8月10日の四国カルスト散策、その2、ヒナシャジンを見たら天狗の森へ
この時期の四国カルストというと、ツクシクサボタンやヒナシャジンなどが咲く季節ですが、去年は同じころに来たのに、ヒナシャジンは咲いてなかったのでした。
するとAさんが路肩に車を停めました。
そうそう、車道沿いにヒナシャジンは咲く場所があちこちにあって、私もかなり以前に来ていたころは車道沿いでヒナシャジンやシコクフウロを良く見ていました。
↑車道沿いで眺めたヒナシャジンです。
「四国の固有種であり、愛媛県と高知県の石灰岩地にのみ自生する」とあります。
道理で、四国外の山では見かけたことがないはずです。
シャジンの仲間もハクサンシャジンみたいにがっしりしたものもありますが、これは線が細くて、いかにもなよっとしています。
オトメシャジンよりも花冠も細長く、しだれて咲きます。
花冠からはシベがかなり突き出ているのが特徴でしょうか。
私はシャジンの仲間は好みの花ですが、それでもヒナシャジンはそれほど美しい花とは感じません。
色も白っぽいし、シャジンの中では一番の地味系ではないでしょうか。
9時20分ごろ、旧天狗荘…今では「星降るビレッジ」の駐車場に着きました。
ついこの前リニューアルオープンしたばかりだそう。
平日とあって、駐車場も空いてる‥‥と思ったのは朝がまだ早かったからなのでした。
山歩きの支度をして、出発します。
前を歩かれるエントツ山さんのザックと帽子にはオニヤンマ君が二匹も・・・
百均の素材で自作されたそう・・・・すごい。
↑剣山でもミズタマソウと間違えかけたタニタデがありました。
岩の上には花の終わったクモキリソウ。
クモキリソウもとうとう今年は見ないまま終わりました。
簡単に見られる場所も知ってますが、そこまで散策に行くのが最近は億劫に感じます。
散策よりも、やはり山歩きの方が楽しいですから・・・
↑瀬戸見ノ森から、最近は木が繁ったか旧天狗荘があまり見えませんね。
ナガバノコウヤボウキ・・・・これも実家近くの山で見られますが、今年はまだ行ってない・・・
エントツ山さんが岩の上に立って、どこかを眺めてらっしゃいました。
何と、石鎚が見えるそうです。
上に上がると、ほんと、中津明神山の向こうに石鎚が・・・
ズームすると、中津明神山のドームがはっきりと写りました。
つい数日前、石鎚山系の山からも天狗の森を確認することができました。
晴れた日には展望が得られるのが最高に楽しいですね。
たぶん、冬に登った青滝山も↑に見えているはず。
展望を楽しまれるPさんの上には、綺麗な雲。
初夏に登った裏寒風以来で、雲が素晴らしかったです。
山頂のかなり手前から、林の中でもツクシクサボタンの株があるのですが、光が強いので、綺麗に撮影できました。いつも思うけど、カールが可愛い。
去年より良く咲いてるような?
いつもここで見ているヤマホトトギス。
香川の山には咲きません。
サルナシも今年は豊作みたいです。
登山道で佇むPさん
膝を傷めてらっしゃるので、前ほどご一緒出来なくなりました。
青空にコオニユリの派手な色。
そして株もとにはツクシクサボタンが咲きます。
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