7年ぶりの大山三ノ沢から剣ヶ峰へ、その1、快晴の大山
6月第一週辺りはAさんがエントツ山さんに大山三ノ沢に案内してもらうようです。
天候とかAさんのご都合とかで日にちは直前まで決まらなかったのですが、大山まで行くとなると高速料金やガソリン代もかさむので、頭数の一人として良かったら私も同行させてくださいとお願いしてありました。
1週間ほど前に6月4日に決行と決まったのですが、いつもの山仲間のRさんが都合で行けなくなり、代わりに声を掛けさせてもらった方もいたのですが都合がつかなかったりで、最終的には3人で行くことになるのだろうと思っていました。問題は三ノ沢からどこまで行くか?なのですが、前日にエントツ山さんに連絡したところ、当然、剣ヶ峰までですとのこと。7年前に三ノ峰~天狗ヶ峰までは歩いているのですが、7年前もかなりのナイフリッジでちょっと怖い場所もあったことだし、ましてや7年も経ったらバランスも悪くなってるだろうし、私は途中で待たせてもらいますと、お断りしておきました。
因みに7年前の2015年の三ノ沢行きの記事はこちらです。
結果的には7年前には行かなかった剣ヶ峰まで歩くことになったのですが、↑痩せ尾根で私の前を歩かれるエントツ山さんとジュニアさん。こんな場所を歩きました。
去年の一ノ沢行きでは溝の口インターで下りましたが、Aさんのお話では蒜山インターで下りても文殊堂の駐車場までの所要時間は変わらないだろうとのことです。
↑助手席に乗っていたので、フロントガラスから迫力ある大山の姿が撮影できました。
この日はそれほど良い天気になるとは予想してなかったのですが、ふたを開けてみると素晴らしい天気で、特に空気が澄んでいるのか大山南壁の山肌がくっきりと見えます。
Aさんが事前に調べてくださった道を走り、↑なんでも茅葺屋根の小屋と大山のツーショットが撮れる素晴らしい場所があるとのことです。
丁度田植えが終わったころで、早苗の植わった田んぼを前景に撮れました。
↑寄り道したにもかかわらず、文殊堂の駐車場には8時頃には到着しました。
到着時に画像を取り忘れたので画像は下山時に撮ったものです。
山用の準備をした後、駐車場を歩き始めたのは8時13分。↑
↑赤い小さな建物が文殊堂です。
文殊堂付近にも駐車してあったので、駐車場が満車かと勘違いしてしまったわけです。
車道を渡ってすぐに三ノ沢入り口があります。
三ノ沢入り口には、ピンクのタニウツギが咲いていました。
ジュニアさんはまだご覧になったことがないようで、しきりに珍しがっています。
ほかの3人は大山など岡山の山もお馴染みなので、タニウツギは勿論知ってますが・・・・
とりあえずジュニアさんにタニウツギという名前と、これは四国の山には咲かないことを説明します。
エントツ山さんから質問があったので、この花はジシバリですと・・・・
ハンショウヅルも見つけましたが、残念ながらまだ蕾ですね。
↑因みに7年前の三ノ沢行きで見たハンショウヅルです。
道沿いの大きな木にヤドリギが着生してますが、比較的下の方に着いていたので良く見えました。
早速、大山の名を冠した花が出てきましたね。
ダイセンクワガタです。
ジュニアさんが早くも「花の名前で頭がパニックになりそうです」と・・・(^^;)
これは私だけが個人的に着目した花です。
小葉が何と9枚もあって、眼が点になりましたが、7年前にも調べていました。
クルマバソウです。
クルマムグラと違い小葉が6~10枚も輪生します。
目の前に南壁を見ながら、最初は右岸を歩きます。
↑こちらは7年前の画像で、堰堤がまだ工事中ですね。
いろいろな葉っぱが生えだした中を登っていきます。
8時34分ごろ、右岸から左岸へと移ります。
左岸でもタニウツギが咲いています。
これも九州や本州の山では時々見かけるナガミノツルキケマン。
Aさんよりご指摘があり、正しくはミヤマキケマンでした。
ナガミノツルキケマンは開花時期も8~10月と遅いです。
↑ミズキの白い花
大山は寒いので、クマノミズキは自生してないと聞いています。
サンカヨウの青い果実。
熟すると黒くなり、私は北アルプスの歩きなどでは何度か果実を食べたことがあります。
タニギキョウもちょっとした群落がありますが、Aさんが花がまだ開いてないからこれは帰りに撮影した方が良さそうですと・・・・
タニギキョウが閉じたり開いたりするなんて初めて知りました(^^;)
左岸の道は主にこんな樹林帯の中を歩きます。
途中でヤマブドウの若い果実も見かけましたが、今年は豊作のようでした。
↓この日のログなどです。
おはようございます。
お天気も良くいろいろな花に会えましたね。ナガミノツルキケマン、はじめてみました。
投稿: | 2022-07-04 04:51
おみやさん、こんばんは。
この日は絶好の山登り日和でした。
初夏の花がいろいろ咲き始めていました。
ナガミノツルキケマンは私の勘違いで、訂正させてもらいました。
正しくはミヤマキケマンで、これは関東にも咲くんじゃないでしょうか。
四国にはどちらもぼとんど咲かず、四国に咲くのはフウロケマンです。
投稿: keitann | 2022-07-04 21:51
こんにちは。
私はこちらには年に2回来ることにしていて、今年は6月1日に登りました。登り初めにオキナグサ、登ればイワカガミやツガザクラ、コメバツガザクラなど岩にたくさん、そしていつものところに山芍薬、稜線から下を見ればサンカヨウ、ノビネチドリも咲きだして、足元とのギャップにちょっと神経を使います。最近はSNSの普及で休日は観光地のような人出になるので、休みの日にはいかないことにしています。今度は秋に行く予定です(*^^)v
投稿: どんぐり | 2022-07-04 22:27
どんぐりさん、こんにちは。
三ノ沢には毎年、2度も通われているんですね。
紅葉も素晴らしいのでしょうか。
オキナグサは7年前に咲く場所を教わっていて、だいたいの場所はわかっていたのですが、
今回はパスしました。
コメバツガザクラは今年は花が早かったのか、それとも雨が少なかったのか、ちょっと
元気がなかったようです。
サンカヨウ、ノビネチドリは見つけましたが、ヤマシャクもあったんですね。
7年前よりずいぶん稜線を歩く人が増えていますね。
稜線の痩せ尾根も気のせいか広くなったような気がして、歩きやすかったです。
あれだけ人が歩いていると、踏み跡もしっかり残るし、かつての難所という雰囲気は
薄れてきましたね。これもyamapなどでログが残るからだと思います。
投稿: keitann | 2022-07-05 15:47