初めてのアルプス単独行、その1、プロローグ
大学時代の一期後輩のYさんと7月のアルプスに登るようになって7年目になります。
7年目にもなると手馴れたもので、登る時期だけ大まかに決めて、後は行き先を二人で考えます。今年も早月尾根からの剱岳とか、大日~立山、針ノ木~蓮華岳など、いろいろコースを迷った挙句、新穂高から西鎌尾根経由で槍ヶ岳に登ろうと決まったのが7月20日のことでした。例年は7月中旬のまだ雪の多く残った時期に行ってるのですが、今年はYさんも私もその頃は忙しくて、7月26日から2泊3日という予定です。
ところが、24日になって、ぎっくり腰もどきになってしまい登れなくなったというメールが、Yさんから入りました。さあ困りました。スケジュール調整を済ませてしまったので、日程をずらすのも面倒だし、8月に入ると山小屋も混みそうです。おまけに天気予報を見てみると、7月の最終の週のお天気はいつの間にか曇りや雨がちの天気に変わっていました。
天気が良ければ、単独で行くのも良いかと思っていたのですが、雨の中を一人で歩くのはいくら私でも気が進みません。そこで、この時期に行くことのメリットを考えて見ました。
①天気が悪いということは暑さでばてることが少ない、
②入山する人が少なく、小屋が混まず、山も静か
24日の夜に最終的に単独で行くことを決めました。
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