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2005年4月

2005-04-08

里山は春爛漫

先日、デジカメのバッテリー切れで思うように画像が撮れなかったので、昨日も昼からお山。
市内の野草友裁ちのRさんとその友人のSさんの3人で。

登山口はとにかくスミレがいっぱい。
いつものナガバノタチツボスミレのほかにアリアケスミレ、ヒメスミレらしきスミレも。
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2日前に来たと言うのに、山はもう様相を変えていて、ミツバツツジも咲いている。それに山桜は早いのは7分咲きに。
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ケスハマソウの群生地では花が以前にもまして増えている。
Rさんに教わったが、ユキワリイチゲの葉っぱだと思っていたのはなんとイチリンソウだった。
なんてそそっかしい私。(^^;)
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Rさん、Sさんはヒトリシズカに大喜びで、夢中で撮影している。
それほど珍しい野草ではないと思うけど、この芽生えたばかりのは確かに可愛いね~。
Sさんは山の花の写真展に出展するそうで、特に念入りに撮影してらっしゃるようだ。
私はちょっと変わった咲き方をしているケスハマソウを中心に撮ってみた。
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お昼ご飯も忘れるほど撮影に熱中した後、2時を回っているのに気付き、遅いお昼。
それにしても気温が高めで、やはり汗がダラダラと流れる。
おなかもいっぱいになったところで、さて山頂に向けて出発。
先日見かけたバイカイカリソウが、なくなっている。道の横の目に付きやすい場所だったから、盗掘されたんだろうなぁ。
なんとも嫌な気持ちだ。

山頂ではシハイスミレとニオイタチツボスミレを見つけて撮影。
ニオイタチツボスミレは初めて名前と実物が一致した。花を近づけると、ほんとにいい香りがある。
ヒゴスミレの甘い香りとはまた違った香りだね。
タチツボスミレに比べて丸っこい花と濃い紫、それに香りが特徴なのだそう。
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下り道は一般道を3月末以来で通ったけど、全開は何も咲いていなかったのに、今回はフデリンドウ、ヒメハギ、ホタルカズラ、シュンラン、センボンヤリが咲いていた。
去年はセンボンヤリの可愛さに30分ほど座り込んで眺め入ったけど、今回はSさんが邯鄲の声を上げていたよ。
この花はほんとに可愛いよね。残念ながらデジカメのメモリー切れになったので、次回もう一度、イチリンソウとフデリンドウの盛りの頃に来なくてはね。
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2005-04-05

ヒトリシズカ

今日は幸い特にこれといった用もなかったので、再び近くの里山に一っ走りしてきた。
そろそろフデリンドウが咲いてるかな?と思ったからね。
お天気はとても良くて、川の堤防上の道を走っていると、遠くに徳島の矢筈山であろう雪山が見えている。
こんあにはっきりと見えるのは今の季節にしては珍しい。

子供のお昼ご飯は作ってきたけど、ご飯が足りなくなって私の分は途中のコンビニでおにぎりとお茶を調達した。
登山口には珍しく車が一台もとまってない。こんなお天気のいい日なのに、平日とはいえ、珍しい。
まずは咲き乱れるナガバノタチツボスミレの群生の中を登っていく。シロバナハンショウヅルもチエックするが、うちに植えてあるほうが少し早く咲きそうだね。去年見かけたホタルカズラはやはり咲いてない。伐採の際に踏み荒らされたのか、それとも単に時期が早いだけなのか。

先週ちょこっと来たときにはまだ咲いてなかった登山道わきの山桜がちらほら咲いてるよ。そういえば、来る途中もあちこちでソメイヨシノが咲いていたね。まったく、桜だけは気温に敏感だ。途中でいつもの樹林帯のコースに入る。10日ほど前にスハマソウの群生を見た場所
を思い出しながら歩く。その目印がちょっとうろ覚えだったけど、なんとか見つけることが出来たよ。
スハマソウ(正しくはケスハマソウ)の花は尾の前よりももっと増えていて、斜面の上のほうまで咲きあがっている。
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こんな花も咲いているよ。
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そして、驚いたことにヒトリシズカが咲いていた。ほかにたぶんホウチャクソウだろうか?まだ花が咲いてなくて、芽だしをしたばかりの株がいっぱい見える。なんてことだ。ここは山野草の宝庫だったんだよ。
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だけど残念なことにデジカメのバッテリーが・・。山に来てバッテリー切れは初めてだ。近くの山だと言うので、ちょっと油断したね。
仕方ない、また撮りなおしにくるとしよう。
それにしても、うちから近くのこの山がこんなに野草の宝庫とは知らなかった。恐るべし、里山。

