白髪山から三嶺に登る、その2、白髪山頂までは青空
白髪山への登山道を登るのはこれが初めてなので楽しみです。
案内して下さるAさんも3年ぶりぐらいだと仰っていましたが・・・・
↑登山道を見てびっくりしました。
登り始めから、木の階段が崩れ落ちています。
その直ぐ上では地面がえぐれてしまっていたり・・・ここ数年の異常な雨の降り方のせいで登山道は大雨の時は水の流れ出る道となってしまったようです。
そのまま樹林帯の中をしばらく登っていると、ようやく階段もまともな状態になってきました。
Aさんの話では3年前はこんなに登山道は荒れてなかったそうです。
道は東の方向へと向かっていて・・・・
7時56分、尾根に乗りました。
登り始めて30分も経ってませんが、辺りにはダケカンバの木が見えています。
何しろ登山口の標高がすでに1450mもあえるのです。ダケカンバの木は四国では標高1500m辺りから出現すると、私は思っています。
↑この日のログの白髪山までの部分をアップしてみました。
山頂までは約300mの登りで、香川の里山一つ分の登りです。
尾根に出たら、途端に東側の展望が開け、懐かしい中東山が見えてきました。
中東山をほかの山から見るなんて初めてかも・・・・
山登り復活した初期の頃に登った山なので、懐かしい。この山に登るときに三嶺の姿を見て、ぜひ高知側から登りたいと思ったのでした。
山腹を縫うようにしてつけられた林道も見えています。
よくもまぁ、こんなところに道をつけたものです。
辺りにはブナの木もちらほら見お受けられるようになってきました。
この日は西高東低の気圧配置なので、風は北西から吹き付けるのかと思っていましたが、白髪山に登る途中は東からの風がきつかったです。
山では風は回っているのか、風向きも予想が立ちませんね。
その後はササの中のちょっとした急坂を上っていきます。
ところどころに階段があるのですが、ササが繁っていて足元が良く見えません。
登りはいいのですが、下りはちょっと苦労しそうです。
↑上の方に針葉樹が見えてきたのですが、何やら立ち枯れした木が多いな~と思ったら・・・・
↑ネットで幹を保護する作業の途中のようでした。
ということは、この辺りにもシカが出没しているようです。
シカが木の皮を食べるものだから、木が枯れ始めているのです。
四国の山は石鎚山系のごく一部の山を除き、かなりの範囲の山でシカ害がひどくなっています。
8時20分ごろ、笹原に登ってきました。
視界が開けて気分爽快です。
南側を見下ろすと、見えているなだらかな山が、たぶんみやびの丘ですね。
で、もっとびっくりするのは、その向こうにもまだまだ山があるんですね。
恐るべし、高知。
みやびの丘って、どういう丘なんだろう?
展望台??
あの光っているのは太平洋かな?
上を見上げると真っ青な空が広がり、気分が高揚します。
風は強くても青空さえあれば最高なんですが・・・・
もう少し行くと、南国の町が望めるようになりました。
その向こうに太平洋と、肉眼では半島だか岬のようなものも見えていました。
特徴のある御在所山も見えています。
ここは数年前に登ったことがあるので、わかります。
その御在所山の北側にも山がありますね。
Aさんに教えてもらったところ、神賀山や高板山が見えているらしいですが、この辺りは私は歩いたことがありません。
展望を楽しんだ後で、再び登り始めると、岩の手前にリンドウの咲いた跡がありました。
↑あのあたりが山頂かしらん??
何とか青空がもってくれるといいのだけど・・・
西側の笹原の中に大きな岩も見えてきて、そのはるか下の谷は上韮生川の谷かな?
↑石立山をバックに笹原を登ってくるRさん
登りだというのに、暑がりのRさんがウインドブレーカーを着込んだままなのですから、この日の寒さは相当なものでした。
上に道標が見えてきました。
あそこが稜線に違いありません。
8時40分、稜線に出ました。
予想はしていましたが、途端にすごい風が吹きつけてきます。
稜線のササの中を山頂へと歩かれるAさん
以前よりはササの深さはましになったそうですが・・・・
8時43分、白髪山山頂に着きました。
あれほどの青空がいつの間にか曇ってきました。
山頂から西側を撮影されているAさんとRさん。
あまりの冷たい風に休憩をどうしようかと考えたほどですが、風を避けて岩陰で少し休憩をとることにしました。
それにしても白髪山って標高1770mもあるんですね。
寒風山や伊予富士より高いとは、ちょっと驚きました。
おはようございます。
雄大な風景ですね。歩くのがとても楽しそうです。昨日は地元の高尾山の紅葉を見てきました。今が盛りです。
投稿: おみや | 2021-11-11 05:56
おみやさん、こんばんは。
四国でも剣山系は眺めはぴか一です。
まだ稜線に出てない時からでも、笹原と青空は素晴らしいですよ。
高尾山は標高500ちょいですから、今頃が紅葉が盛りでしょうね。
投稿: keitann | 2021-11-11 23:02