンピとサンカヨウの果実

サンカヨウも下りではかなり長い間見かけました。

やはり雪の多い山にたくさん咲くようです。

この後、なかなか中飯場に着かないので、道端で少し休憩することにしました。

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↑休憩中に何気なく見上げていた木の葉が変わった形をしています。

マンサクでもなさそうだし、こんな形の葉っぱは見たことないな~

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↑その謎の木の幹です。

ごつごつしています。

帰宅してから調べたらわかりましたよ。

ヤハズハンノキというそうです。

なぜわかったかというと、この後の下りで、果実がなっているのを見かけたからです。果実は明らかにハンノキの果実でしたから・・・

白山の植生に関するファイルを調べました。

「わが国の固有種で、本州の中部地方および北陸地方から東北地方の日本海側に分布しています」とのことで、四国では見かけないはずですね。

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↑たぶん、前日に歩いた観光新道の尾根の続きが見えているのだと思いますが、ガスに覆われてしまいました。

後は下るだけですから、雲ってもどうということはありません。

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丈の高い植物が出てきて、なんか見覚えのあるような?

Nさんがこれはクロバナヒキオコシでは?とアドバイスしてくださったので、よく見ると、ほんとに黒い花が咲いてました。

この辺は中国地方の山と共通するところがあります。

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クロバナヒキオコシの次にはカメバヒキオコシが出てきました。

ヒキオコシ類はそれほど標高の高い場所には咲かず、山裾の花というイメージがありますから、もうかなり下ってきたということでしょう。

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