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2009-10-09

アサマリンドウ咲き乱れる稲叢山、その2、滝めぐり

稲村ダム駐車場にはなぜかテントが2張り張ってあって、車も2台とまっています。

考えてみれば、前夜は中秋の名月だったので、どうやらダム湖の傍らでお月見の宴を開いていたようです。こんな山の中で眺める名月はさぞかし綺麗でしょうね。

さて、私達も身支度をして9時15分に歩き始めます。

Pa041911

鉄製のゲートは車は通れませんが、登山者は横をすり抜けて入れるようになっています。

しばらくは稲村池周囲の車道を歩きます。

オトコエシに色も鮮やかなヒメアカタテハがとまっていました。

Pa041897 白い花が咲いているのが見えますが、良く見るとシロヨメナとアケボノソウの二種類が咲いているのでした。

アケボノソウは高知の山にはほんとに雑草並みに生えているので、草刈されている株も良く見ます。

Pa041900 クマシデの実でしょうか。独特のホップみたいな実がぶら下がっています。

でも葉っぱはどうしたんでしょう?

空の青が一際鮮やかです。

Pa041903 真っ赤な木の実はカナクギノキの実らしいです。

野草友達のRさんに教えていただきました。

カナクギノキってクスノキ科なんですね。

実も可愛いですが、春の花も見てみたいものです。

Pa041906 ヤクシソウにはシジミチョウがとまっています。

お天気がいいと、虫達も良く見かけます。

Pa041912 すでに花は終わっていますが、紅葉したコシオガマの株をたくさん見かけました。

9月末にはきっとピンクの花がたくさん咲いていたことでしょうね。

Pa041913 目指す稲叢山が見えています。

ここから見ると標高差はたいしたことないようで、実際、地図で見ても標高差は400mぐらいでしょうか。

かつては秘境の山だったのが、ダムが出来、道がついたことにより、手軽に楽しめる山になっています。

参考までに05年の4月に稲叢山に登ったときの記録はこちらです。

Pa041914 お天気が良すぎるぐらいなので、アキノキリンソウの黄色が眩しいばかり・・・。

Pa041915 9時30分、渓谷登山道と書かれた道標から登り始めます。

05年に登ったときもここから登り始め、途中の分岐からは尾根コースを登ったのでした。

Pa041920 登山道を登り始めた途端にシコクママコナが咲いていました。

これは不思議と車道沿いでは見かけませんでした。

道は小さな沢沿いを登っていきます。

Pa041922 アサマリンドウの花を上から覗き込んだときのストライプの模様がなんとも言えず可愛いですね。

Pa041929 ツルリンドウの花はここではもう終わっていて、赤い実になりはじめていました。

Pa041931_2 尾根コースと洞窟コースとの分岐を9時42分に通過します。

05年4月に登ったときは、今から考えると尾根コースを登ったのですが、かなり急登だった記憶があります。

Pa041933 これ、沢なんですが、水があまりにも透明なので、良く見えないのですが、おわかりいただけますか?

Pa041938 特徴のあるシコクスミレの葉は花の咲いてない季節でも直ぐに見分けられますね。

Pa041946 数日前に雨が降ったばかりなので、沢の水量もまずまずのようですね。

Pa041950 登山道からはこんな風に、流れを横から眺めることが出来る場所もあります。

Pa041955 陽射しが強すぎて、画像が白とびしていますが、こんなスダレみたいな小さな滝もあります。

Pa041956

次々と大小さまざまな滝が出てきます。

滝めぐりコースとも言われるはずですね。

Pa041959 ミヤマノダケの花はここでだけ見かけました。

Pa041963登るにつれて、 周囲の樹林が段々大きな木になってきました。

赤い樹肌はヒメシャラです。

稲叢山にはなかなか立派なヒメシャラが多いのです。

また名前はわかりませんが針葉樹も立派な株が多かったです。

Pa041964 草丈50センチぐらいの可愛いモミジガサはテバコモミジガサのようです。

Pa041967 ちょっと画像を失敗しましたが、フウリンウメモドキの実です。

Pa041968 頭上を見上げるとアサマリンドウの株があります。

稲叢山は登山口に至るまでも、また登山道沿いにも、全山いたるところでアサマリンドウが咲いています。

Pa041971 やがて岩場が見えてきました。

不思議と岩場の上の木々だけが逸早く紅葉しています。

Pa041973 10時26分、滝の見える場所にやってきました。

ここで休憩することになりました。

まだお昼を食べるには早いので、うちの娘の広島土産のモミジ饅頭を皆で食べます。

女性ばかりで来ると、行動食はありとあらゆるものが出てくるんですよ(^_^;

Pa041974 休憩中に周囲の木々を見渡します。

ほんとに立派な針葉樹が多いですね。

Pa041991 10分ほど休憩した後、再び歩き始めます。

岩場にケイビランが見えますが、花は終わっていて、実になっています。

2,3年前にオオヤマレンゲを見るためにこの付近の山に登ったときは、まだ花芽でした。

花を見るためには7月に来ないといけないようです。

コメント

うふふ…山でモミジ饅頭、おいしそう♪
行動食のバラエティさは、女性ならではですね。
そういえば、私もいろんなものを持って行きましたっけ。

アサマリンドウがほんとにキレイ♪
私はこの手の、ぱっかり開かないタイプの花が大好物で、
花の中に見えるストライプに見入っちゃいました。

冒頭のチョウですけど、後翅の茶色部分が多いみたいだから、
もしかすると「ヒメ」なしのアカタテハかも。
間違ってたら、ごめんしてね~

pawさん、こんばんは。

いえ、娘が前日になってモミジ饅頭を実家の母のところに持っていって欲しいと言い出し
わざわざ持っていくのも面倒だったので、行動食に流用したというか・・・(^_^;
5個入りだったから丁度良かったのです。
そのほかにもこの日は、生のパイナップルだのミカンだのいろいろ出てきましたよ。
来る前よりも帰りのほうが絶対太ってるという構図です(^_^;

アサマリンドウは私も一番好きなリンドウです。
というか、四国ではアサマリンドウが山ではいちばんポピュラーなんですよ。
色が爽やかでしょう?
チョウについてのアドバイス、ありがとうございました。
先ほど調べてみたら、ヒメアカタテハには後翅に斑点があるんですね。
毎年、自宅の畑にヒメアカタテハが飛んでくるもので、同じものと早合点してましたよ。
やっぱり、平野部と山間部とでは、ちゃんと棲み分けしてるようですね。
さすがpawさん!!
今後とも、チョウや鳥に関して頼りにしてますわ。

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