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2021-11-10

白髪山から三嶺に登る、その1、登山口で寒さに震える

10月の第4週末は当初は御来光の滝に行くはずでした。

それが高知のAさんがその前に紅葉の下見に行かれたそうで、その時に連絡をいただきました。結果、第4週末は紅葉がまだまだなので、第5週末辺りに日程を延ばした方がよさそうらしいです。となると、御来光の滝に行くとばかり思っていた第4週末が急に予定がなくなりました。ではどうします?どこかほかの山に登りますか?とAさんと話していて、「高知側から三嶺に登りたいんですけど」と思い切ってAさんに話してみました。ほかに紅葉してそうな山が思い浮かべなかったというのもありますが、前々から、もう一度、高知側から三嶺を目指してみたいという気持ちがあったのでした。

三嶺には今まで徳島側からも名頃からと癒しの温泉からの2度登っていますが、なんといっても2011年10月に登った高知側からの三嶺が素晴らしくて、もう一度高知側から登りたいという気持ちが最近強くなってきていました。登山口までも遠く、歩行時間も結構長いので、私の年では厳しいかもしれませんが、体調の良い今を逃がすと、もう登るチャンスがないかもしれません。

2011年の三嶺の記録はこちらです。

私の提案にAさんも賛成して下さったので、高松の山仲間のRさんにもラインで三嶺山行の提案をしてみたところ、彼女からも同意をいただきました。私のほうは週末の日曜日の24日は娘から孫を預かってほしいと頼まれていたし、Rさんも23日土曜日の方を希望されたので、三嶺行きは23日土曜日としました。

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この日はとんでもないお天気だったのですが、幸いにも私たちが山頂に着いた頃から、ガスが晴れ始め、避難小屋でお昼を食べた後にはまたとない展望が開けてくれました。

↑久しぶりに三嶺から眺める天狗塚に至る稜線です。なお、画像に写っている方はたまたま山頂にいらっしゃった方です。

さて、10年前には白髪山からの行程は長すぎるので、ショートカットのコースを歩いたのですが、今回はAさんの案で白髪山から歩きましょうということになりました。三嶺には光石から登るのが高知側からとしては代表的なルートらしいですが、所要時間が長いらしく、日暮れの早い今の季節は無理ということでしょう。白髪山には私はまだ登ったことがなく、そういう意味でも有難いコース設定です。

遅くとも8時には出発したいということで、逆算して南国の道の駅に6時集合と決まりました。さらに南国に6時に着くためには私たちは丸亀を4時50分に出発せねばなりません。久しぶりの早出です。

23日早朝に丸亀某所で集合したRさんと私は真っ暗な中、Rさんの車で南国を目指しました。

すると、車中で、Rさんが「今日の三嶺は天気と暮らすのサイトでは強風で登山指数Cになってました」というではありませんか。え??私も前夜の天気予報は見たけど、西高東低の気圧配置で風が強いというのは聞いていたので、これは稜線出ると風がありそうだなとは思ってましたが、晴れそうなので特に問題ないと思っていました。

一週間前に登った西赤石ではまるで夏かと思うような登山でしたが、風が強いというので風よけになりそうなウエアを、一応、この日は着てきました。Rさんも毛糸の帽子持参だそうです。

南国には6時10分前にまだ暗い中到着したのですが、その後すぐにAさんが到着されました。

Aさんに「昨夜のラインを見ませんでしたか?」と尋ねられ「ラインをいただいたんですか?」とトンチンカンなワタクシメ。「登山指数がCですが予定通り行きますか?」というラインを下さったそうですが、山行の帰りが遅くなるのに備えて、前夜は前もって食事の用意をしたり、山行の準備などで忙しくしていてラインに気づいてなかったのでした。言い出しっぺの私がいちばんぼんやりしていたということですね。(^^;)

道の駅に車を置くのは控えてほしいと張り紙があったそうで、Aさんがここなら大丈夫という場所に案内して下さり、Rさんの車を置きます。南国からはAさんの車に乗り合わせていざ出発です。

時々走る国道195号を一路東を目指します。

大栃の橋を渡ったら、左折して物部川沿いにくねくね道の始まりです。

林道大栃線というのでしょうか?これは10年前の三嶺登山以来で走りました。

10ねん前と同じく光石登山口の横を通過します。車道沿いにはこれまた10年前同様、紫の濃いノコンギクが咲いていました。

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↑光石を通過して少し走ったところで、Aさんが車を停めてくれました。

ここから天気が良い時は三嶺が良く見えるのだそうですが、この日は稜線は雲がかかって見えませんでした。

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白髪山登山口の駐車場には遅くとも7時半前には着いたようです。

10年前にも通過しているので、大体の場所は覚えていました。

南国から1時間半かかったということになります。

駐車場にはほかに車が2台ありました。

ところが、車から出てびっくりしました。

風が強くて寒いったらありません。稜線でもないのに、登山口付近からこんなに風が強いなんて・・・

これでは先が思いやられますね。

Rさんは毛糸の帽子で正解でしたね。私は今回も一週間前のまるで夏だった西赤石同様、つばのある夏用の帽子です。

駐車場にはトイレもあって、トイレをお借りした後、出発しました。

防寒用に来ていたウエアはもちろん脱ぐことができませんでした。

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7時40分、駐車場を歩き始めました。

Rさんももちろんウインドブレーカーを着込んだままです。

登山口はすでに標高1450mほどもあるそうで、周囲にはブナらしき木々が見えていますが、とにかく寒くて、周囲を眺めまわす余裕もあまりありませんでした。

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↑今走ってきた林道沿いに登山口が見えています。

何やら見上げているAさん・・・・

視線の先には・・・・

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↑見事なナナカマドの実でした。

この日はたくさんのナナカマドの実を見ることになりましたが、これが最初のナナカマドでした。

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白髪山登山口を7時43分に出発しました。

いろいろと看板が立っていて、賑やかな登山口ですね。

クマ出没注意とありますが、まず大丈夫でしょう。

コメント

ナナカマドの実が赤くなってきましたね。熊ですか。怖いですね。お気を付けください。

おみやさん、こんばんは。

ナナカマドは今年は四国の山では豊作のようで、あちこちで赤い実に出合います。
クマは四国の山ではほぼ絶滅状態で、剣山系や石鎚山系にごくわずかに棲息して
いるようですが、本州と違い、登山中に出合うことはまずありません。

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