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2022-01-14

元旦早々、飯野山へ・・・タカトウダイの紅葉やシュンランの花芽

2年ほど前までは年末年始というと娘一家が帰省していたので、食事の世話などが大変でお正月は忙しかったのでした。それに元旦には義弟夫婦が仏壇参りに来ることが多かったのです。

娘婿が高松に転勤になってから、泊りがけで来ることはほとんどなくなり、お正月は楽になりました。しかも義妹に電話すると、仏壇参りも2日にみえるとのこと。年末はさすがに忙しくしていたので、天気もまずまずだし元旦早々、飯野山にでも登ってこようかという気になりました。電話でそのことを話すと、義妹も登ったことがないので連れて行ってほしいと言います。

というわけで、元旦早々の山登りは私も生まれて初めてだと思うのですが、これが今年の歩き始めでした。

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登山口には青空も少し見えています。

驚いたのは、家族連れがすごく多く、この日は幼稚園~小学生の子供を30人ほども見かけました。

私も末っ子が小学生の頃は末っ子と末っ子の友達を連れて飯野山に登ったことが何度かありますが、その頃は子供連れはあまりいなかったように思います。当時は中高年登山ブームの頃で、登っているのは50歳以上の人がほとんどでした。

でも最近はどこの山に行っても若者や子供連れが多いですね。コロナ以降は特に増えました。

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登山靴周辺でヤクシソウがまだ咲いていて、これも驚きました。

花の好きな義妹にそれぞれの野草の名前を教えます。

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冬の山歩きでよく見かけるコウヤボウキの綿毛

正しくは冠毛と言います。

この枝を束ねて高野山では箒を作っていたことからコウヤボウキという名がついたのだと説明します。

まぁ、ちょっとしたガイドですね。

ガイドと言えば、大学時代の同期の山仲間や先輩たちも植物ガイドをしているらしくびっくりしました。皆さんリタイヤされた後はボケ防止?時間の活用?でしょうか。

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ヤマザクラの木をバックに鈴なりの実をつけているクロガネモチの木。

飯野山には春に登ることが多く、たいていはこのヤマザクラを見ながら登りますが、冬場はクロガネモチの実が結構華やかですね。

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そのヤマザクラですが、昔は飯野山にはマツが多かったそうですが、松枯れでずいぶん枯れてしまいその代わりにヤマザクラが増えたというのが真相らしいです。飯野山の南に住むもうすぐ100歳になる主人の叔父の話ですから、確かだと思います。

確かに昔の香川の里山は赤松が多かったですね。

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↑三合目から眺める瀬戸内海と讃岐広島。

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同じく三合目に生えているダンコウバイの花芽です。

12月初めに雲辺寺を下った時はダンコウバイの黄葉に見とれましたが、1か月も経たない間に落葉してしまい、代わりに花芽が膨らんでいました。

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↑ヤマコウバシの茶色い葉が目立つ登山道。

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道の傍らには以前はシュンランが結構多かったのですが、ずいぶん減りました。

コクランの方は増えていますが・・・

小さな株でしたが、シュンランには花芽が見えました。

年明け早々でも花芽が上がっているものなんですね。

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飯野山には夏場に来るとタカトウダイが多いのですが、初めてタカトウダイが紅葉しているのを見ました。

綺麗なものですね。

トウダイグサの仲間にはポインセチアなどがあって紅葉が美しいようなイメージはありましたが、タカトウダイの紅葉は素晴らしいと思いました。

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咲き残っていたらいいな~と思っていたシマカンギクが一輪だけ咲き残っていてくれました。

義妹もスマホで撮影していました。

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↑木に箒が吊るしてあるのが見えて、「木陰の休憩所」って?と思ったら・・・

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↑落石したらしい石をセメントで固めてベンチを作っていました。

これは夏に来た時にはなかったので、秋ぐらいに作ったようです。

そのほか、踏み跡もいたるところにできていました。

画像はこれ以降は撮っていませんが、山頂ではゆっくりとコーヒーを飲み、下りは直登道利用で下りました。

山登りを復活してからも、いろいろと忙しい中を登った時代もありましたが、こうして年を経ると一線を退き、のんびりと元旦早々から山に来られる生活もまた良しということですね。

丁度2年前に大病をして、何とか命拾いした後、2020年1月21日に7か月ぶりの山登りで飯野山に登りました。筋肉が落ちてしまい、下るのもやっとこさでしたが、こうして健康を取り戻し山を楽しむことができるようになりました。

去年はめいっぱい山に行きましたが、今年もできるだけ山にかかわっていたいと思っています。

そういう意味で、良い幕開けができたようです。

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