それから先ではイカリソウを見つけた。イカリソウの葉っぱらしきものはいっぱい見かけたんだけど、花が咲いているのはこの株だけだね。
デジカメのバッテリーが完全にアウトなので、氏阿多なく携帯で撮るが画像がちと小さすぎた。わかるかなぁ?
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頂上までは後少し。暑いのでアセをダラダラ流しながら、辿り着いたら、素晴らしい展望が待ってたよ。

ピークでは小学生ぐらいの可愛い女の子とワンちゃんを連れた同じ年配の女性と知り合いになれた。
その人もここ10年近く四国の山を登っているそうで、クマガシソウやシコクイチゲの群生も見たそうだ。
ユキワリソウのことを訊かれたので、この人なら教えても大丈夫と判断して、教えて差し上げる。彼女もユキワリソウ(スハマソウ)の群生に大喜びだった。また、ヒトリシズカを見るのは初めてだとも。

下ってしまってから、今度是非一緒にどこかに上りましょうという話になり、お互いの携帯の番号とアドレスを交換して別れたよ。
山好きなもの同士は直ぐに仲良くなれるところが不思議だね。(^_^)
あ、そうそう、書き忘れたけど、ミツバツツジもそろそろ咲き始めそうだよ。それにフデリンドウはやっぱり蕾だったけれど、山頂ではシハイスミレが開花してた。
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うちに咲いてる花2

今日はぐんと暖かくなった。
そう思って、昨日までタートルネックのカシミアセーターを着ていたのを、綿の普通の合いのセーターに替えたのだった。
それでも畑に出てみると暑い暑い。

畑の花も鉢植えの花も今日は水が欲しそうにしている。
だけど、実際に水遣りしたのは鉢植えのものだけ。

チューリップ、ヨハンシュトラウスは早くも花が終りかけてきた。
そして昨日開きかけていたオーリキュラの花が開花したようだ。どうやらダブル咲きのように見える。
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そして、先日植え替えたばかりのオダマキがなにやら蕾がついてるなぁとは思っていたんだけど、どうやらクロバナオダマキらしい。
そういえば、2003年の6月頃に鉢花で購入したピンクのオダマキ(これは道の駅で、ギボウシと寄せ植えで300円だったものから採取)とみーこママさんからいただいた種を播いたのだった。なんとなくクロバナオダマキのことは記憶から飛んでたよ。それにしても、クロバナオダマキは他のオダマキより花期が早いらしい。クロバナオダマキはこれでブーママさんに苗をいただいたのと、HC購入のものと全部で3種類になった訳だ。
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去年、鉢で買い求めたタンチョウソウも何の手入れもしなかったのに、春になったら芽を出してくれて、綺麗に咲き始めた。
山野草ってむずかしいとばかり思っていたけど、こうやって新芽を毎日目にしていると、案外、園芸種よりも強いのかも知れないね~。
目からうろこだよ。

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2005-04-04

ハナビシソウ開花

昨日の夕方の雷雨の後、急激に冷え込んできたが、今日の昼間は青空が広がって爽やかだった。
こんな日でないと開かない花もたくさんあるよね。ハナビシソウもその一つ。
最近ではカリフォルニアポピーの呼び名のほうが一般的かも知れないけど、私の子供時代からある花だから、私は今でもハナビシソウと呼んでしまう。漢字で書くと花菱草。そういえば開いた形がひし形をしているかなぁ。
某掲示板にも書いたけど、子どもの頃から花が好きだったので、小学校の頃花壇に植わっていた花たちは立て札を見て名前を覚えたっけ。ルピナスは今ではルピナスと呼んでいるが昔は「のぼりふじ」。パンジーも「三色スミレ」と呼ばれていたような記憶がある。
花の名前も素朴だが、咲いている花も今みたいに改良されてない素朴な花を咲かせていたものだ。
そして、今日開花したこのハナビシソウは昔から良く見かけるものだ。うちではたぶん10年以上前から畑にこぼれ種でいついている。
ヤグルマソウやカモミール、スイートアリッサムとともにうちの畑の古株である。
この前からもう開花死しても良さそうなのになぜ?と思ってみてみると葉っぱが蕾に絡み付いて開けなかったようで、葉っぱをどけてやるとすぐに開いた。今年はあまり大株でもないけど、2,3年前には100個ほど花を咲かせた見事な株になったこともあるよ。
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中庭には2,3日前からフリチラリア・ミハイロフスキーが咲いている。年末に半額処分になっていた球根から選んだもので、ちょっと地味っぽいけど、購入してみた。これもあっという間に葉っぱを出して、何時の間にか茎が伸びていて蕾をつけていた。蕾はバイモの仲間らしくうなだれているが、急角度で折れ曲がっているので、最初は茎が折れてしまったと心配してしまった。
咲いていてもなかなか気付かないほど地味だけど、最近地味好みの私は妙にこの花が気に入っている。
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畑の陽光桜は青空をバックにこんな鮮やかな色で咲き誇っているよ。
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2005-04-03

