大展望の矢筈山、その5、イシダテクサタチバナの果実そして下山
矢筈山への帰り道を歩いていると、何かの果実が目に留まりました。
ガガイモ科の植物の果実のようです。
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矢筈山への帰り道を歩いていると、何かの果実が目に留まりました。
ガガイモ科の植物の果実のようです。
山頂からは石立山まで剣山系の稜線の上からちょこんと顔を出して見えるほど素晴らしい展望を堪能しながらお昼をのんびりと食べます。
しかし、お昼をゆっくり食べても、時間はまだまだ余りそうです。
私たちがお昼を食べている間にも、次々と山頂に登ってくる人がいて、皆さん時間が早いのと天気が良いのとで、石堂山へ縦走しようかと悩まれています。
私たちが着いたちょっと後にも、若い男性がやってこられ、Mさんに「黒笠山まではどのぐらいかかりますか?」と尋ねています。Mさんは「往復で3時間ぐらいでしょうね。最大でも4時間はかからないと思います」と答えてらっしゃいます。若い男性はちょっと考えている風でしたが、「行ってきます」と黒笠山方面へと歩いて行かれました。
まだ時間も早いし、このまま下るのも勿体ないような気がして、「膳棚まではどのぐらいかかりますか?」と私もMさんに尋ねてみました。膳棚とは黒笠山へ向かう途中の稜線上の小ピークです。すると、往復でも2時間はかかならないとのこと。それじゃ、ちょっと行ってみようかという気になりました。
鞍部に出てくると、それまで見えなかった剣山が見えてきました。
またまた、しばらく佇み、眺めたり撮影したりします。
道はしばらく稜線上の細かいアップダウンを繰り返すようになりますが、あちこち見渡せるので、気分はいやがうえにも高揚します。アップダウンのほうも大したことなく、鼻歌が出そうな歩きです。
ところで、振り返ると先ほどから烏帽子と前烏帽子との間の鞍部越しに何やら山が見えているのです。
10月第3週は秋晴れが続きました。
台風が2週続きでやってきた翌週ですから、山歩きされる方はこぞってあちこちの山に向かったことと思います。
週末の秋祭りを控えて、週初めから秋晴れでも庭木の剪定と掃除に追われていたのですが、週末土曜日の18日は良く働いた自分へのご褒美として山に行くことにしました。
山友達のPさんと打ち合わせをして、行先は数年ぶりに落合峠からの矢筈山と決めました。
ブログの記録を見ると、2007年秋、2008年秋と2年続けて登っていますが、それ以来登っていません。落合峠までは紅葉見物で良くドライブするのに、矢筈山には6年も登ってなかったんですね。2007年、2008年ともに、小雨やガスと言った天候の中の登りだったので、快晴の中登れるとあって、展望が楽しみです。
土曜日の札所とあって、境内にはぽつぽつとお詣りの人が見受けられます。
今年は四国88ヶ所は創設1200年だそうで、どこの札所も賑わっています。我が家のすぐそばを通っている遍路道も歩き遍路の方が良く歩かれています。
展望台には行けなかったので、そろそろ雲辺寺に向かおうと、もと来た車道を引き返していたら、シロヨメナにアサギマダラがとまっているのが見えました。
丁度この前日、10月10日に、たまたま我が家の庭のフジバカマにアサギマダラがやってきていたので、二日続きでアサギマダラを見られたことになります。
ほぼ海抜0mに近い我が家と、標高900mの雲辺寺山の上、同じ時期に結構標高の違う場所にいるものなんですね。
そろそろ山頂も近そうな雰囲気なので、別に休憩しなくても良かったのですが、休憩にもってこいの場所だったので、ちょっと座り込みました。
お茶といっしょに、行動食で持ってきた甘いものも少し食べたら、疲れが引いていくような気がします。
ロープウエイの鉄塔の近くには、赤く色付き始めたサルトリイバラの実がありました。
色付いたサルトリイバラは今年の初見です。
10月に入ると、里山と言えども花は少なくなり、見るべきものは木の実のほうが多くなるようですね。
今年、まだ見ていなかったタンキリマメの赤い豆果の色が目に飛び込んできました。
10月の第二週の週末は3連休と言うのに、二週続きの台風がやってくるということでした。
しかも前の週の台風は、四国にはほとんど影響がなかったけど、今度は悪ければ四国を直撃しそうな雰囲気です。12日は出かけるのは難しそうなので、まだ台風の影響が少ないと思わfれる11日に香川県西部の雲辺寺山に登って見ることにしました。
雲辺寺と言えば、山頂に四国88カ所のお寺のある山で、こどもの頃から名前だけは知っているのに、なぜか20年ほど前にロープウエイで一度、そして、15年ほど前に車で一度行ったきりで、歩いて登ったことがありません。下りはロープウエイ利用すれば、半日ちょっとで登れて、ちょうど良い運動になりそうです。
それと昨日は書き忘れてしまいましたが、昨日からブログが11年目に突入しました。
10年も続いたのかと思うと、我ながらびっくりですね。
帰り道ではピンクのアサマリンドウを見かけましたが、これも花はもう終わっているようでした。
展望岩場に着いたら、うまい具合に、岩の上でアサマリンドウが咲いていてくれました。
登山道はおおむね沢沿いに登って行くのですが、時折、アサマリンドウが咲いていて、登山道沿いに咲いている姿が何とも言えません。
稲叢山は全山アサマリンドウが咲いている山と言っても良いぐらいで、その中でもこのコースはまだアサマリンドウが少ないほうなんですけどね。
普通、山で見かけるリンドウは日当たりのよい草原みたいな場所に咲きますが、アサマリンドウだけは半日影で咲きますので。こういう樹林帯の中でも見ることができます。
稲叢調整池の管理棟傍らに駐車場があります。
登山者や見学者用にトイレも完備していて、ありがたいことですね。
身支度を整えて、8時45分に出発です。稲叢山は登山口までのアクセスはそれほど時間がかからないと思い込んでいましたが、道中の花など見ていたら、やっぱり3時間がかりでした(^_^;
稲叢池の標高は1127mもあるそうで、ここからだと山頂までの標高差は400m足らずとハイキング程度の登山です。
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