今度こそ大森山から佐々連尾山へ、その2、何とか岩場をクリア
猿田峠に着くとユリコさんご一行が休憩されていましたが、すぐに出発されてなんだか私たちが追い立てたような感じになってしまい、申し訳なかったです。
前回登った時は、ものすごく寒い風が吹き抜ける場所で展望もなかったので、いいイメージがなかったのですが、今回は真っ青な空に大森山が直ぐ上に見えています。
ところが、少し休んでいる間に南からちょっとガスが出てきました。
↑うっすらとガスが流れてきて、それもまた素敵だった大森山。
この日は快晴予報なので、まさか今からガスに巻かれるなんてことはないでしょうが、このガスで霧氷が今から着いてくれるなんてことはない・・・ですよね。
猿田峠出発は9時35分です。
西南の方角にも何やら素晴らしい展望が見えていて・・・・
激写中のお二人です。
どんな光景が見えているかというと・・・
↑こんな素晴らしい光景でした。
あの尖った山はどこ?
雪で白くなってるのはどこ?と口々に言いあいますが、悲しいことにこの辺りから展望を眺めたことがないのでわかりません
去年来た時は、何とか見えたのは赤星だけだったのです。
後で、大森山山頂でユリコさんに教えていただいて白いのは笹ヶ峰方面だとお聞きして、合点がいきました。
登っていくにつれ、もっと展望がよくなるだろうとはやる気持ちもあって、尾根を登ります。
去年は気づかなかったけど、峠のすぐ上の辺りにカラ松もありました。
そのうちに尾根にでっかいブナが現れました。
このブナは記憶に残っていました。
ブナを見上げるも、もちろん霧氷はありません。
「これで霧氷があったらどんなに素晴らしいことか・・・」
皆で口々に言いあいました。
雪の中ではツルシキミの花芽がそろそろスタンバイしているようでした。
落葉樹が多い中、そこだけ緑色なのはヤマグルマの木です。
10時6分、最初の岩場が出てきました。
雪のついた岩の上を通過するので、去年も緊張したところです。
が、今回は去年みたいに雪が凍っていることはなくて、まだましだったです。
↑確か、Rさんは去年ここで苦労していたはずと思い、振り返ると、何とか通過しているようです。
最後にKさんがいてくれるので、心強いです。
前の方で、賑やかに声がすると思ったら、ユリコさん達のパーティーが岩場に差し掛かっているようです。
最後を歩かれるユリコさんの赤いウエアがちらっと見えます。
10時11分、私たちもロープの垂れ下がった岩場に差し掛かりました。
ここが大森山の難所です。
私もこの日はガスコンロなどを持ってきていたので、荷物がちょっと重めだったので、最初の一登りが2分ほど迷いました。
最初の一足はどうしても腕力に頼らないといけないのですが、自分の重みと荷物の重みとで、少し時間がかかりました。エントツ山さんの「あと5キロ減らしなさい」という言葉の意味を実感・・・
二番手のRさんも苦戦しています。
Kさんが心配そうに見てくれてますが・・・
何とかクリアできて・・・・
最後のKさんはさすが男の方だけあって、するすると登ってこられました。
その後も、岩の横を巻いたりして、この辺りは気の抜けない場所です。
そんな歩きの合間にも、素晴らしい眺めが楽しめます。
空の青さにため息が出そうなほど・・・・
何とかほっとできる場所に出てきたと思ったら・・・Kさんが、ストックを片方落としたみたいと・・・
さっきまであったそうなので、岩場の辺りに落としてきたかなと言って取りに引き返しました。
そういえば、一年前に来た時はAさんが岩場でレンズキャプを落とされたのでした。
どうも大森山では落とし物が多くなりますね・・・・そういう私もこの日は落とし物ばかりしたのでした。
10時26分、ストックを探しに行ったKさんが戻ってきました。
見つかって良かった良かった・・・
10時31分、二番目の岩場に差し掛かりましたが、ここは意外とすんなり登れます。
ロープ場の最後の方を登るRさん
二つのロープ場を越えたら、あとは特に難所はないはずです。
ゆるゆると尾根を登ります。
10時40分、展望台に着きました。
と思ったのですが、ほんとの展望岩場はこの上だったようです。
でも、ここからも愛媛と高知の県境と思われる山なみが見えていました。
岩場の上で記念撮影です。
地図を見ると稜線迄あと50mほどの登りとなっていますので、足取りも軽く登っていきます。
↑何やら赤い芽が美しい樹木
ヤドリギもありましたが、果実は見えませんでした。
ここを登ると、展望岩場かな?
じゃーん
沓掛山からチチ山への吊尾根がはっきり見えますね。
チチ山には雪がべったりついていて、去年のGWにチチ山が雪で真っ白だったのを思い出しました。
雪が積もりやすい山なんですね。
その後ろの白いのが笹かな~?
引くと、右手には二ツ岳の姿も・・・・
ここはもろ逆光だったので、記念撮影はせずに先に進みました。
稜線迄もうすぐです。
11時ジャストに稜線迄登ってきました。
ここからはもうきつい登りもなかったはずで、稜線漫歩を楽しめます。
少し歩くと、瀬戸内海が見えてきました。
去年の大森山は冷たい風が吹きつけて、下界の瀬戸内海や観音寺辺りがのどかで平和に見えたけど、この日は、下界も山の上ものどかで平和ですね。
おはようございます。
冬の山登り、大変でしょうが楽しそうです。
春の新芽が出てきましたね。
投稿: おみや | 2022-01-29 05:02
おみやさん、こんばんは。
雪のある山は道具類もたくさんあるし、準備も歩くのも大変ですが
晴天に恵まれると、これだけ綺麗な風景はありませんね。
花の咲かない時期は雪景色が最高です。
寒いようでも、よく見ると新芽が上がってますね。
投稿: keitann | 2022-01-29 22:44