明王峠を越えたら、地図では陣馬山までの所要時間は1時間弱となっています。
低山ですが、樹林帯の中の歩きで、暑さはさほど感じません。何より、この日はザックも7月お鹿島槍ピストンに使った小さなナップザックで、中に入れている荷物も軽い折り畳み傘、雨具の上衣だけ、それに行動食少しとペットボトルのお茶だけという軽さです。
お昼ごはんのおにぎりはNさんが持ってくれているし、行動食のフルーツもNさんが用意してくれているというお任せ登山なので、これでしんどいと言ったら罰が当たります(^_^;
矢の音からもあまり人に出会うこともなく、静かな歩きでしたが、明王峠に向かっていることがはっきりしたので、後は花を楽しみながらのんびりと歩きます。
帰宅してから、歩いたコースを地図中で確認しましたので、ここにアップしたいと思います。
9月12日は大学時代に所属していた山岳同好会のOB会が約10年ぶりで行われることが半年前から決まっていて、参加することを決めていました。
前日の11日夜は同期のもの達だけで八重洲で飲み会をすることが決まったのですが、それならば昼間は東京近郊の山にでも登ろうかと思いつきました。前回4年前の集まりでは、大菩薩嶺に登ってから、やはり夜の飲み会に参加したことがありました。前回、大菩薩嶺に同行したNさんがその後山登りが気に入って、今も月に一度はハイキングに行ったりしているというので、Nさんに声をかけて一緒に登ることになりました。
種池から下ってしまうと、もう立山も見えなくなるので、名残惜しかったのですが、9時58分、いよいよ山とお別れです。
下山したときよりも、稜線を後にするときがいつも何故か淋しいです。これから恐らく1年間、アルプスにはもう来れないでしょうから・・。
翌16日はいよいよ下山の日です。
前日に起床が5時を過ぎてしまったので、今度こそ早起きしなければと思っていたのですが、目が覚めたのは4時45分という、ほどほどの時刻でした。あまり早起きすると、四国までの帰りの運転が地獄の睡魔に襲われるので、その辺りが難しいですね。
実は15日の夜は一晩中、雨音が聞こえ、おまけに風の音までしていたので、去年の白馬山荘での夜の再来かと心配していました。白馬山荘での夜とは、トムラウシの遭難が起きたときのあの猛烈な強風と雨の夜です。
鹿島槍南峰には先に出発されていた北海道の方たちもすでに到着されていましたが、山頂はもちろん私達2人と北海道の2人だけです。
それまでにも五竜方面から縦走されて来る方は皆無でした。結局、この日、鹿島槍界隈を歩いていたのは私達4人だけだったようです。
種池山荘で作っていただいたおにぎりのお弁当を山頂でいただきます。
ガスがかかっていて天気は悪いのですが、風がないのでじっとしていても寒くはありません。標高2900m弱にしては暖かいですね。北海道組は、この後、小屋まで帰られるとのことでしたが、私たちは時間もあることだし北峰まで行ってみることにしました。もっとも、展望は期待できませんが・・・。しかし、南峰を下り始めた途端、それまで見かけなかった花が咲いていて、結局、花を見るためには北峰行きは正解だったのでした。
ツベタ小屋(冷池山荘のことです)で宿泊の申し込みをしたのですが、時間がまだ早くて部屋が清掃中とのことです。そこで、自炊室にザックを置いて鹿島槍までピストンすることにしました。ついでに、お腹が少し空いたので、ガスコンロでお湯を沸かし、コーヒーを入れて軽く食べます。コーヒーは娘の結婚式で行ったハワイのお土産のコナコーヒーです。コナコーヒー100%のインスタントですが、これがまろやかで美味しいのです。
北海道のお2人に遅れること約15分、9時47分に鹿島槍に向けて出発です。
最近のコメント