うちに咲いている花

ここのところ、毎日のように開花ラッシュなので、画像を取るのが忙しくて嬉しい悲鳴だよ~。
今日は夕方、少しだけ植え替えと種まきをしたけれど、山にも行きたいし、用事はあるし、ぁ~、この季節はまったく体が二つ欲しいなぁ。

庭の様子をちょっとご紹介します。

まずは畑の花たち。もう土が見えないほど、ビオラとパンジーが咲いてます。
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こちらはパンジー、アプリコットシェード。これも今年は上出来かな~?

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パンジーと同じ列を反対側から眺めるとこんな風にヘリオフィラとストックが見えます。
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お城でお花見

先週初めに高校時代の友達からメールが来て、仲間の一人が私の住む市のお城まで来るという。
たぶんお花見で来るのだろうけど、いい機会だから集まろうと言うことになった。幸い、予定もなかったので、OKの返事をしておいた。

11時前に仲間の一人からもうお城にいるというメールが入ったので、出かける用意をして出発。といってもお城までは車でたった5分だよ。花見客のために市が無料の駐車場を用意してくれていて、すぐに入れた。というのも、桜はまだほとんど開花してないし、お天気も朝方はすっきりしなかったので、お花見しようと言う人も少ないんだろうな。私は真っ赤な軽の車なので、友達はすぐに私のことを見つけてくれたよ。二人で城内に向かった。上天気というわけでもないけど、まずまずのお天気。携帯で連絡をして、もう一人の友達がいる場所に向かう。田舎の人は最近は皆、携帯を持っているので、こういうときはまことに便利だ。
もう一人の友人とは夏に会って以来だろうか?彼女はご主人そして息子さん夫婦とともに、結婚以来、専業農家を営んでいる。ずっと以前はハウスでメロン栽培をしていたが、花卉栽培に変わってからでももう20年以上になるだろう。ほんとはもう一人の仲間も呼んでいたんだけど、彼女は先約があったらしいよ。
桜はまだちらほらとしか咲いていないけど、ずいぶん暖かいので、眺めているうちに蕾がほころんでいくのがわかるような気さえする。
いや、実際、来た時よりも帰るときにはたくさん咲いていたようだけどね。
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その花作りのプロである友人は某団体の中核的な存在で、ママさんバレーもバリバリとこなしているけど、今は一線は退いて監督的な立場らしい。もう一人の友もやはりママさんバレーで頑張っている。二人とも中学以来バレー一筋と言うから、高校のときだけやっていた私とは違って筋金入りだね。私たちのバレー部は同じ学年にちょうど6人いて、その学年でチームを組んでいたから、つらくとも苦しくともやめる訳にはいかなかった。この頃の出来事や思い出を書くと、ノート一冊ぐらいになりそうなのでやめとく。まぁ、あとちょっとで四国大会に出られると言うところまではいったよ。
彼女が配ってくれたお弁当とビールを美味しくいただいて、その後は腹ごなしに久しぶりに天守閣まで登ることに。
城山のてっぺんまで登ると、涼しい風がさーっと渡ってまことに気持ちがいい。この前まで寒い寒いといっていたのが嘘のようだね。
展望は春霞のために絶好とは言いがたいがそれでも鳥坂峠や大麻山も見えるよ。
下りは別の道を下ってみた。よく咲いた桜があったので、ちょっと仲間のスナップ写真なんぞもね。
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下に下りてみると石垣の隙間から可愛いスミレが顔を覗かせていたよ。

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帰りは例のごとく、我が家に立ち寄ってもらい、ビオラやバージニアストックを畑から掘り上げてもってかえってもらったよ。

2005-04-02

まだまだユキワリイチゲ

今日はお天気がよければ、近くの山に登ってフデリンドウを見てこようと思っていたけど、朝から薄曇だよ。
フデリンドウは晴天でないと花を開かないのでまたの機会にして、今日は娘の運転の練習のつもりで、山里まで遠出した。
市内から半分ちょっとは娘に運転してもらったが、カーブのハンドル捌きがあまり得意ではないようで、助手席に乗っている私はちょっとひやひやだった。

