初めての白山,その5、ハクサンシャクナゲにハクサンタイゲキ
ササユリのピンクとニッコウキスゲの黄色に感激していたら、今度は濃いオレンジ色が見えてきました。
高い山であの色は、もしかしたら・・・・・・
近付いてみるとやっぱりそうでした。
↑クルマユリを見るのはかなり久しぶりのような気がしました。
ブログ内を検索してみたら、2017年の双六岳以来でした。
登山道に何気なく咲いているクルマユリ。
北アルプスでも咲いてはいますが、白山はクルマユリが際立って多いような気がしました。
翌日の山頂直下でも嫌というほど見ましたから・・・
時刻はまだ11時すぎと午前中なのですが、上の方の稜線はガスが垂れこめて見えなくなってきました。
まだ雨が降ってもらっては困るんですけど?
ササの中に綺麗なミヤマカラマツが咲いていて、これは那須でも見たばかりです。
歩いていると、またまたクルマユリの軍団が・・・・
草丈も大きくて、この辺のクルマユリは高山の花というイメージとちょっと外れます。
道はこの辺では尾根の西側を巻いています。
白山の名を冠した二つ目の花・・・ハクサンシャクナゲも咲いていました。
銅山越では5月に見ているアカモノがまだ綺麗に咲いてます。
雪に埋もれている期間が長いので、開花が遅いのでしょうね。
この辺りだと標高1600程度はあると思いますが、まだササユリが咲いています。
11時23分、仙人窟と言われる場所に着きました。
ここで行程の丁度半分まで来たことになるそうです。
なるほど、別当出合からも室堂からも3km地点なんですね。
ここでお昼を食べましょうとNさん。
邪魔にならないように、登山道の上にある岩場に座って、お昼にしました。
↑ボーっとしている私は花ばかり撮影して、肝心の仙人窟の画像を撮影しそびれたので、ネット上から画像をお借りしました。
岩と岩のはざまを潜り抜けるようになっています。
この辺になると、上から下ってくる人も時折通られるようになりました。
確かに下りに使う人が多いようですね。
白山は関西からの登山者も多いのか、大阪弁でしゃべられている方が下られていると思ったら「滋賀なんです」と。
因みに、Nさんのお話では、私たちが行った期間は東京からの登山客は室堂の宿泊はお断りしていたそうで、それもあってか室堂の小屋は空いていました。
20分ほどかけて、ゆっくりとお昼をいただいたら、再び出発します。
標高が高くなったのと曇ってきたのとで、暑さはそう感じなくなり、じっとしていると涼しいぐらいです。一時はどうなるかと思ったほど暑かったけど、曇ってくれて、展望は生憎だけど登るには良かったかな?と複雑な気持ちです。
11時46分、歩き始めてすぐに目に入ったのがミヤママタタビの葉。
マタタビは珍しくもないけど、ピンクの葉も混じっているミヤママタタビは四国ではお目にかかりません。北アルプスを一緒に登っていた後輩がミヤママタタビの花はとてもいい香りがすると言ってたけど、花は咲いてなくて確かめようがありませんでした。
さて、残り半分の行程はどんな花が咲いてるんでしょう?
この頃から岩場が多くなりました。
↑岩の隙間からハクサンオミナエシやシモツケの花がピンクと黄色で可愛いと言ったらありません。
これは何?
よく見ると、ツガザクラの花の咲いた後なのでした。
今度はシラタマノキの花です。
目まぐるしくいろいろな花が咲いていて撮影が忙しいです。
オトギリソウが一輪・・・・
白山に咲くのはシナノオトギリだそうで小池新道に良く咲いていたのと同じオトギリソウなんですね。
そして、じゃじゃーん、ついに出てきました。
ハクサンタイゲキです。
ハクサンタイゲキは過去一度しか見てないのです。
それは雪倉岳の下りで見たのでした。
ハクサンタイゲキなどという植物ももちろんその時に初めて知ったのです。
トウダイグサの仲間は結構好きなのです。
↑ハクサンタイゲキに赤トンボの図が撮れました。
お次はクガイソウです。
白山に咲くのは四国で咲くナンゴククガイソウではなくナンゴクがつかないクガイソウらしいです。
これまた谷に向かって咲くニッコウキスゲ。
辺りはガスってきて、少し暗くなってきたので、時々カメラの設定をオートにして撮ったりします。
相変わらず、岩場の多いところを歩いています。
下には工事用の車道が見えていて、ちょっと不自然な気もしますが・・・・
崖をバックにハクサンタイゲキの群落です。
さすがに本家本元で、数が多いです。
ミヤマカラマツとハクサンタイゲキのちょっとしたお花畑・・・
こちらはハクサンオミナエシとシモツケのちょっとしたお花畑
岩場にはハクサンオミナエシの可憐な花がいっぱい・・・・
撮影時間が多すぎて、なかなか進めません。
keitann様 こんにちは
実際に歩いていると時間軸は横に伸びますので、花の出現も控えめなんでしょうけれども、記事にされたものを読むと、あとからあとから、次から次に花という花が矢継ぎ早に出てきますので、一種の「花酔い」状態になります。
花好きの人には堪えられない楽しさでしょうね。
本当にこの時季の白山は百花繚乱の状態と言っても、言い過ぎではありませんね。
投稿: ぶちょうほう | 2021-08-07 14:24
ぶちょうほう様、こんばんは。
白山は最初のうちは群落で咲いているという感じではないので、控えめに
いろいろな花が出てきますね。
でも、種類がすごく多くて、飽きないというのが正直なところでした。
まさに花の好きな人間には、一度の歩きで数十種類の花が見られるというのは
ハイな状態が続くということですね。
ともかく、そうそう来られる山ではないので、一つでも忘れないように記録して
おかねばと必死でしたよ。
時期を変えると、ササユリやニッコウキスゲは見られないでしょうが、また別な花が
咲いていて、近ければ月に二度ぐらい訪問したいところでした。
投稿: keitann | 2021-08-07 22:59