女4人で西赤石山へ、その4
銅山越えで登山道を右に折れる。そのまま下ると銅山峰ヒュッテがあるようだが、私はそちら方面はまだ歩いた事がない。稜線に出てしばらくは樹林帯の中のほぼ平坦な道を歩く。
地図を見る限り、ここからはそれほどきつい登りもなさそうだ。
銅山越えで登山道を右に折れる。そのまま下ると銅山峰ヒュッテがあるようだが、私はそちら方面はまだ歩いた事がない。稜線に出てしばらくは樹林帯の中のほぼ平坦な道を歩く。
地図を見る限り、ここからはそれほどきつい登りもなさそうだ。
ダイアモンド水を後にして歩き始めると、山道は小さな橋を渡って再び沢の左岸に出る。
女性2人組みのパーティーが私たちの前を歩いていたが、「お先にどうぞ」と言われ、失礼して先に行かせてもらう。
Rさんがギンランを見つけた。この山では二年前にもギンランやイチヤクソウを見ているので、多分咲いているだろうとは思ったが、思いのほか早く見られた。
早速撮影するが樹林の下なのでピンボケ。しばらく行ってまた同じ沢を右岸に。
以前から6月初めの西赤石山には是非登ってみたいと思っていた。
02年6月下旬には銅山越えまで、03年6月下旬には西赤石ピークまでほんの40分というところまで行った。どちらも当時小学生だった末っ子と一緒で、「もうこれ以上は歩かない」と言われ、ピークを踏むのを断念したのだった。その後、さすがに末っ子はついてこなくなった。代って、高校時代の友人に「ツガザクラの花を見に連れて行って欲しい」と言われたのがもう2年程前の話だ。去年もほぼ日程まで組んであったのに、急なアクシデントがあって直前で取りやめた。
そんな訳で、西赤石山ピークを踏むことと、ツガザクラの花を見ることは私にとってはかねてからの願いだった。今年登るとすれば6月上旬だ。私のスケジュールと友人のスケジュール調整をして、天気予報と睨み合わせたら、6月5日決行ということになった。急遽、話を持ちかけた野草仲間のRさん、それに3年程前に剣山などに一緒に登っていたKさんも参加することになった。結局、女4人で登ることに決定したのが前日4日の午前中だった。
5月、6月にかけてはウツギの季節である。
山に行くと、まずツクバネウツギやマルバウツギなどが咲き始め、続いてコガクウツギ、ヤブウツギ、タニウツギなどが咲く。
山を歩いていてごくたまにバイカウツギを見ると嬉しくなる。
ウツギと名のつく花の中では一番綺麗だと思う。それに香りもことのほか良くて、良いこと尽くめの花だ。
筒上山のピークは風を遮るものがなく吹きっさらしなので、少し濡れた体には寒い。
祠の周囲の低い石垣の陰でで風を避けて休憩を入れる。さっきからちょとちょことおむすびを齧ったりチョコレートを齧ったりしている。ハードな歩きだから、時々エネルギー補給しないと歩けない。それに一度にたくさん食べると後が苦しいので、少ずつ食べるほうが正解のようだ。S君が、下りはどちらのルートを取ろうか?と言う。筒上から丸滝小屋までの下りには稜腺をそのまま下るコースと、一旦、南に戻ってピーク東側を巻いている巻き道経由の2つのコースがあるのだ。巻き道のほうは樹林帯の道らしい。時期にはキレンゲショウマが咲くようだ。Tさんも私もS君に任せるということに。
結局、稜腺伝いに下山することになった。
そして、そのコースは大正解だったのだ。
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