曇ってはいてもさすがに4月、路面温度は山里でも17℃もあるよ。窓を閉め切ってくいると少し汗ばむほど。
40分ほどで目指す場所に着いた。川に沿って歩くと、3月20日ごろはまだまだ少ししか咲いてなかったヒメオドリコソウが群生している。
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そして、道端にはスミレ・マンジュリカの濃い紫色の花が見える。今年初めての出会いかな?
いつもたくさん咲いている場所も途中でチエックしたんだけど、まだ咲いてなかったと言うのに、こんなところで咲いているんだね。
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この前ユキワリイチゲが自生した場所に着いたら、まず、アワコバイモを探す。あったあった、だけど、もう花の時期が終わりかけているようで結実している。ユキワリイチゲももう終わりかけの場所もあったけど、場所によってはまだまだ見ごろの花もあるね。
よ~く探したらアワコバイモはほんとにユキワリイチゲが咲いている場所と同じ場所に咲いている。ただ花の色が地味で普通の人は見落とすに違いない。
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この前来たのはわずか10日ほど前だけど、今日は川のほとりに出ても風を冷たく感じることもない。
どうやら、この山里にもようやく春が訪れたようだね。

2005-04-01

いよいよ続々と・・

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ここ3日ほど暖かい日が続いた。ようやく春本番という気がするね。

毎日、眺めてはまだかまだかと待っていた陽光桜が、今朝、いちばん花を咲かせた。
やった~。去年の開花はたぶん20日過ぎぐらいだから、今年は10日近くずれ込んだことになる。
畑では他にもフェリシアが開花したよ。庭ではクリスマスローズのエリックスミシーが開いた。
そして開花以上のラッシュが芽だしと蕾のラッシュ。ユキモチソウの芽出しは嬉しかったな~。
それにファセリアやミヤコワスレ、今年初めて植えたフリチラリア・ミハイロフスキーやインペリアルマキシマなども蕾が見える。
シコクカッコソウも小さいけど蕾確認だよ。

午後からは買い物を兼ねて少しドライブしてみたら、麦畑ではもう麦の穂が上がってる!!
そして住宅街のシデコブシや白モクレンが満開だ~。
高速の法面に植えられているレンギョウやユキヤナギも咲き始めてる。
あ~、毎年のことだけど、心うきうきとする春本番だよ。

ヒゴスミレ咲き分けの顛末

たった10日ほど前にいちばん花が咲いたヒゴスミレ、今日見てみると満開だった。
実はこのヒゴスミレの鉢の中に、2日ほど前、赤紫(濃ピンクといっていいかも)の花が咲きそうなことに気付いた。
一つの株から、丁度同じ草丈の白と紅の花が仲良く咲いている。これはスミレが咲き分けしたんだと思って、あちこちの掲示板に貼らせてもらった。(そそっかしい私)これがその画像。
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ところが、某掲示板にはスミレ同好会に属されている野草愛好家の方がいらっしゃって「これは珍しいのでスミレ同好会のもっと詳しい方に訊いて置きます」とのこと。夜遅く、仕事から帰ってきてこのレスを読んで、即、庭のヒゴスミレの鉢を取ってきたよ。勿論、もっと観察しようと思ってね。ところが、室内に持ち込んで観察したら、どうやら同じ根元から出てると思っていた色違いのスミレは実はくっついているけど、違う株から咲いているらしいことに気付いた。
これがその画像。
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紅花のほうの葉は3裂で白花のほうは5裂。ネットでいろいろと調べると、どうやらヒゴスミレは5裂でナンザンスミレの系統が3裂らしい。
そこでよくよく購入したときのことを思い出したら、あれは叔母の家の近所の園芸店でスミレのポットを買ったんだけど、ポットの中にこぼれ種荒野発芽がいっぱいあって、お買い得と思って購入したのだった。
どうやら、そのこぼれ種の中にこの紅色のスミレの種が混じっていたと見える。
種明かししてみたら「な~~んだ」だったけど、それにしてもこの色違いのスミレ、紅白でお目でたく、見ていてもほのぼのとするような組み合わせ。難しいことは抜きにしても、純粋に見て楽しむ分には、ほんとに綺麗だね~。
そして、加納様始め、いろいろと教えて下さった山野草の達人の皆様には感謝である。

因みに紅色のスミレはベニツルスミレであろうとのことです。

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